満足度★★★★★
甘くはなかった切ない物語
笑えるシーンをところどころにまぶしながらも、病的な緊張感にあふれており、誰もが多かれ少なかれ抱えている心の古傷を思い出させてくれるヒューマニズムにあふれた作品でした。喜劇では既に定評がありますが、人の心の暗部を映し出す鏡みたいなシリアス度の高い作品もいいですね。表現の幅とファン層が広がったと思います。
でも、次は全員が汗びっしょりかきながらガンガン笑わせる作品を見たいです。
満足度★★★★★
ピクルス!!!!
ご挨拶にも書いてあったように、今回のバンビさんはいつものバンビさんと少し違う感じがしました。
バンビさんはいつも面白くてよく笑わせていただいているのですが、今回のピクルスも私は好きです!!!
次回も楽しみです(>v<)♪
満足度★★★★★
とてもよかった!
重いテーマが軸にあるのに、個性的で面白いキャラクターの人たちが出てきて、テンポのよいコメディで見せてくれました。でも、笑って観ていながらもずっと胃のあたりがチクチク、ラストシーンに胸が詰まり、観終わってから今も余韻を引きずり、ずっと考えています。
満足度★★★★★
.笑いの先があるコメディ
勘所ではしっかりと笑いを取りつつ、
笑いだけに塗りこめられることのない、
深さをしっかりと持った作品でした。
一発芸的な笑いもあるのですが、
シチュエーションが作られた上での可笑しさが
物語を編み上げていく。
観終わって、コメディという範疇では収まらない
感覚のリアリティや感慨が残る秀作でした。
満足度★★★★★
さあ!年末27時間!!
初めての東京バンビの芝居。
コリッチの感想を読んでの東京バンビの印象は「インモラルでエッチな笑いにまみれた芝居をする」って感じ。
サツマイモの収穫に向けて、ツルをカットする作業に夢中になりすぎて、心地よい疲労を感じながら下北沢のOFFOFFへ。
駅前の回転寿司で安目の寿司をつまんだら(←イカのエンペラ超美味しい)、時刻は開場時間5分後の19時05分。
階段を上ると受付に列は無く、「あれ?人気劇団じゃなかったっけ?」と思って入場したら・・・既にかなりお客様が入ってる!スゴイネ!!
で、芝居。
ドッカンドッカンと場内が沸いて、体を震わせて笑うという芝居ではなかったと思う(瞬発的に思わず声が出して笑っちまう場面は数ヵ所あったけど)。
エッチにまみれてもいない・・・というか普通に、ビール片手に話したりする程度のエッチさ。
そういう意味では、今までの公演とは趣が違うのかもしれない(当日パンフに主催者の方が書いているように)。
芝居の内容についての感想はネタバレに書くとして・・・
主演の、はやし大輔さんが最高!
脚本家の方が台本に込めた思いを、完璧に演じてたんじゃないかなー。
はやしさんは、いわゆるイケメンじゃないんだけど・・・ボクの中で、モテる男のタイプなんだよね。
学生時代に「ゴムが無けりゃサランラップで」な肉林生活を送ったT君に風貌も似てて・・・そのあたりも個人的にはヨカッタ!笑
対して、客演のMCRの櫻井智也さん。
やっぱりセクシーだし、演技も巧いなあ。。。
実は、櫻井さんに対しては「巧すぎて手練れた感じがする」という思いがあって「好きなんだけど会いたくない」みたいな男子中学生のような感情を持ってたんだけど・・・やっぱイイものはイイ!参りました!!
いわゆる「新しさ」や「新鮮味」で勝負する芝居じゃないけど、じっくりとストーリーを楽しめる芝居だったなー。
笑って、困惑して、心が温まって、懐かしんで、キュンとして・・・ちょっと切ない「良い芝居を観たなぁ」って思える舞台でした。
さ!次の東京バンビは、年末タイニイアリスでの「72時間連続の超公演」じゃ!
準備は万端だぜっ!!!
