満足度★★★★
劇団劇場 初観
ライブハウス渋谷Gladで演劇をやってしまうとは、
お酒も入り粋なイベントで大いに楽しめました!
劇団劇場の演出として、オープニングに参加団体の紹介映像を
カッコよく流したり、演目中もルールを映したりと、スクリーンを
効果的に使っていて観てる側もなんだか盛り上がりました!
ただ(音楽)ライブと違って演劇だと途中であまり帰らないので、
2時間以上スタンディングとなり、特にソワレは超満員だったので
観る側は疲労が大きかった。
あと、Gladは3段構造になっていているから、まだいい方ですが、
ライブハウスだと小さな女子は前が見えなくて、特に演者が
座っているシーンは全く見えなかったりと、演目の内容以外に
不満が多かったと思われます。
演目は、□字ックの「ワールド・ワールド・ワールド」が素晴らしかった!
公演の場所柄をうまく踏まえた内容で、序盤・中盤笑わせつつも
最後は女性を元気付け、殻を破ったような達成感があり、凄く盛り上がった!
小野寺ずるさんのキャラは最強です(笑)
満足度★★★
各団体の色が良く出ていた
その分、演目順序など開催側は気を使ったんだなぁって思った。
休憩挟む事と、最後の団体でのカタルシスは楽しめた。
連続して同じ舞台使うので、舞台セットなどに時間かけられない事を、
どう処理するか?決まりごとをどう入れるか?
頭の体操のような作品作りだったでしょう。
その分、こなれてる所と、精一杯なトコなどの陰影が楽しめました。
満足度★★★★
タイプの違う団体の構成が絶妙
【総論】
割とオーソドックスな1組目、変化球の2組目、休憩前にせざるを得ない(爆)3組目、基本的には2人芝居(謎)の4組目、オーソドックスに締め括るかと思わせて…な5組目という構成が絶妙。
【各論】
劇団東京ペンギン「非番刑事道玄坂ノボル~戦慄の15分」
twitterで公募して自ら縛りを増やし、それをすべてクリアするとは恐れ入る。「写真」と「twitter」を組み合わせた使い方など特にナイスアイデア。
総論で「オーソドックス」と書いたが、換言すれば野球の一番打者の如く出塁率が高い(=まず観客を引き込む)、な感じ。
トレモロ「Ham!Ham?Hamlet!!」
一言で表現すれば「15分でワカるハムレット」。それにお得意のムーブメントを入れて、なおかつ昼夜で一部キャストを入れ替える(!)などの意欲(?)を買う。
あんかけフラミンゴ「駆け抜けてイタリアン初経」
上演前の養生がお祭り気分で楽しそうだったり終盤で客席にモノが飛び散らないよう配慮したりで好感を持ったが、(後で謝罪したとはいえ)他団体を揶揄するのはいかがなものか。
ロ字ック「ワールド・ワールド・ワールド」
二人芝居だが数人の「共犯者」(笑)により本編前から客席でパフォーマンスがあり(←なかなか愉快)ぬいぐるみハンターの「増殖にんげん」を想起。ラストの落とし方は5団体中一番鮮やか(私見)
はちみつシアター「月光ロック」
オーソドックスな同窓会系と思わせておいてのブッ跳んだ展開が楽しいが、やはり「変身」して再登場するまで「正体」がバレない方がインパクトがあったのではあるまいか?
