5分だけあげる(終幕御礼・御感想お待ちしています。次回公演は2012年2月下北沢駅前劇場・下北沢演劇祭参加決定) 公演情報 5分だけあげる(終幕御礼・御感想お待ちしています。次回公演は2012年2月下北沢駅前劇場・下北沢演劇祭参加決定)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-20件 / 30件中
  • 満足度★★★★

     
    観劇

  • 満足度★★★★

    大人が子どもを演じる意味
    子どもの役は子役が演じることが増えてきたけど、大人が子どもを演じる意味がきちんとあるお芝居でした。みんなちょっとずつおかしくて、一番おかしい人がまともに見えてくる不思議。初日だったのでバンド感はいまひとつでした、もう一回観たかった。

  • 満足度★★★★

    濃い55分
    濃い55分でした。
    出てくるキャラがみんな濃くて、で、爆弾を持ちこんだ梶浦が一番危ないのに、一番まともにみえる面白さ。
    また梶浦の、生徒自身が使う机・椅子を倉庫から運ばせたり、授業の一番最初に「みんなに5分だけあげます」といって、生徒に未来を考えさせたり(想像させる)する、教育方針はわからなくもないし。
    ただ、爆弾を持ち込んでまで何をしたかったのか、何故そこまで至ったのかが、もう少し欲しかったかな。

    ネタバレBOX

    今城さんの小学生姿が、リアルに似合いすぎる(笑)
  • 満足度★★★★★

    あまりに痛く。
    MUのお芝居を観て切り裂かれるような痛みを感じるのはいつものことで、それを楽しみに毎回足を運んでいるのですが。今回は立ち直るのに時間がかかるほど打ちひしがれて。それは何故かなと考えたら、今までのお芝居は「過去の自分の痛み」を引き出しされたのに対し、今回は「現在の自分の痛み」を直視させられているためだと気付きました。

    それをどう未来に繋げるか・これからどう生きていくか。最後列で美しい照明に浮かび上がる小宇宙のような舞台を観たときに、そのヒントに気付きました。
    これは世界を終わらせる物語ではなく、再生と希望に繋がる物語。今回も変わらず、人生を優しく肯定してくれるアユムさんの脚本に幸福を感じた瞬間でした。

  • 満足度★★★

    リアルとフィクションの狭間
    壊れてしまった学校を舞台に、壊れてしまった社会、親子関係、人とのコミュニケーションを見せつけてくるお芝居。この醜悪さは現代社会の暗部をリアルに描いていて、うすら恐ろしい「ギリギリフィクション感」を感じる。

  • 満足度★★★

    大仰な
    演技は不快感を煽るためか?
    演出の意図かもしれないが、そのせいで役者から危機感が感じ取れず。
    あの状況を想像することが難しかった。
    心情を理解できて納得できたのは女子生徒の母親のみだった。

  • 見ました♪
    2011.7.1に鑑賞

  • 満足度★★★★

    初見
    とても濃い50分でした。次もまた見たいです。

  • 満足度★★★★

    無題37
    終わってしまいましたので簡単に。

    ネタバレBOX

    Q:取り巻くものに対する閉塞感などいかがでしたか?
    A:そうかもしれませんがひとつひとつはあまりrealには感じませんでした
    Q:ということはいったい何をみていたのですか?
    A:目の前で繰り広げられることです
    Q:それで面白かったのですか?
    A:はい
    Q:脚本とか演出に対する意見や不満は?
    A:とくにありませんが、さまざまな事情がてんこ盛りだったと思います。全員が重荷を背負っているんですね。
    Q:社会的な問題点なども含んでいたと思いますが?
    A:はい、そう思いますが、このお芝居をみたから考えてみるということはありません。
    Q:教室とマックのシーンはどうですか?
    A:最初、いきなり闖入かと思いましたが、すぐ状況を理解しました。2つの状況(時間や場所)が同時に表現できるのは演劇の面白いところだと思います。もっとも、関連性なくバラバラにやられるとダメですが。
    Q:何故、爆弾なんでしょうね、何を破壊しようと?
    A:過去の無差別殺人が頭に浮かびました。裁判を通じて、またドキュメンタリーなどでなにかが解決できたということはないですし、それを学校のあり方、教師、生徒、親たちに求めても、結局のところ細い糸口を「個」にまで遡ってみないことにはなんともいえません。
    Q:無責任ですね。
    A:そうかもしれません。
    Q:他になにか?
    A:一度夢を失った学校で、再び夢を描けるのか…「月あかりの下で」(太田直子さん) 、夜間定時制高校を題材にしたドキュメンタリー映画です。「君と歩こう」…女性教師と男子高校生のズレた駆け落ちカップル。
  • 満足度★★