満足度★★★★★
観れば観るほど・・・
前回がず〜っと笑い飛ばす舞台だったので、今回のあの空気感には
驚きました。もちろん笑える部分もありますが、シリアスで
リアルのようなそうでないような、とにかく演技に惹き込まれました。
場面展開も次々とあり、ほとんど舞台上のセットが変わらず
演出方法がおもしろいと思いました。
だからこそ、役者の丁寧な演技にも集中することができ、
飽きる事無く、のめりこんでいるうちに、「もう終わっちゃった!」
っという感じです。
ストーリーも色々と個々に考えさせられるものでした。
私は2回観ましたが、2回目はなんだか涙が出ました。
観れば観るほど奥深いです。
満足度★★★★★
秀作にして良作
ストーリーの一番の太い柱であるところのものは比較的オーソドックスではあるもののユーモアや苦味などの肉の付け方が巧みな上に、いじめやホスピスでの生活などでリアリティを感じさせて見事。
また、舞台となるいくつかの場所を1つの装置でありながらキチンと観客に認識させる工夫も◎。
満足度★★★★★
切ないコメディ。
中心的な4人の役者が皆魅力的で、そのために作品が安定している。そこのMCRの主宰であり、名優でもある櫻井智也が加わり盤石の布陣に。本もよく出来ていて大笑いしながら後半は胸が締め付けられた。
次回は72時間演劇だそうである。いろいろと挑戦する劇団。今後が楽しみだ。
満足度★★★★★
ちくちくといたむむねのうち
客演のオオトモケイコさんの元同僚ということで、はじめてこの劇団の演劇に触れました。
伏線がはってあるのか、この話はどこに通じるのか、よくわからないまま物語だけがだんだん進んでいき、マクドナルドのハンバーガーのピクルスのような、存在意義が今ひとつはっきりしない人達のいらだちや脱落感にはらはらと引き込まれます。そして、最後、藤田が用意したサプライズとそれから先のみんなの人生は。
ギャグも多くテンポよく進んでいくのですが、霧島がいる部屋での同室の男とのやり取りや、居酒屋でのぶつかり合いを見る中で、見ている誰の中にも、今まで置き去りにしてきた自分の中の問題に否応にも向き合わされ、ずっしりと重たいものが残ります。
前を向いて、一歩でも歩き出さないとな、でも・・・
この、一人ひとりの中に違った「でも・・・」が、見つかる場なのかも知れません。
閉塞感、という言葉では表現しづらいけれどもそれ以外の表現が見つからないなんとも言えない感じをずっと持ち続けているような方、いらっしゃいましたら、明日の千秋楽にはぜひ。打開策は見つからないかも知れないけれど、すくなくとも、前を向こうという気持ちにはなれる、はず。
満足度★★★★
初見でファンに!!
なってしまいました!! かなりバカバカしい笑いがいっぱい と聞いていたんですが、この「ピクルス」は 脚本もしっかりと練られていて そして、笑うところは 爆笑の域で たっぷりと楽しめました!!
客演陣もすばらしく 特に オオトモケイコ、佐々木千恵、町田歩美 3女優さんが 良かったです☆
そして MCRの櫻井くんも 訳あり感たっぷりの役を 彼らしさの雰囲気で goodjob!!
初見で一気に"東京バンビ" FANになってしまいました。。
満足度★★★★
観れて良かった
初東京バンビ。フライヤーの雰囲気もキライじゃないし、客演の櫻井さんを楽しみに観劇。初日の客席は関係者も多そうではあったものの、補助席までいっぱいの満員御礼状態だし、お顔を拝見したことある俳優兼演出の方なんかもチラホラいて期待値高まる。
大筋としては流れが読めるオーソドックスなストーリーではあったが、個々のキャラクターが生き生きしていて、みなさん当たり役。個人的にはアダチヒロキさんと佐々木千恵さんが良かったなー。もちろん、櫻井さんは別格です!
熱意と創意工夫が垣間見られ、人間の滑稽さに笑い(苦笑含む)ながら観終わった後にほんのり残る余韻・・・良いと思います。
満足度★★★★
良かった
不器用な男が、ラストはかっこいいと思えてしまう、そんな展開に夢中にさせられます。
口に出来ない本音、口にしてしまう本音、舞台での表現が見事でした。
満足度★★★★
明日も生きなきゃなんない
こんなタイトルが似合いそうな舞台。ピクルスはあんま関係ないような描写だった。むしろマクドから宣伝費を戴けるんじゃないかと・・。笑)
アダチヒロキが今回の役作りの為に8kgダイエットしたとのこと、役者って素晴らしいですね。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★
コメディタッチの人生論
良いこと悪いこといろいろあるけれど、これに惑わされて本質を忘れちゃあイカンってことだな。個人的には笑いより切なさが残るお芝居でした。
満足度★★★★
よかったです
エロいコメディをやる劇団と思ってたので、ちょっと意外でした。結構シリアスで、難しい話(もちろん笑いも忘れていません)なのに、割とサラリと描かれていて、かなりいい塩梅。いろいろ考えさせられます。劇団の可能性を感じました。