福寿庵【再演】 公演情報 福寿庵【再演】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-9件 / 9件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    舞台セットは蕎麦屋さんの店内を
    綺麗に再現されておりました
    またリアルに稲荷寿司を食べるシーンがあるんでー
    お腹空いてる時には観るのが少々辛いかも(^-^;)デス

    人情味あふれる話で
    悪人の出てこない童話的というか寓話な感じが
    疲れた心に染み入る感じの作品でした
    1時間40分で全席自由
    自分の見た回は大雨の影響で開演時間が遅れたのは
    まぁ天災ですんで仕方ないかなーと

    珍しくアンケート用紙に鉛筆+台付きでしたわ

    ネタバレBOX

    大好きだった奥さんを無くして3年
    ここまでしてきた蕎麦屋を辞めるのかと
    周囲がとまどい元気づけようとして
    亡くなった奥さんの最後の贈り物を
    蕎麦屋の常連とか皆が用意して
    無事に蕎麦屋が存続する話ですけどー
    店名は奥様命名の
    ポンポコになってしまうというオチでした

    閑話休題
    稲城長沼にスコープドック見に行ったら
    近くに日本料理の同名店がありました(^-^)
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    まず座組の皆さんで作ったという舞台セットが素晴らしい。
    お話と相まって本物の蕎麦屋の人間模様をその場で観ているような気持になる。

    背中をそっと押すことで想いを伝える人情味あふれる作品。
    ひと癖もふた癖ある登場人物たちと、その謎が解けていく中でタイトルの意味が判明するシーンでは胸が熱くなりました。

    自称アクタージュ推しの私が、この作品の過去作を観ていなかったのは不覚。
    とりあえず、普段あまり食べないいなり寿司が食べたくなりました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白かったです。
    人情味と不思議感のあるストーリーで、意外性もありました。
    もしやこの人物は?と、謎解きのような感覚も楽しめました。
    そして、周りの人達の優しさや、妻を愛していた店主の思いが伝わってきて、心温かくなりました。
    良い舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    人情味溢れるお芝居でした。
    店長の奥さん役の方の表現が回りの調和となって良かったと思います。


  • 実演鑑賞

    人情劇の定番のような描き方で、過去(開店3周年迄)と現在(開店8周年)を往還するように展開する。説明にあるように愛妻を亡くし、その喪失感から やる気を失った店主が店を畳もうと考え出したが…。過去と現在の常連客(名前の関連付けはある)は違うが、どちらも稲荷寿司を注文する。そこに常連客の素性のようなものが連想できる。

    物語は喪失感という切なさと周りの温かさで再起しようとする姿、それを店主と昔勤めていた従業員に重ねる.。その思(想)いを分かり易く描いており、ストレートに伝わる。一瞬、雨月物語「浅芽が宿」の世界観を連想したが、怪異幻想というよりは明朗快活な雰囲気で楽しませる。過去・現在の常連客は春夏秋冬の名前(呼び名)で関連付け、それによって四季折々…つまり時代の流れを感じさせると同時に、変わらぬ<情>をも表現しているよう。勿論 登場するモノの個性をも表している。

    観た回はアクシデントがあり、観客が失笑する中 何とかアドリブで乗り越えた。帰りがけに主宰で主役 店長役の大関雄一氏が冷や汗ものだった旨、話していた。物理的なアクシデントだが、自分はそれよりも小さなミス、例えば稲荷寿司を床に落としたり、おにぎり と言い間違えたところが気になった。好感がもてる公演だけに細心の…。
    第35回池袋演劇祭参加作品(★評価は演劇祭授賞式後)。
    (上演時間1時間40分 途中休憩なし) 追記予定

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    人情溢れるお芝居で面白かったです。少し不思議な設定もあり、その辺りは好みがあるかもとはおもいましたが、全体的に出演している役者さんみんなが際立ってよい作品だと思いました。観終わって心も暖かくなりました。ありがとうございます

