実演鑑賞
満足度★★★★★
「笑って泣ける本格/正当ゾンビ芝居」、みたび(前2回は2005年5月・東京芸術劇場、2012年12月・萬劇場)。タイトルにしても劇中使用曲にしてもそうだしこの題材で「生きる/生きているということ」を前面に押し出しているのがイイ。
そしてラストで語られる「その後の変化」は、作・演出の西村さんをはじめとした関係者のみならず観客……どころか全人類(広げすぎ?(笑))の願いなのではなかろうか? 昨今の情勢を考えるとよりそのように感じる。やはり名作。
実演鑑賞
満足度★★★★
大人数が、わりといつも舞台にいて、賑やかなステージ楽しかったです!
映画等のゾンビものとは少し違って、終息も含めて、どことなく愛らしさが感じられるところも良かったです!
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。
表層的には、街中に多くのゾンビが現れ、生きている人に噛み付きゾンビにしてしまう、そんなゾンビと生きている人との攻防といった予測不可能な物語だが…。このゾンビになった理由が切なく、そして<生きること>とはを考えさせる。
特定地域の出来事ではないと思うが、何となくケーブルTVの放送を通して 地域に密着したような。そして身を守るために家から出ないようにと注意喚起する。それが何故かコロナ禍の様相を連想させる。COVID-19を介して人から人へ感染し、コロナ陽性者は隔離され不自由を強いられた。また誹謗中傷のような風評(噂)によって傷つけられた、そんな不寛容な世の中への警鐘のように思えた。
勿論、グワィニャオンらしい面白可笑しさは存分に楽しめるが、奥底に潜む狂気のようなものが…。人が かつて人であったゾンビを抹殺する、しかも つい先ほどまで生きていた人(知人)を である。周囲の状況がそう せざるを得ないという怖さ。独創的なゾンビ劇、それは人々の心の脆さと強かさを浮き彫りにするようだ。見事!
(上演時間2時間20分 途中休憩7分)
実演鑑賞
満足度★★★★★
ベシミル、華5つ☆。2時間15分強の長尺だが、様々なタイプのギャグあり、極めてシリアスな問い掛けあり硬軟を見事に描き分け配置する脚本も秀逸! 途中、7分という中途半端な休憩が挟まれるのは1幕最後の場面で役者陣はストップモーションの状態で2幕に至る迄、この姿勢を維持するからである。但し50歳以上は、楽屋で休むことが許されている。姿勢によって非常に厳しい状態だから時の経過でどうしても姿勢が一瞬崩れたりするケースもあるが、当に演劇の持つ身体性そのものの鬩ぎあいをも見せる趣向で笑いの中に含まれる多くの位相を同時に表現していると見ることさえ可能である。無論役者陣の演技も良く、演出もしっかりしている。(追記後送)
実演鑑賞
満足度★★★★★
うわっ! 11年前にもなるんだーの再演作です
でも いろいろと時代的に進んだとこもあって
だからTAIAI? なんぞコレ?
わからんー さておき
ストーリーは変化無く
街に溢れるゾンビ達を掻い潜り
カラオケスナックに逃げ込んだ人々の群像劇です
まぁ普通にB級ゾンビ映画パニックもの
コメディVer.との認識で間違い無いです
ゾンビとか苦手でなかったら
お薦めかしらねーの二時間半近い作品です
途中七分間の休憩&撮影可能タイムあり
実演鑑賞
満足度★★★★★
本団体さんははずれはない。新撰組主体のシリーズから拝見していますが、今回のお話も素晴らしかったです。内容にも演技にも無駄も隙もない。笑いあり涙あり全ての要素がきちんと入り、人の気持ちや尊厳を考えさせられるようなラストもあり、2時間を超えるお芝居なのにあっという間でした。
楽しい時間ありがとうございました。
実演鑑賞
満足度★★★★★
ゾンビ系の映画やテレビ番組を何作か見た事がありますが、街中をぞろぞろ徘徊する気味悪さや、モンスターにしては動きや知能が鈍いちょっとお間抜けな感じ、元々は下町の日常を生きて来た善良な人達なのに…といった不条理感、追い詰められた人達からなる個性たっぷりなせめぎ合い等々、面白いとされるゾンビ作品には必須な萌えポイントがほぼ押さえられていました、お見事!
それに加えてオリジナル生舞台こそのオモシロがいっぱい詰まっているものだから、可笑しいやら怖いやら哀しいやら、もういろんな感情に揺さぶられっぱなしの2時間15分でした
この状況、貴方ならどうする?と じりじり迫ってくる場面も大きなポイント
観終わってから改めて見るフライヤー表紙が何とも味わい深い
歴代ゾンビ作品の名作紹介においてはどうしても映像作品ばかりになりますが、演劇界での金字塔として是非取り上げて欲しい公演
実演鑑賞
満足度★★★★
今作を観れた幸運に感謝。素晴らしい時間を過ごせた。
多分作り手の人達と自分が観てきたもの夢中になってきたものの多くが重なり合っているのだろう。何故今作を作りたかったのかが凄く理解出来た。
ジョージ・A・ロメロが産み出したジャンル、“ゾンビ映画”。1968年モノクロの『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』は『デビルマン』の元ネタの一つだった。ルチオ・フルチの3部作、リチャード・マシスン原作の『地球最後の男オメガマン』、藤子・F・不二雄の『流血鬼』、相原コージの『Z 〜ゼット〜』、大槻ケンヂの『ステーシー』、amazarashiの『虚無病』。今作のノリは映画化もされた人気漫画『アイアムアヒーロー』っぽい。
全てが崩壊した世界で逆にハッキリしてくるのは自分自身。一体何を求めて生きてきたのか?何を世界に求めていたのか?