    【終演後イベント:映画『密会』】観る者に1つでも明確なメッセージを伝えてほしい
    本編終了後、20分の短い映画が、終演後イベントとして上映された。
    本編の脚本・演出家であったハセガワアユム氏が監督したもの。

    ネタバレBOX

    まず気になってしまったのは、他の劇団でも、劇中に映像を挿入したり、
    あるいは、映像作品をオムニバス的に扱う公演もあるが、
    大抵、画質や音もあまりよくないのですよね。
    また、演劇と映画は隣接分野かもしれないが、
    やはりそれぞれ独特の切り口の違いみたいなものがあって、
    そこをしっかり認識しないと、凡庸で終わってしまうことになる。

    残念ながらこの作品も、同様の感を持ってしまった。

    筋は・・・
    妻のいるコンビニ店店長は、深夜勤務時の休憩中、
    過食症の女性と会うようになる。

    店長は、ネットで調べた「過食症って、愛情の欠如からなんだよね」
    という言葉を彼女に伝え、
    彼女も心当たりがあり、食べる量を減らそうとする。

    ところが、妻は当初すると言っていた離婚に応じてくれず、
    ふとしたきっかけで、妻から夫にかかってきた電話に、
    過食症の彼女が出てしまい、
    離婚してもらえないと悲観・・・そしてファミレスでまた過食、
    それを、この男が追いかける・・・というだけのものでした・・・。

    本当は、本編同様に、各登場人物が現在の状況に至った
    心理的過程を描いてくれると面白くなると思う。

    ただそれでは20分の小編では収まらないので、
    もしあくまで小編で行くのなら、
    観る者に1つだけ伝えるべき明確なメッセージを
    しっかり表現すべきではないか、と思った。
  • 満足度★★★

    【本編:5分だけあげる】極限の精神状況に至る心理的過程をもっと描いてほしかった
    特にここ数日は高評価の方が多いので、
    少々そのことを気にしながら書いています。
    また、正直、非常に感想の書きにくい内容と思いました。

    大体の筋は、「解説」や、他ユーザーの「観てきた」のとおりです。

    ネタバレBOX

    しかし、私が、まず気になってしまったのは、
    ラヴェル「ボレロ」が初めに流れた後、
    ベテラン女性教師が、やはりボレロを鼻歌で口ずさみながら教室に入ってくる。
    そして、教室で、持ってきたダイナマイトを取出し、教卓の中に隠す。

    だが、自爆テロ的に、自らも死ななければならず、
    そして、憎む者のみならず、それ以外のものを巻き添えにしようという行為に至るのであれば、
    相当追いつめられた、いわば極限の精神状況であるはず。

    誰かが観ている前のパフォーマンスで鼻歌を歌うのではなく、
    誰も見ていないところで鼻歌を歌う余裕があるだろうか?

    また、多分に建て前的であっても、あれこれ教えを垂れたり、
    謹厳な教師という割には、生徒に優しい言葉をかけることがあったりもする。

    もちろん、現代日本では無差別殺人も珍しいニュースではなくなってしまったし、
    海外に目を向ければ、自爆テロについても同様であろう。

    ただ、数年前、別の劇団で、バスジャック犯人を描いた演劇を観た記憶があるが、
    そちらでは、犯人が犯行に至るまでの心理的過程を描こうという努力はあった。
    (ちなみに、三島『金閣寺』も、放火に至るまでの心理的過程を詳細に描いた
    成功作であるといえよう。)

    つまり、今回の観劇で最も私が気になってしまったのはそこで、
    人を「殺してやりたい」と思うことなら、多分誰でも(?)経験しているだろうが、
    しかし、それを実行するためには、それなりのハードルを越えなければならず、
    さらに、関係の無いものまで殺す無差別殺人となれば、
    実行には相当高いハードルを越える必要があるはずである。
    1時間弱という短い公演時間が意図的なものであったかどうかは別として、
    本来描かれるべき「女性教師の心理的過程」に
    ほとんど触れられていなかったのが残念であった。

    また、SEXをしてしまった小6の男女も、
    将来に自信の無い男の子と、
    早く大人になって忌まわしい環境から逃れたい女の子の、
    それぞれニュアンスの若干違う刹那的な「逃避」に過ぎない。
    別に未来に夢があったわけでもなく、何らの希望も見いだせない。

    女性教師にしても、この男女にしても、
    その精神(病理)的深層は、
    裏(の裏(の裏・・・))サイトによって表象されているが、
    それ以上観客に訴える者もなかったのではないか?

