白夜王アムンゼン【観客動員数1000人突破!】 公演情報 白夜王アムンゼン【観客動員数1000人突破!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★

    スケールや世界観は良かったが…
    作品としてはなかなか楽しめたのだが、
    なんだか自分にはもうひとつもの足りない感じでした。
    今思えば各キャラクターの掘り下げ方に
    もうひと踏ん張りして欲しかったのと、
    ホッケーなどの殺陣に期待していたわりに
    そこまで迫力を見いだせなかった感じです。
    ペンギンは可愛くて良かったです◎
    毎回の作品の目の付けどころには
    興味をそそられる劇団なので
    また機会のある時には観に行きたいと思います。

  • 満足度★★★★

    次回も観たくなった
    バッコスの祭の公演は2回目、ギリギリ千秋楽になったのはタイトルのイメージでお堅い史実モノに思えたからちょっと敬遠しようかと思ったためです。

    しかしながら、観てよかった、かなり楽しませてもらった。イメージとちがったからよけいに面白く思えたのかもしれないが・・・

  • 凜とした空気感。
    氷雪の世界を感じさせたし、観劇後に劇場を出た時の寒さと余韻がちょうどマッチ。登場人物の背負ったカルマが滲むここ最近の作風とはまた違った爽やかさからの清涼感がありました。

    ネタバレBOX

    もしや「南極物語」を見ているか否かで補完・助長される部分もあったのかも、とも。単独で観て意味が通じないところはありませんでしたが、予備知識や予備感覚のオプション的な意味で。
    劇中、南極の厳しさに関してはそこまで強く感じず。恋愛要素をもっと効かす為にも、取り巻く環境は更に過酷にしても良かったかも。追い込まれて最後に何を大事にするか。いわゆる高い障害ほど燃え上がる的な。序盤の時点で二人にもっと絶対的な隔たりを用意して越えた先で結ばれるっていう、物語としてはマニュアル通りすぎる流れにはなるけど。日常の環境と異なる南極が舞台なら今回以上に過度なデフォルメやファンタジーを盛り込んでも、主線さえストレートならちゃんと回収出来たと思う。個人的には物足りなさがある訳でもなく楽しませてもらった上で、「作品内でもっと遊んだりおちょくっても大丈夫じゃない?」って印象。真摯な団体だからこそ、舞台上ではまだまだ暴れて欲しい。
  • ”初観劇”
    初見の劇団でしたが、”オリジナリティ”、”マイノリティ”な作風を勝手にイメージしてしまっていたので、観た感想としては、正直だいぶイメージしていたものと違うなぁという印象を受けた。

    良くも悪くも万人受けする王道的な内容ではあるけど、そのぶん劇団としての”個性”があまり感じられなかったように思う。
    あくまでも個人的に受けた印象で、きっと少数意見なんだと思うし、作品としてのクオリティは高かったと思う。

    むしろ、こういう大きな劇場での公演に、良い意味での”マイナー”さを求める方に無理があるのかもしれないけど‥。

  • 満足度★★★

    楽しくはあったものの・・・
    ストーリーは面白いし,この手のものは嫌いではないし,楽しくはあったものの,いまいち最終的に伝わるものは少なかった。役者さんも下手ではないし,一所懸命だし,効果音などのいいし,特に否定的なものはないのに。やはり,恋愛ものなのか,ファンタジーなのか,それともコメディタッチのものなのか,ぼやけてしまったのが原因なのであろう。もう少しで満足感が得られたのにといったもどかしさ。次回作に期待しよう。

  • 満足度★★★

    今回は
    はじめてBIG TREE THEATERで観劇。
    席の勾配が急で、後ろの席に座った人のことを考えなくても良いので見やすかった。
    内容は序盤はちょっと平板で、入り込めなかったが、
    終盤はいつもの勢いでグッと持って行かれたなーという感じ。

    展開や演出にユニークさを感じ、
    いつも通りクライマックスの迫力は素晴らしかった。
    ただ、初日だからか、どこか役者のぎこちなさも見えた気がする。

    ネタバレBOX

    初日だからということもあるかもしれないが、個人的な印象では、今回は今一歩だった。
    この劇団が好きだからこそ、思うことをすごく正直に書かせていただくと、
    序盤30分程度、葛藤がなくて上に書いたようにやはり平板な印象だった。
    もっと殺陣ややりとりがショーのように、連携が昇華されていればノって見られたのかも。
    どうも舞台が広すぎるように思えた。どうしても過去の公演と比べてしまうのだけど
    「センの風とムラサキの陽」では凝縮した空間と集中力を見せてくれて、
    それはとても素晴らしかったのだけど、それに比べると今回は散漫に感じた。

