初観劇
前作コリッチでの口コミがすごかった、と耳にして観に行きました
感想としては、演出がおもしろい
ドタバタしている場面も、ちゃんと整理されてて観づらくなくて
単純にああいうの観ると
すごいな〜って思います
当たり前だけど
役者さんもそつなく芝居をしていて
話が話だけに嫌悪感はわくものの、それも芝居がうまいからなのか、と思いました
ただ、個人的な趣味で
椅子をガンッて音を鳴らせてシーンの区切りをつくるのは嫌でした
インパクトあったけど
もっと若いときに観てたら違った印象を受けたに違いない芝居、といった感じ
ほかの作品もああいうテイストなのかなあ
なんにしても、感心はしました
満足度★★★
あの頃の記憶
昭和な時代に育った私には感覚的にしっくり来ない面もありましたが、長さを感じず楽しめました。舞台構成も良かったと思います。人の記憶の曖昧さ、子供の無邪気の持つ残酷さも出ていました。
満足度★★★★
「心に痛みを憶える」内容なのに140分の尺を感じさせない
当人はオトナと思っているが大人から見ればまだコドモ、な小学6年生ゆえの「無邪気な(?)残酷さ」や、後にそれを「なかったことにする」さまをありありと描き目を逸らさせない。また、そんな「心に痛みを憶える」内容なのに140分の尺を感じさせないのもスゴい。
なお、藤本七海嬢に舌を巻いた方々は映画『みづうみ』(06年、安藤正軌監督)、『子猫の涙』(07年、森岡利行監督)、『カンフーくん』(07年、小田一生監督)などでもっと驚くがいいさ。『カンフーくん』では谷垣健治氏による華麗なアクションにもご注目を。
満足度★★★
滅入った
舞台としては見応えもありました。
でも、、、出てくる登場人物に陰湿な人が多く、
見ているとどんどん、気が滅入ってしまいました。
やっぱり、、、上演時間はちょっと長いなって思いました。
無題86
先日も別のお芝居でいじめを扱ったものをみました。どちらも学園もの、どちらもよかったと思います。E列が指定席のようです(指定席と書かれた紙がおいてあります。なんで指定席になったんだろう…忘れた)。それにしても、両端のブロック(客席)にはお客さんをいれないんだろうか。なるほど、舞台左右、椅子が吊らされていますね。学校というルール/掟/呪縛に捉えられている子供たちをイメージしました、というのは考えすぎか…。
奥に教壇、下手から3-4-4-4つの椅子。教壇は、前後左右に移動し、椅子の向きもそれに合わせて変わります。下手にエレアコが1本。すでに沢山の方がコメントしていらしゃるので、個人的な感想を。
8/16追記
ギターのことを少し。最初、チューニングしています。これはあえてこのシーンを組み込んだ、ということでしょうね。ロックのライヴは時間通り始まることはなく(ハコも大きいし)、ステージ上ではその間、ローディーが楽器のチェックをします。クラシックでもオーボエに合わせます。でも、ここでそこまでするかなと思ってしまいました。2010/4にみたムター(Vn)はチューニングをしなかった。
で、演奏ですが、ずっと弾くものとは思っていませんでしたし、邪魔にならなければ、などと考えていたので…、すみませんでした、とてもよかったです。始まりは生音に近く、ここというときにはボリュームをあげて、また、カポを使ったり、指、ピックなど出てくる音色もいろいろ。時々、芝居ではなく、ギターをみていました。
満足度★
長かった
良い役者さんは何人かいたが、生かせていない。その割に長い。
内容に共感できなかったのは仕方ないとしても、いろいろな意味で気持ちが悪かった。
子供には見せたくない。
満足度★★★★
自分は鈍感?
途中までミステリー仕立てと思い込み見ていた。最後に来て、意味が理解でき、鈍感さに嫌悪。後から思い出すだに深い。それにしてもアイドルさんは図抜けているねぇ。
満足度★★★★
チャイムが鳴り終わった後に
それぞれの心の中に渡された白紙のページにはどんなことが綴られたのでしょうか?!
以前の作品よりは分かりやすかったかと思いますが、そのぶん観劇後に.....って感じですね!
あいかわらず、会場を巧く使っていたのと、
2時間を超える長さも気にならずに楽しませてもらいました。
満足度★★★★
子供の狂気が駆け巡る舞台
140分。開演前は長いなーと思ってたけども、あっという間に時間が過ぎた。良い舞台だったと思う。ただ、長めの公演時間なら平日は19:00開演であると助かる(発売時に公演時間は未定なんだろうけど)。
重くて鬱屈な、見たい部類の話ではないけど、引き付けられる魅力があった。照明の使い方が上手く、小学校にあるイスと教卓という簡素な舞台道具が効果的に使われていた印象。脚本と演出が上手く合わさっていたと感じた。
以前の公演で奥田恵梨華がキャスティングされていて、今回は水崎綾女が出ていた(当日知った)。メディア露出のあるキャスティングは集客的な意味でも良い傾向と思う。活性化というか。
水崎綾女が女優やってたとは知らなかったけど、演技悪くなかったんじゃないかなと思う。
満足度★★★★★
郭智博が素晴らしい!
