実演鑑賞
満足度★★★★
コメディの王道というか定番のような物語で面白い。描き方としては序盤から中盤まで誤解・勘違いといったドタバタ騒動で笑いを誘い、後半からラストにかけて滋味溢れる展開で心を揺さぶる。その感情の操りが実に上手い。ただ ダジャレのような言葉遊びと少し強引と思えたところが気になるが…。
タイトルから何となく分かるが、クリスマスと結婚式を掛け合わせ、劇団名にちなんだエンタメとパラダイスのように楽しく優しく観せる といった印象だ。少しネタバレするが、子供に関わる話になったところから俄然 面白くなる。夫婦にとって子は鎹にならない。その存在は助にもなれば嫌にもなる。まさに夫婦にとっての腱なのである。
チラシにある「教会でゴージャスな結婚式をするはずが、なぜか式場が…」、この場所の設定が妙。劇場に入っても幕で隠されており、どのような場所(舞台美術)なのか興味を惹く。そして明転してアッと驚くというか唖然とさせられる。まさに日本語と英語のコラボのような語感/語呂に唸ってしまう可笑しさ。その場所で 登場する人物達が抱えた事情などの絡み合いが次々と…。ぜひ劇場で。
(上演時間2時間15分 休憩なし) 11.24追記
2024/11/28 04:15
沢山コメントありがとうございます。新人メンバーを抱え、必死で怒涛の稽古でした。
今回は、コーパス・クリスティ祝祭劇タッチで、お贈りしようと考えておりましたので、
キャラクターもカリカチュアしました。その強さが、人によっては好みが別れるかな?と心配していたのですが、皆さん喜んでくださっているのが、客席から伝わってきまして、ホッと致しました。次回はどんな趣向でお届けしましょうかねぇ〜喜劇という縛りで30年以上やってきて、本当に毎回苦しんでおります。笑
頑張りますので、今後とも追いかけてやってください。