    演出面では、最初に小6男女が出てきて会話をする場面の後、
    児童や、机上の教科書等がそのまま残ったまま、
    そこに彼らの親たちが登場したので、
    教室で参観が始まるのかと思ったら、
    そこはマックが舞台という設定になっていて、
    そこで周囲を省みない言い合いが始まる。

    いわば、児童達は黒子のような設定で、
    子供世界と大人世界を重層的に表現させよう
    という趣旨なのかな? と思ったりもしたが、
    親たちが引っ込むときは普通の暗転で、
    それならこの演出は何だったのだろう? と思ってしまった。

    それと、舞台中央には教室と設定される空間があって、
    その周囲には壁も何も置いていないのだが、
    登場人物は、その周囲を4分の3ほど回って教室内に入る演技をするので、
    それが長い廊下を観る者に想像させるのである。
    ところが、ドタバタ状態になると、出入りやこの集会がぞんざいになってしまい、
    せっかく心の中にできていた「廊下」が消し飛んでしまったことも残念であった。

    なお、他ユーザーも指摘しているとおり、
    現代では決して珍しくない教師達、児童達、親達を、
    それぞれ役者がしっかりと演じていたことはたしかである。
    私的には上記のような物足りなさを感じてしまったが、
    次回以降に、より良い作品をまた期待したい。
  • 満足度★★★★

    充実の時間
    1時間弱の短い芝居でしたが、練り込まれた脚本と役者さん達の確かな演技に、充実した時間を過ごさせてもらいました。あらすじからもっとハラハラドキドキでパニクる話を想像していたのですが、意外に淡々とした印象の芝居でしたね。

  • 満足度★★★★

    ぶっ壊れた学園モノ
    濃い50分。

    センスの良いセリフとしっかりと笑いもおさえていて満足した。簡素な舞台セットながら学校や生徒、親(大人)、地域の抱える陰をじわじわとかつ急激に描き出す独特の演出とうまい演技。率直に良い公演だった。

    今城文恵の演技と声が魅力的だった。

    ネタバレBOX

    本編後の短編映画「密会」も見ごたえのある作品だった。
  • 満足度★★★★

    造り込まれた作品と見た。
    観劇前に思っていたのと同じ部分・違う部分は有るにせよ,無造作に作られているかに見えてかなりの試行錯誤が有るように思いました。
    少し前,ひきこもりの話でハセガワさんがツイートされ,さっと削除されたことがあったんですが,たまたま自分も同じような意見だったりしたり,そういうところも有るかもしれないけど。
    前回の『穴』のときには,かなりどんどん流れて製作されてる?ような気がしたんですが,今回観て,構造が緻密に出来ているって感じました。
    怖いベテラン女子教師...よその国でも居るんでしょうか?ああいうタイプ。昔恐れていた気がする。またストーリーが進むにつれて子供たちが退場を余儀なくされる学校って...(主役じゃなかったの?)。

    学校がとても楽しくて有意義で,恵まれてましたわって人が案外少ないように,学校って世の中の不具合を学ぶところ?そのせい?で不登校→ひきこもりのコースに乗った人は社会適応が宜しくないのかな?
    いろいろ考えさせられる作品でした。

  • 満足度★★★★

    いい感じだった。
    うん、とてもいい感じだった。

    なにがだろう?

    テンポとか、役者とか、セリフとか・・・そんな感じだろうか、うん、たぶんそうだ。

    ネタバレBOX

    モンスターペアレンツ的な感じとか、小学生の性問題だとか、今風の話題がなにかと良かった。
  • 満足度★★★★★

    小学生っぽくなくても
    それっぽいぞイマギ。で、短編の濃縮感がいいねぇ

  • 満足度★★★★

    独特の世界感を満喫!
    劇団観劇は2回目。
    MUの芝居は、設定が独特であり、面白い!
    それを力量ある役者陣が見事に演じていた。
    今回は学校ものであったが、教師は教師、生徒は生徒、父兄は父兄に本当にみえた。特に、担任と小学生を演じた2人には拍手をおくりたい!!
    良い時間を過ごせた!



  • 満足度★★★

    痛快な所もあり、悩む所もあり
    全体的な感想は楽しかった
    教室で大人たち(担任以外)がパニックになってる辺りから
    盛り上がってきたなぁ~って、短編なだけに最後はふっと
    消えてしまう刹那感のある幕引き。
    最後の2人が見た窓の外と景色が心象に残った気がします。
    役者さんもみんな適材適所でした。

  • 満足度★★★★★

    アナーキー&エキセントリック
    ストーリー全体に拡がるアナーキー感とどこか歪な登場人物達に釘付けでした。アフタートークでハセガワ氏が登場人物に共感出来ないからと言って面白くないわけじゃないと言う通りの舞台でした。また、セリフ一つ一つの拘りが感じられ、やはり「感じる事よりも考える事に意味がある」は心に響きましたね。

  • 満足度★★★

    とても緊張感のある舞台でした。
    どの登場人物も、実際にいそうな気がしました。舞台の中の登場人物の一人として、もしも自分も巻き込まれるなら、精神的に生きていけないなと思いました。閉塞感のある空気をリアルにつくっていた舞台でした。

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