満足度★★★★
扶氏医戒
幕末から明治維新にかけての適塾が舞台。盟主は緒方洪庵。蘭方の医者、学者であり、教育者でもある。洪庵は大阪・船場に塾を開き若き人々の教育にも多大の精力を注いでいた。その力量を知る幕府は、江戸に召しだし奥医師とすると同時に西洋学問所の頭取としたのである。洪庵不在の時期も義弟や子息、門下生達は塾を守り、さらに分塾をするほどに発展したが、明治新政府の教育制度の整備と共に発展解消し、大阪医学校、府立医科大学、さらには大阪大学、慶應義塾大学の源流の1つとなった。
適塾は全国から駆けつけた塾生にあふれ、談論風発の気風はその後の明治維新の激動の中、日本の運命に大きく貢献した多くの人材を輩出している。そんな塾生らのうち、今回は福沢諭吉、大鳥圭介、長与専斎などにスポットを当てたお芝居。
以下はネタばれBOXにて。。