満足度★★★
観応えある青春群像劇
幕末に蘭学を修めようとしていた若者たちを中心に描いた青春群像劇で観応えあり。
時の隔たりの表現と転換を兼ねたダンスが良いアクセントになっている感じ。
が、演者が若いこともあり明治の場面に「中心部分の15年後」が感じられないのが珠に疵か?
熱い気持ちに
共感したお芝居でした。
自分と近い世代だったのもあってか、すごく共感して。
あー、なるほど、と。
演技、脚本に安定(年齢のわりに…になってしまうのかもしれませんが)があって、あっというまに1時間50分経っていました。
満足度★★★
こういう演劇もあり
端的に言えば『お芝居としては物足りないけど、わかりやすい啓発本を読んでいる』という感じでしょうか。観終わったあとに、仕事俺も頑張ろうという気になりましたし。
昔の偉人がキャラクターなだけあって、金言が沢山あって、なかなか聞いてて為になりますね。でも、お芝居としてはちょっと物足りなさを感じました。
うーん、次回に期待。
満足度★
チケットプレゼント
ありがとうございました。
当日パンフレットに年表や適塾の背景や「会読」や「ズーフ」(ヅーフ)といった用語の解説などは載っているのですが、キャスト(役名・俳優名)もぜひとも載せて頂きたかったです。
肝心の芝居は、いろいろな意味で「若さ」を感じました。
幕末モノというよりは青春モノだと感じました。
熱いのですが、まだうわべだけの「叫び」のせいか、台詞が大きいだけで感情が伴っていないように聞こえます。
動きも同じく、激しいのですが、まだ内面が伴っていないようで、ドタバタガチャガチャと感じます。
緒方洪庵はまるで塾生のように若く、福沢諭吉は高校生のように幼く、台詞と俳優の身体の向こうに感じさせてほしい高い知性の説得力が足りない気がしました。
熱く激しく「伝えよう」とする思いは少し届きました。
まだまだ磨きあげられる舞台だと思います。
満足度★★★★★
無題123
「天下御免」というTVドラマがありました。ちょうどそんな味わい。これがつまらないお芝居だったら…ブチキれていたかも。なぜって…1時間前(18:30)受付ってあるのに、そのような様子もなく、下から上がってきた方に聞くと…45分かららしいですよ、という(他人事のような)回答、最近多いナ。遅れることじゃなくて、自分達が劇団のメッセージとして発信したこと(受付/開始時間)にはじめから責任はもちません、悪しからず、という発想がわからない。それともこの回だけだったのかな。
満足度★★★★
扶氏医戒
幕末から明治維新にかけての適塾が舞台。盟主は緒方洪庵。蘭方の医者、学者であり、教育者でもある。洪庵は大阪・船場に塾を開き若き人々の教育にも多大の精力を注いでいた。その力量を知る幕府は、江戸に召しだし奥医師とすると同時に西洋学問所の頭取としたのである。洪庵不在の時期も義弟や子息、門下生達は塾を守り、さらに分塾をするほどに発展したが、明治新政府の教育制度の整備と共に発展解消し、大阪医学校、府立医科大学、さらには大阪大学、慶應義塾大学の源流の1つとなった。
適塾は全国から駆けつけた塾生にあふれ、談論風発の気風はその後の明治維新の激動の中、日本の運命に大きく貢献した多くの人材を輩出している。そんな塾生らのうち、今回は福沢諭吉、大鳥圭介、長与専斎などにスポットを当てたお芝居。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★
もっと演技・演出に磨きを
残念ながら、期待外れでした。
時々いうことですが、とにかく怒鳴り声・叫び声が多い。
しかし、台詞には「気持ち」「魂」がこもっていない。
また、台詞に「現代語」としか思えない言葉がチラホラ。
師である緒方洪庵も、また福澤諭吉も、権威がまったく感じられない。
諭吉など、これではただの軽薄な奇人に過ぎず、
(他の人物もそうだが)明治の激動を生きた人間としての
「腹の据わった」感がまったくない。
また、過去(洪庵の適塾時代)と15年後の現在を交互に描く手法で、
かつ場面転換時の暗転の代わりに、舞踊を取り入れているのだが、
舞踊も場面にマッチしているとも言えず、
交互に描く手法共々、意味がよく分からない。
ただ、新しい手法を取り入れようという気持ちに対し、
1Pプラスで2Pとしました。