    動物が喋る、明確な意思を持つ、などのファンタジー要素を入れるのなら
    話の流れももっと大胆に変えてしまっても良かった気がする。
    ライバルとの関係、政治や権力者との関係が伝わりにくく、
    キャラクターの行動の必然性が薄いような気がしてしまう。
    また、恋愛に重きを置いた結果だと思うのだけど、南極の厳しさがいまひとつ伝わらなくて
    自分にとってはそれが序盤で入り込めない理由でもある。最後の吹雪の音響は
    自然の恐れを感じさせる迫力があったけど、序盤でも使ったら良いのではと思った。

    命のやりとりを目的とした生きざまを描くような、
    ぎりぎりの極限状態や、追い詰められた役の物語での葛藤の描き方は
    いつも迫力があり、それは劇団の優れた持ち味だと思うのだけど、
    今回は話が平和なエピソードが多く、その分進行も平和だった感じがする。
    誰にでも受け入れられる王道の作りなので、その分
    無意識に劇団四季など老舗の劇団の完成度と比べてしまうのかもしれない。
    しかし、立ち返ればなんだかんだ言っても値段は相対的に見て2800円はお手頃。
    また、常に新しいモノに真剣に挑んでいる姿は素晴らしいと思います。
    自分のところを棚にあげての投稿、失礼いたしました。
    これからも応援しています。

  • 総論賛成各論反対?
    少年ジャンプのノリにも通ずるファンタジー気味な冒険譚であるストーリー自体は悪くないし、犬やペンギンの擬人化(←当日パンフでワカるのでネタバレではないと判断)はむしろ楽しくて好きである。
    がしかし、当日パンフで「史実とは異なる設定があります」と断っていてもここまで荒唐無稽なハナシの主人公にロアール・アムンゼンを名乗らせるのはいかがなものか?
    まぁ、平井太郎が活躍してしまうような(笑)芝居もあるのでそこは譲るとしても、遭難死した(←これも当日パンフでワカる)先代隊長の名前を「フリジョフ・ナンセン」にすべきではないと考える。悪質な妨害(詳細はネタバレにつき略)をする英国隊の隊長がスコットではないのだから。
    さらに、アムンゼン達の支援者である裕福な婦人が「ヤバい」なんて口走るのはそれこそヤバいだろう。
    ついでに言えば英国隊の隊長が口にする「とんでもありません」は間違った丁寧語とされており、モノ書きには使って欲しくないなぁ。
    かくて評価悩んだ結果は「評価不能」。決して「星無し」ではない。
    蛇足ながら『白夜王アムンゼン』というタイトルなら「史実に基づいたフィクション」の域にとどめるべきで、この内容なら主人公の名前(やタイトル)を「アムンドン」「トムンゼン」など似て非なるものにすべきだったのではあるまいか?(余計な世話だ)

  • 満足度★★★

    もう一皮の脱皮を期待
    南極を舞台にした物語をシアターグリーンのBTTで描くと聞いてなによりまず期待したのは、やはり南極という世界の、舞台での見せ方だ。…う~ん、感想としてはもうちょっとそこ力を入れて欲しかったなあ、と思う。あらすじにあるような「蛮勇を振るうブリザード、太陽の昇らない長い冬」は正直全くという程感じられなかった。そして「恋愛」。恋愛モノっていうからにはな~、もうちょっとドキドキさせてよ(笑)。気持ちが揺れ動く瞬間のようなモノがほとんど感じられず、恋愛がただの「設定」のようにも感じてしまった。ここ最近のバッコスさんは、良い言い方をすれば安定、悪い言い方をすれば停滞しているように感じる(…関係者の方々、ごめんなさい)。数年前の方が見る度に、確実に団体としての成長を感じた。役者さんの表現方法や劇中のポジショニングなどもお決まりになってしまっているように感じるのは僕だけだろうか?「おお!この劇団スゲェ伸びてる!」と感じさせてくれた頃の勢いを再び、勝手ながら期待いたします。

  • 満足度★★★★

    初見
    最後には「究極の恋愛活劇」らしくなってきたけど、最初はそれほど入り込めなかった。ちょっとコメディなんだか、ファンタジーなんだか、わかりにくかったので。ペンギンの設定はアクセントとして生きていた。あれがなかったら、もっとつまらないものになっていたとおもう。

