満足度★★★
やりたい放題!笑
序盤、4人の著名人たちがビップルームでポーカーに興じている場面から。これらは現在日本が置かれている大地震による環境と政治の混乱、金持ち達は海外へ脱出していくさまを風刺したものだ。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★
見ました。
もうひとつの日本の混乱具合、とはいいながら、ほとんど現在日本の状況じゃないか、とも思えてしまう。
若松さんの人形使いに苦笑いしてしまいました。
月船さんの度胸の良さに感心したけど、よくよく考えてみれば宝塚ってもともと関西の劇団だし、「笑わせる」ことには長けてるんだろうな。
出ている全員の色気と狂気と歌声を堪能しました。
ただ、笑いと皮肉と風刺の話の展開の一部にちょっとついて行けなかった所もあり。
満足度★★★★★
予想外のmetroっぷり
震災後のもうひとつの日本をブラックかつ痛烈に描いたコメディ作品。
ある意味、荒唐無稽だが本当にそう言えるのか・・・既成概念が打ち破られたこの世界を思うと不気味なリアル感さえ浮かび上がってくる。
各役者の怪演が際立っているし、ショー的センスも、客を楽しませることにも長けた快作だった。
月船さららも魅力爆発だ!!!
満足度★★★★
きもちわるいけどきもちいい
しかも笑えて。あの内容とかキャスティングとかすごく感情移入しやすく、構成も面白かったです。芸達者といってはいけないのかなぁ?舞台上の4人の関係性とか自然で、しかも日本が鎖国するなんて。。。当日券で入りました。観て良かった。
満足度★★★★
すごい芝居だ!
これはホントすごかった!こういうモノやっていいんだ…ていうか、こういうモノをこういう形でやれちゃう空気に世の中なったんだ!
皮肉っぽい会話や一見バラバラで唐突に見えるシーンからも伝わるものがちゃんとあって、ヘンに重く描かれてないのもすっごく良い!
各シーンが全体の世界観をよく表していて、ホントに絶望している世界というのはきっとこんなブルース的な明るさが満ちてるんだろうなっていうリアリティがあってすごかった!
今だからこの舞台なのかなって、しみじみ感じさせてもらえて、感慨深いものがあった。
あまりに素晴らしかったので、12日もう一度観にいっちゃいます。
満足度★★★★
もう一つの日本の物語
『この物語は、もう一つの日本を舞台にしている』
脚本の天願大介氏が『引き際』作品解説なるものを用意していてくれました。
そこにはお芝居のキーワード、「レイズ」「ウディ・ガスリー」「野馬台詩」「方丈記」について解説がありました。
ウディ・ガスリーの説明に『でたらめで自由で時に不道徳』とあったのが、何だかこのお芝居にぴったりだと思いました。
人によっては眉をひそめるような(そのほうが道徳的)、下ネタやブラックなネタもありましたが、私も一緒に見た友人も、ただただ笑ってました。
若松武史さんの演技がすごかったです。柄本時生さんがむしろフツーに見えました。
月船さららさんは、お綺麗でかつ男前でした。蝶子の歌唱力はさすが元宝塚。終演後、自ら売店に立たれてのはっちゃけた売り子ぶり。ちょっとファンになりました。
話は、途中のでたらめな勢いに比べると、後半ちょっと尻すぼみ。でも、全体通して満足です。