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    「福寿庵」しっとり情緒ある人情物語をイメージしていたところ、アクタージュ恐るべし、そう単純ではなかった、超カオスな面白さでした
    ベースが人情劇 という事で違いないのだけれど、サンドイッチで言えばそれはパンの部分で、中には色んな具材がてんこ盛りに挟まれていた感じ

    主に人情劇の部分を担うのは「福寿庵」の店主と亡き妻、そしてかつてお店で働いていた訳あり女性
    問題の(笑)具材となるカオスドラマは、店を閉めちゃいそうな店主を引き止めようと奮闘する常連さん達
    (狸と一緒にお酒を飲みたい女性とか、全員を列挙しきれないけれど何て摩訶不思議な発想力、是非アフタートークとかでキャラ誕生秘話を伺いたい)
    その両者を繋いでいるのが店主の妹夫婦と現店員男性といったところだろうか

    観終わった直後は、いっそのことはっちゃけ作品というカタチではっちゃけても良かったのでは・・・と思ったのですが、愛妻を失った店主の心情、このミスマッチとも思えた哀しみが後々になって妙に沁みてくるのでした

    加えて
    よく考えれば大所帯17人の役者さんひとりひとりの個性を輝かせるのは至難の業
    カオスなどという表現をしましたが、なんやかんやとひとりひとりの個性を輝かせる構造になっていたのだなぁと、これも後々になって思い出し笑いとなって沁みてくるのでした

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    稲荷寿司が食べたくなるといけないので、前日にタップリ食べて行ったが、それでも美味しそうだった。
    また、食べたくなった。
    店の常連さんたち、本当に美味しそうな、幸せな食べ方だった。

    店長役の大関さんの演技が素晴らしかった。
    表情が豊かで、存在感があった。
    憎めない感じの可愛いおじさんで、ファンになってしまった。

    観たあと、ほっこりして、こちらも幸せな気分になった。
    とても満足感のあるお芝居でした。

    いろいろなキャラの役者さんがいて楽しい。
    特に小鳥さんのしゃべり方が独特で、印象に残った。
    笑えるところもたくさんあっておもしろかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     初日を拝見。今回の舞台美術は劇団の皆で作ったというが、蕎麦屋らしい茶と黒、白がベースの落ち着いた佇まいを見事に表現しており美しい。出捌けは正面奥のカウンター席裏に導線を設けて1か所、下手側壁の暖簾の掛かった場所、そして上手側壁に設けられた福寿庵(ぽんぽん)の入口の3か所で合理的。尺は105分程。(追記後送)初日が終わったばかりなので、後は観てのお楽しみ。華4つ☆

    ネタバレBOX


     因みに福寿庵の横の()内に示したぽんぽんは、店長・庸助が溺愛した妻・咲が近くの神社にお参りした際、狸の像を見て子宝に恵まれるよう、またその可愛らしさに絆(ほだ)されて提案し広まったこの店の愛称である。面白いのは咲は毎日お参りにお供えとして持参するのが、店の隠れ人気メニューの稲荷寿司であることだ。当然、狐を神としたお稲荷さんへのお供えに対するジョークである。まあ、咲が極めて重要なキーパースンなので店の中央奥のカウンター席に設えた棚には水差しなどと共に狸の置物が鎮座まします。このカウンター上手には、履物を脱いで上がれる客席があるが、物語の中で余りキチンと用いられないのが残念ではある。
     さて物語は、この店の歴史に関わって展開するが、庸助が、咲とのデートの際食べに行った蕎麦屋の味が格別で咲が「このお蕎麦おいしい」と呟いたのが原因である。それほど庸助は咲にぞっこんであった。福寿庵と名付けたのは七福神にあやかったのか否かは不明だが、当初この店名に同意していた咲がそば処・ぽんぽんと命名し直したのはお参りに行った際の狸の像のお腹を見て妊娠を想像し早く子宝を授かりたいと強く願ったという経緯がある。結局、咲にぞっこんの庸助は、これを暗に認め常連客の間ではもっぱら、ぽんぽんの名が使われるようになったという訳だ。

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