犬笛 公演情報 犬笛」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
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  • 満足度★★★

    盛り込みすぎ
    客席は満席。これは劇団にとってとっても嬉しいに違いない。しかし本日の客席誘導はしごく丁寧だったものの、通路をたった一人の客の為に塞いでしまったのは、やはりマズイ。観客だって生ものなのだ。急に気分が悪くなったり貧血になる場合もあるのだ。そんな時、通路を塞いでしまったらそういった緊急時にどうするんだろ?と老婆心ながら思う。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/

    そして芝居が終わった時点で、案の定、スタッフは通路に置いたこの椅子と観客のことをすっかり忘れてしまった為、観客が自ら、後ろからせかされるように片付けていた。どうなってるんだ、ここの劇団は?!

    そして肝心の芝居。前半は「本能寺の変」を題材に描き、後半は新撰組を軸に描いていた。2時間の公演で、これらを描写するには、いささか盛り込み過ぎの感があり、だーーー!!と疾走的に解説を交えながら展開していた。

    また戦国時代を生き抜いた武将たちを演じるには役者が若く、重厚味に欠けていたことと、割にコミカルな描写もあって、それが軽薄に感じて、キャラ立ちにも違和感があった。それでも主役の斎名高志がそれなりのキャラクターで見せ場をしっかりと演じきっていたのはアッパレ!

    また、折角の格闘シーン、チャンバラがあまりにもヘタ。これは今後の課題だと感じる。やはり戦国時代や新撰組を描くならチャンバラを練習してよと言いたい。更に「本能寺の変」や「新撰組」を現代の学校での勉強シーンと交差させて教育実習で未来の教師が教える場面もあり、舞台は劇中劇の三重構造になっており、その為、本来のじっくり魅せる演劇が薄くなってしまった感は否めない。

    コミカルな部分を押さえ、重厚な演技力で押し出したほうが良かった気がするがいかがだろうか?それでも終盤ではホロリ・・とさせられた。
  • 満足度★★★

    ぎゅうぎゅう
    客席もぎゅうぎゅう。
    舞台上もぎゅうぎゅう。

    残念ながら、良くない意味で。

    もうちょっと中身をすっきりさせて、芝居の密度を上げて欲しい。

  • 満足度★★★

    なんとなくだが・・
    2009年「本能寺異聞」と2010年「新撰組~幕末鎮魂歌~」を合わせた総括的な舞台だったように感じた。2時間の公演時間でこれら2つを描写するのは劇団としては意欲作だとは思うが、観客からみればやはり詰め込み過ぎで練りが浅いと感じる。大まかな時代の流れを年表通りに表現したような舞台だった。次回はもっと掘り下げた舞台が観たい。

  • 満足度★★★★

    歴史を貫く意志
    というものの存在をうまく表現できていて、相変わらず熱く、楽しめる舞台でした。台詞が甘く噛みも多いが、この劇団の特徴で、だんだん気にならなくなってくる。脚本がいいのでしょうね、最後はきっちりと感動させてくれます。それにしても、「花は桜木、人は武士」と云われた江戸時代、最後まで武士としての美学を貫いたのは農民出身の近藤勇や土方歳三だったのは、歴史の皮肉と言うものでしょうか。だからこそ新撰組は今でも人気があるのでしょうね。「犬笛」という演題も面白い。聞こえる人にしか聞こえない、歴史に流れる潮流のことか、あるいは歴史を動かす人間を呼ぶ笛か。気になったのは女性の衣装。戦国時代からいきなり現代風のお太鼓だったのにはびっくりしました。これはちょっと・・・・。いつの時代の話なんだろうと考えてしまった。しかし、いつもながら放出される熱量の多さに☆ひとつおまけ。観客の多さにも驚きました。

  • 満足度★★★

    時代を超えた、自分を生きる男
    織田信長の魂は土方歳三に繋がっていた。そして現代にも。
    とても興味深いストーリーです。

    ネタバレBOX

    教育実習中の社会科教師が、授業で織田信長と土方歳三にまつわる話を説明する形でストーリーは進んでいきます。歴史の好きな先生は生徒たちに熱く語ります。自分を生きる男たちは、皆の前に立つ真のリーダーでありました。
    そして実は織田の魂が土方に繋がり、さらに自分の父親に繋がっていたのでした。

    社会人劇団であり、本業の合間に練習されたことを考えると皆さんに拍手を送りたいです。(私も仕事をしながらやってみたいと思いましたが、始めるにはいささか年を取りすぎています。)

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