開幕の主人公、わたなべかずひろ氏が最高。若き日の坂上二郎と爆笑問題田中を合わせたようなキャラで、すぐに観客は作品世界に嵌まってしまう。マッチングアプリで浮気していることが同棲中の彼女(桃井絵理香さん)にバレて喧嘩。出て行った彼女はゾンビに噛まれて帰って来る。
この二人の関係性が泣ける。彼女の携帯のメモに自分の好きな所が100個記されており、それを読みながら主人公は落涙する。余りに二人の愛がリアルだと思ったら、本当の夫婦だった。
喫茶兼スナックのレトロな店に逃げ込んだ人々。吉田拓郎の『人間なんて』、『元気です。』のジャケットが飾られている時点で敬遠したい重い店。まさかのレーザーカラオケ。そこを基地としての対リビングデッド攻防戦。
婦人警官二人組、平安山彩(へんざんあや)さんと園山ひかりさんがやたらチャーミングだった。
僧侶の魚建氏は声が違うので別人かと思った。流石の声優、役柄によって全く声が違う。
作演出に加え東電の電気工事請負人、西村太佑氏は最早MARVEL並みのヒーロー。今や巨匠のピーター・ジャクソン監督『ブレインデッド』を思わせる活躍ぶり。何か梅沢富美男っぽかった。カッコイイ!
大口を開けたままの死人、橘佳祐氏も最高だった。この劇団、モブキャラの本気具合がヤバい。
“TAIAI”とは「逢いたい」を上手く伝えられないゾンビ語だと受け取った。
吉田拓郎の『今日までそして明日から』がテーマソング。
それは生者と死人が心で綴るラヴソング。
是非観に行って頂きたい。
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても面白かったです!
観劇を楽しみにしていましたが、期待を裏切らない作品でした。
台詞やリアクションが面白くて、ずっと笑っていましたが、ラストは切なくて泣いてしまいました。
大切な人を思う気持ちが、切々と伝わってきました。
全力で演じる役者さん達も素晴らしかったです。
笑いあり、ちょっと怖さあり、感動あり、涙ありの舞台で、大満足でした!
実演鑑賞
満足度★★★★★
めちゃくちゃ面白かったし、めちゃくちゃ泣かされた。
所謂ゾンビものだけど色々な形の人間愛がストレートに描かれていて胸が熱くなった。
昭和の香りがするのも良い。
今後も必ず観たいと思える劇団に出会えた。
実演鑑賞
満足度★★★★★
舞台、お世辞抜きに最高でした。最後のほう、少なくないお客さんがすすり泣きしていました。ポスターからは想像できない内容でほんと素晴らしかったです。東電バンザイ!ですw あと、これから吉田拓郎を聞くと「生きてるうちが華なのよ TAIAI」を必ずや思い出すことでしょう^^
実演鑑賞
満足度★★★★★
頂いたチケットで、グワィニャオン「生きてるうちが華なのよ TAIAI」観劇。ゾンビ物ですが、親や恋人がゾンビになったらという点を描いているので、コメディありつつ泣かせるシーンも。山口勝平さんが出てるので時折「カッペーボイスじゃん!」と反応しちゃう😂写真(Xに投稿)は7分間の休憩中演者がそのポーズキープという余興🤣(片足の人はすごいですね。後半よく見ると腕がプルプル震えてる人がいたり。何か休憩に行くの悪いなと思って行きませんでした笑)面白かったです。ありがとうございました。
実演鑑賞
満足度★★★★★
ゾンビものは、以前テレビで観たことがある。
ゾンビを殺しまくる残酷なもので、今回もそうなのかと思い込んで行った。
しかし、いい意味で違い、こういう風なつくりが出来るんだ、と感激。
とてもおもしろいです。
前置きがやたら長い芝居もあるが、すぐ本題に入りムダがない。
おかしくて爆笑するところもどっさりある。
皆さん、大笑いしてました。
シリアスな場面では、考えさせられた。
ラストのところは涙を誘い、ホロリとした。
役者さんの熱演が光り、超満席でした。
この劇団さんは前回もかなりおもしろかったが、今回は個人的にはさらにおもしろかった。
超満足でした。
この続編もありそうな感じの終わりかたで、是非、つくってほしいです。
ムダは全くないのだが、もう30分短いと助かります。
老体には少しキツイです?!