満足度★★★★★
戯曲が声になって舞台上に響く美しさ
新国立劇場にハズレなし、の印象。
約3時間。1人の長いモノローグや2人芝居のところはダレそうなものの、それが一切ない。
満足度★★★
意外とディープ
侯爵家が戦争とともに没落し、家族はののしりあいながら死に、華族としてのプライドがなんなのか分からなくなってくる厳格な父。
息子が志願して戦死した理由とかディープで泣けます。
役者陣が芸達者でしたが、ちょっと口が回りきってないところもありました。
舞台転換なしで、5人だけの出演だったわりに良いもの見た感があり、本で改めて読みたくなりました。
満足度★★★
三島戯曲と木村了の演技に共感、見て良かった。
國村隼、ナチュラルな演技。
三島の演劇の場合は、もう少し台詞を立ててほしい。
2回の大きな声がすごく効果的だった。
柴本幸、もう少し頑張ってほしい。
木村了、やろうとしている演技が正解。
80%くらいは出来てる。
感性が良い。応援したい。
後ろの席の客が、彼は公演の最初の頃に比べてかなり良くなっていると言っていた。
近藤芳正、もう少し頑張ってほしい。
というか、もう少し台詞を立ててほしい。
見て良かった。
三島の戯曲には一部共感を覚えることが多い。
高野しのぶさんのレビューに感謝。
ああ、三島作品
新国立劇場の今期スローガンの如く、まさしく滅びゆくものに託した美意識、そのもの。
苦難の現実に立ち向かう日本人の姿って、他国の人から見れば奇異に見えるかもしれないけど、この作品には信念を貫く姿勢、儚さの美徳、というものを感じた。朱雀?鳳凰?の木製テーブルと朱色の門のシンプルなセットが一際目立ちつつ、それぞれの心情を吐露する二幕の國村さんと香寿さんに圧倒。
美しい仕草と言葉使いが甦ったけど、ちょっと肩が凝ったw。