満足度★★★
ピーター・ブルックの舞台を見たっ。
舞台にひきつけられたか、興味を持って見続けたか、十分な感動を得たか。といわれるとそうではない。
まぁ、普通に演劇鑑賞をたのしんだ。というところかな。ピーター・ブルックの舞台を見たっ。というところだよね。
気軽なオペラは、ほんとそのとおりだなぁと思った。
満足度★★★
気軽に楽しめるオペラ
セットは竹の棒がいくつもあるだけ。
シンプルなセットを組み替えながら場面はいくつもに変わる。
出演者の数もシンプルに、話もシンプルに?
笑いどころもしっかりあり、「オペラって難しいんじゃないの?」と思っている初心者も楽しめたのではないかと思う。
何も考えず、登場人物たちの生き方に身を委ねるだけでいい。
登場人物たちの行動原理に不明な点はいくつかあったが、それも考える必要はないと思えてくる。
満足度★★★★★
ブルック版「魔笛」を堪能
スッキリした中にズシーンと来るものもあるという、出色の舞台。老境のピーター・ブルックの、削り上げられ静謐なまでに磨き上げられた舞台を堪能した。
1973年に日生劇場でピーター・ブルック演出の「真夏の夜の夢」を観てからほぼ40年後に、それと対極にあるようなこの舞台を九州で観られたことは、ほんとに幸せだ。
詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」に書いています。
http://f-e-now.ciao.jp/20120401.html
満足度★★★★
身近なオペラ
思ったよりもフレンドリーな感じな演劇(オペラなの?)で
楽しく見れた、小難しかったらどうしよーと思っていたので。
パパゲーノはほんとに楽しかった。
ピーターブルックが親の年代というのに驚く。
心地よいドイツ語にうとうとしてしまったのが不覚。
満足度★★★★
オカンの呪縛。
派手な装飾が排除されたことで、夜の女王にパワーが無い。
その普通さがしみじみと
ああ。母親ってこうやって娘に自分の価値観という呪いをかけるよねぇ。
って思えて、とっても面白かった。
あちこちで、いっぱい笑いました。
パパゲーノは最後、死ぬって思い込んでたからハッピーで安心した。
なぜに死ぬと思い込んでいたのだろう。
なぞだ。
満足度★★★★
ぱぱぱぱぱぱぱぱ、ぱぱげーの
誤解を招くことを承知の上で、あえて書くなら、ピーター・ブルックには、アマデウス・モーツァルトが全く分かっていない。
しかし、モーツァルトが皆目分からないと知っているのは、他ならぬブルック自身なのである。彼の非凡は、まさしく「無知の知」によって支えられている。
ブルックが『魔笛』の演出に当たって、確信していたのは、「理解不能でも、面白いものは面白いのだ」というこの一点にあって、だからこそ、オリジナルの『魔笛』を自由に解体し、他作品からの引用も行い、再構築することが出来たのだ。
言い換えるなら、オリジナルの持つ「強さ」を信頼しているからこそ、ちょっとやそっとの改作で、モーツァルトの面白さが損なわれるはずがないという「敬意」の表れである。
そのおかげで、今回の『魔笛』は実に軽妙である。軽妙であるがゆえに、かえって観客はそこに何かの「意味」を深読みしたがるものだろうが、そういう客をこそ、ブルックは「退廃観客」と呼んで嫌悪していた。難しく考えることはない。パパゲーノとパパゲーナが「ぱぱぱぱ」と愛の交歓をし合っているのを聞いて、そこに何かコリクツをひねくり出そうとしたところで無駄だろう。われわれはそこで大笑いしておればよいのである。