満足度★★★★
面白かった
若いパワーに満ち溢れたイベント。
ノリが学園祭。
細かいことは気にせずに若い子らのエネルギーを感じて、お祭りに参加する気持ちに切り替えてから楽しめた。
ただ、オッサンには2時間スタンディングはきつかった・・・。
個人的には、「□字ック」と「はちみつシアター」が良かった。
注文はたくさんあるが、演劇を観たことがない人でも受け入れられる間口の広さと若くて熱いパワーを評価したい。
満足度★★★★
あんまルールは気にしないで観てた
ルールを課したショーケース物。かなり楽しめた。
ただ、昼の回、開場が20分も押して、その際の対応が微妙だった。観客が素直で混乱はなかったけども、並ばせるなら並ばせるとかロビーに人を割けないのかな。客を招く側としては失態だったわけで(ライヴとかではけっこうあるかもだけど)、終演時に一言ワビを進行に言わせる気配りとかあってもよかったのでは。
終演時にはそんなの忘れちゃうくらい舞台はよかったのだけど。
満足度★★★★★
企画からすごい
15分のなかであるお題で作品を作る。その試みが楽しい。
枠がありながら、5つともまったく違うテーストで作っている。
でも、ルールがあるから共通性もある。
まったくのオムニバスでやるとこうは行かないだろう。
個別に書かなかった2つの団体について
東京ペンギン:ルールの使い方や会場の使い方が絶妙。ライブって感じ。
あんかけフラミンゴ:ブラックっぽいところもあるが、ちゃんとツボを出している。
5団体とも個別に観たくなった。
満足度★★★★★
1日だけではもったいない。
大変面白かった。
第一回目を観て以来だが、運営もしっかりしてきているし、参加団体の質も数段レベルアップしてきている。
何より新しい演劇のスタイルを築きたい、新しい演劇のフアンを獲得したいという主催者の志しが素晴らしい。
満足度★★
ちょっとした学園祭ムード…。
満員のスタンディングで観るのはツライ。
面白かったのならば、ツラクなんかないのだが。
これは「観客」として見ると、辛かった。
満足度★★★★★
新しい試みのきっかけ
いきなりテロリストが攻め込んで来ることから始まって、その後いろいろお下劣なことが繰り広げられ、全く飽きない2時間でした。各劇団の特色がよく表れていたと思います。特にラブホテルの掃除係から見た世界を描いたロジックが秀逸でした。
東京ペンギンが観客に写メでステージを撮らせ、それをtwitterに載せるように求めたり、夜の回はustで生中継したり、従来の演劇フェスの枠を飛びこえ、劇場の外の人も巻き込む新しい試みになっていたことも評価したいです。
トマトでぐちゃぐちゃになったあんかけフラミンゴは、最前列は危険なヤバい劇団として記憶にとどめておきます。
満足度★★★
競い合い
8つの共通ルールの下で5団体が上演する対バン形式の公演でした。会場が渋谷のクラブでスタンディング・お酒ありだったので賑やかな雰囲気でした。周囲にラブホテルがたくさんある場所での公演ということでか、下ネタを含んだドタバタコメディ寄りの作品が多く、シリアスなものやアーティスティックなものも観てみたかったです。
劇団東京ペンギン『非番刑事道玄坂ノボル~戦慄の15分(クォーター)』
テロリスト達が国会議事堂と間違って渋谷のクラブを占拠するところから始まる作品で、観客を人質に見立てツイッターで「テロなう」とつぶやくように促したり、ルールの1つである「助けて」という台詞を客に言わせたり、テロリスト役の人の本当の母親に電話を掛けたりと、現実世界との繋がりを強調していたのが印象に残りました。
トレモロ『Ham!Ham?Hamlet!!』
音楽とダンスを用いて『ハムレット』を15分間に圧縮した作品。ステージ上手で音楽を操る演出家によって物語が進められていくように見せる演出の効果が感じられませんでした。絶えず音楽が流れていて、台詞がほとんど聞こえず、またタイミングに関わるルールが無視されているように感じました。今回唯一の笑いを取ろうとしていない劇団でしたがルールを上手く利用できていなくて残念でした。
あんかけフラミンゴ『駆け抜けてイタリアン初経』
解散寸前の劇団が性教育の授業風景を描いた作品を上演するという劇中劇構造を持ったドキュメンタリータッチの作品でした。月経の血をトマトの汁で表現し、終盤はスペインのトマト祭りのようにトマトを投げつけ合うカオスな展開でした。馬鹿馬鹿しく下品に徹した作風に潔さを感じました。作品の15分間以外の準備と撤収の時間もパフォーマンス的に扱われていて面白かったです。
□字ック『ワールド・ワールド・ワールド』
ラブホテルの女清掃員2人の変ながらも共感できる会話を描いた作品でした。ルールで決まっているスポットライトのみになる時間を停電シーンに充てたり、流れるピアノ曲をチャイムとして扱ったりと、ルールを自然に取り込みながら、女の飾らない心情を描いた脚本が見事でした。小野寺ずるさんのエキセントリックなキャラクターが魅力的でした。舞台袖(設定上は下のフロア)から聞こえてくる喘ぎ声も効果的でした。
はちみつシアター『月光ロック』
友人の結婚式に集まったAV女優に転身した元アイドルや怪しい宗教に嵌っている女医など駄目な感じの女達が実は昔セーラームーンのメンバーだったという荒唐無稽な物語でした。敢えてルールを話の中に取り込まず、異物としてメタ的に扱う反則技が楽しかったです。30歳を過ぎた女達の自虐的な破れかぶれな感じが印象的でした。
満足度★★★
演劇界のお祭り!!
個人的には、とても楽しめた!
学園祭のイベントのような楽しさであった。
残念な点もあったので評価は☆3つであるが、今後も続けて欲しい
イベントである。
個人的には、はちみつシアターとロ字ックが良かった!
あとはネタバレで。