  • 満足度★★★★★

    白夜女王
    つい先日テレビで『南極物語』をやっていたので、タイムリーな上演でした。
    チャラいシーンも多かったけど、なかなか熱いラブストーリー。

    ネタバレBOX

    リアリティの追及には限界があるので、それならば史実を曲げて話を面白くしちゃえ、チャラいシーンも入れて客席を笑わせちゃえという、開き直りとサービス精神が効を奏していたと思います。史実を曲げた分については終演後に配布された解説にしっかり書いてあるという、丁寧なフォローも良かったです。
  • 満足度★★★★★

    無題271(12-024)
    19:00の回、18:20会場着、受付は始まっていてすぐ中へ、なぜか3階まで上がって客席を前の方まで下ります、舞台が高いので2列目、舞台には、4つの箱、5本の(布の)柱、奥は薄緑、柱はこれも薄い紫、静かに音楽が流れています。バッコスの祭り4作目(メゾン・ド・ウィリアムから)、さらに本作では竹内さんが客演(「other side」からで、GEKIBAの「シトラスちゃん」を含め、こちらも4作目)、川崎には行けなかったので、昨年の6月以来、久しぶりやっとでしたので、終演後ちょっとだけ声をかけさせていただいた。舞台はオーロラが輝いているかのような静謐な佇まい、聞こえてくる音楽も小さな音で、場内を歩く足音、小声での会話のほうが大きく聞こえてくるほど、どことなく「タイタニック」で聞いたような音色、18:51前説、19:04開演~20:46終演、役者のみなさん1階に、前作(@大塚)のDVDと今回の台本を買いました。

    ネタバレBOX

    始まってすぐ、いまさらながら、自分はこの劇団が好きなんだなと(なぜかしら)自覚。ですので☆5は完璧にファン意識。当パンに演出上の注意点があるので事前のご確認を。お話はフィクションを含み(終演後に配布される「作品解説」参照)、殺陣や言葉のやりとり、布の柱が氷柱になったりクレバスになったり、照明も照度や色合いを変えつつお話全体を支えています。氷の世界、というと「彼方へ(SCREAM OF STONE '91年)」や「アイガー北壁(NORDWAND '08年)」がありました、みていて寒さが伝わってくる映画でしたが、今回、場内、実際に寒くなかったでしょうか?
    「救う」…物語の定番、でもそうじゃなきゃね、と納得。ノルウェーの国旗、デンマークの「赤地に白十字」に重ねられた「青十字」は海だそうです、先日、大規模なオーロラ(緑色に輝く夜空)が観測されたというニュースがありましたね。
    「魅せられて、南極-初の女性観測隊奮闘記」(森永由紀著)を読んだのはずっと前、小松さんの「復活の日」も南極でした。
  • 満足度★★★

    死の世界で生きて
    チケットプレゼントにて鑑賞。いろいろと観やすい配慮がされていて、紆余曲折のある退屈のしない舞台。ただ、もっと純愛に走ってもよいかなと。

    稲垣佳奈美の存在がどこか癒される。辻明佳のハツラツとした演技が見てて心地よい。男優では上田直樹が良かった。

    ネタバレBOX

    南極点を目指すフリジョフ(上田)率いるノルウェー隊は、フリジョフが帰らぬ人となり探検を断念。未亡人となったクリス(金子)に想いを寄せるロアール(丹羽)は、再度南極点を目指す。フリジョフの遺品の時計から南極点への道筋をつけた一行だが、メンバーのアマレットがフリジョフを毒殺した本人であり、ライバルのイギリス隊側の人間とわかる。一方のイギリス隊は、以前の探検で南極に残してきたそり犬・アポロ(森山)の復讐にあう。ロアールがアポロとの闘いに勝利し、南極点にはノルウェーの旗が翻るも…。
    「恋愛活劇」と掲げるだけあって、アイスホッケーのスティックでの殺陣が随所にあって、めまぐるしい動きが楽しい。ただ、恋愛の箇所がちょっとパッとしない印象。ロアールの一途な人柄はもっとデフォルメしてもよいかな。客が笑っちゃうくらいに。クリスは、フリジョフとの再会シーンやラストのクレバスでの告白シーンが良いのだけど、ロアールの愛を受け入れる描写をじっくりやってほしかった。
    総じてストーリー自体は良い。純愛ものではあるけど、くさいセリフが自然に胸に入ってくるような感覚が得られなかったのは残念。自分が純愛ものが苦手なだけなのかもしれないけど。

    なにげに、ローザ(田仲ぽっぽ)とモルト(竹内もみ)のどこかズレた感が好き。

このページのQRコードです。

拡大