先生役を演じた郭智博がとにかく良かった。
これまでのナイーブな印象を払拭し、二つの顔をもつ役柄を見事に演じ切っていた。
公演時間は確かに長い。おそらく、もう少しコンパクトにすることは出来ただろう。ただ、その時間を飽きさすこと無く、観客の集中を途切れささない倉本朋幸の演出は素晴らしい。前作と比べると飛躍的な成長が見られる。
満足度★★★★
チャイムは鳴らなかった
「幼さゆえの残虐性」というテーマとマコンドーの作風はしっくり来ました。
これまでの作品で最もナチュラルに観れた作品でした。生演奏も邪魔することなく、怒鳴りやオーバーアクションも小学生という設定なら納得できる。
一人の児童の母親を中心とするエピソードが必要だったのかは若干疑問があるが、全体的には非常に楽しめた作品でした。
満足度★★★★★
自分の過去はどうだったのか
同窓会で13年前の思い出話に花が咲く中、皆が少しずつ過去を思い出していく形でストーリーが進行していきます。その中に6年生クラスの回想シーンや、実果や凪に起きた出来事がちりばめられています。
考えられた脚本と役にあった役者と巧みな演出に私の心は揺さぶられました。
満足度★★★★
感性が問われる作品
私には凄い力量のある作品に思えた。見応え十分。
芝居に見入っているうちに、あっという間に時間が過ぎた。
観劇が終わったときの感想は、「なんて重い芝居なんだ」と思った。
決して愉快な芝居ではないし、感動的な作品でもない。
でも人の深層心理に迫る、とても深い話だと思う。
1つの芝居を観劇しても、色々な意見が出るものだと思う。
観劇する側が、その芝居や役者に何を期待しているか、が違うのだから、
しょうがないのだろう。作風の好みもあるだろう。
それに加え、この作品には、観劇者の人生体験も背景にあるように思える。
感性が問われる作品だと思うので、芝居好きの方にはオススメしたい。
ただし、重い芝居であることは覚悟して。
あとはネタばれで。
満足度★★★
ギターの人
三上寛が髪を伸ばしたような感じでした、単なる雰囲気。吉祥寺シアターは間口の割りに高さがあるんですね。ピーターパン見たこと無いけどピーターパンもできそうな高さです。 生徒の人数を絞ったほうがよかったんじゃないでしょうか。
満足度★★★★★
長くて重いが、充実した見事な内容
すでに多くのレビューが投稿され、意外とそれらの点数は高くないが、
もしかしたら私は「年間ランキング1位かも?」くらいに感じました。
この日は仕事とその他で昼間から外を歩いていましたが、今年一番かも
しれない暑さで、夜吉祥寺に着いたときは、相当疲れていました。
そして、終演21:50の掲示を見て、一層がっくり。
なにしろ横浜まで帰るのは時間もかかるので。
しかし、観終わった後は、満足感で、
そういう気持ちは吹き飛んでおりました。
会場に入ると、ステージ上には学校で使われる椅子が並べられていて、
これだけでも「ああ、今日は学校ものなのだな」と分かる。
そして、ステージの両脇には、やはり学校ものの椅子がいくつも不揃いに吊り下げられている。オブジェを観るようでもあり、また、風によって多少動くのでモビール作品を観るようでもある。
ストーリーは、ここにもすでに書かれている通り、同窓会が開かれる中で過去(小学生時代)が回想され、初めに思い出されえる楽しい思い出のみならず、いじめが残酷な結果を生んだことまで想起させられる。
話の主たる流れとして、先生と子供達の出来事があるのだが、
この部分についても「小学生時代」と「同窓会」とが
交互にあらわれる手法である上に、
さらに副次的な話として、転校生と、
その病気入院中のお母さんの病室内のシーンがある。
こう書くと、複雑な構成の話のように感じられるかもしれないが、場面転換ははっきり分かるように作られているので、
観ている分にはある意味自然に進行していく。
そして、音楽はギター1本の生演奏で、ある時は優しいメロディーを歌い、
またある時には、激しい興奮を掻き立てるなど、大変効果的であった。
もちろん、演奏が素晴らしかったことは言うまでもない。
(以下ネタバレだが、これから観る方はネタを知らないで
鑑賞されることを強くお薦めする。)
満足度★★★
上演時間は約2時間20分
個人的に後味がスゴイ悪かった(笑) こういうの苦手でした。。。
いや、子供の無邪気な残酷さ、、大人の狡猾な邪悪さ、弱さをリアルに表現している点については素晴らしかった!!!
小学生時代のシーンでは自分の小学生時代を思い出させてくれ、本当に懐かしく思いました。
そんなところからの展開だったので、表現が素晴らしすぎるだけに後味が。。。
本作品、自分のパンドラの箱を開けたい方にお薦め。
とはいえ、「なんなんだ!」というくらい爽やかな先生(郭智博さん)を見たい女子は必見!!! 男子は主役の水崎綾女さん、藤本七海さんに注目です。
もちろん後藤剛範&神戸アキコさんは面白く、梅舟惟永さん、根本沙織さんがまわりをがっちり固めてるところなど、小劇場ファンにも見所あり。
満足度★★★★★
過去の記憶
とにかく素晴らしい物語だった。脚本家の新井真紀の頭脳というか、才能に惚れ惚れしたほど。その描写は児童の無邪気な罪を抉ったもので、観ていて決して楽しくはないが衝撃的な内容は斬新であり、かつリアルだ。
終演後、「東京の空の下で」の演奏があったがこれは初演の時にも流した曲で懐かしかった。
また、吉祥寺シアターを満席にする力量は流石だとも思う。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★
シナリオ
作品を映像にすればいろんなカット割でテンポ良く進みそうな感じ。ただ舞台だとどうも間延びした印象を受ける。いちいちベッドのはけがだるい。
梅舟さんや神戸さんがその他大勢の出演者的印象が勿体無い。