血の底 公演情報 血の底」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-8件 / 8件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    白チーム観劇。ヘヴィーな内容で長丁場でしたが、グイグイ引き込まれましたね。脱線のような笑いも多くて、バブル期を思い出しながら楽しめました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2023/08/26 (土) 18:00

    150分。休憩なし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    重厚な物語が濃厚な人間関係で描かれていた
    2時間半もの作品 全席自由

    高度経済成長の終焉である
    バブルの崩壊までの地上げをメインとした話であるが
    ユニークな舞台セットに熱演の登場人物達と
    なかなかの見応えでありました

    ネタバレBOX

    舞台中央に穴があり
    そこがまさに底の表現で
    土代りの顆粒状の物体が
    暗い中でザザーと周囲に撒き散らされる音からの開演は
    インパクトが凄くて引き込まれた

    勧善懲悪でなく
    全てを失った主人公にも
    再生の道筋が示されて
    叩きのめされて御仕舞いーではなく
    人生は続いてゆくものだという
    メッセージが何とも琴線に触れた話でした
    Good
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    感想遅くなりました。初日赤チーム拝見です。とても重厚な人間模様が絡み合うお話でした。応援してる劇団スクランブルのお二人もとてもシリアスなお芝居でまた違う一面を確認できました。
    内容的には悲しいことも色々ありましたが、未来に繋がりそうなところもあって良かったです。大変面白い舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    バブル期を背景に人の痛みと悲しみ、そして憎しみを描いた人間ドラマにして社会ドラマ、その重厚・骨太作品は観応えがあった。事件を追う手法で次々と明らかになる事実、しかし人の上っ面ほど信用できないものはない。その騙し騙されは、ますます不幸の連鎖を生む。まさにバブル崩壊によって土地神話が崩れ、金融機能は行き詰まり金融機関の破綻、そして国家経済の低迷期へ…に重ねるような展開である。事実という点と点が繋がり線として交差するが、全てに紐付けするようで 少し強引に思えた。

    タイトル「血の底」は、勿論 バブル期の<地>と掛け合わせているが、物語では そのまま<血>の底、その深い憎しみを表している。しかし、その憎しみこそが 生きる<力>にもなっている。そのためには人を騙し貶め、そして奪う。劇中にある「バブル期とは何だったのか」は、今にして思えば浮かれ踊り狂った幻想の時期だったような。表層的には、恨み辛みを果たすための復讐劇に観え(思え)るが、人の感情ほど読み取れないものはない。その底知れなさに この劇の面白さがある。

    舞台美術が、物語そのものを表しているよう。擂鉢状で さらに底には穴がある。掘っても掘っても底が見えない、その どこまで続くのか解らない人の怨嗟と強欲。演劇的には奈落の底といったところであろうか。そしてぶちまける砂、まさしく築いた地位と財産、そしてバブル期という<砂上の楼閣>を表しているかのようだ。
    (上演時間2時間30分 途中休憩なし)【白チーム】追記予定

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    映像作品のようなドラマ演劇作品で大変良かったです。舞台セットは豪華で、照明・効果音・音響も大変良かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    バブル時代を映した重厚な舞台。笑いを散りばめているが、中盤から終盤にかけては徐々に重くなり、タイトル通り「血(地)の底」が垣間見れ、何より点と点が繋がる脚本が面白い。登場人物は20人とやや多いかと思ったが、キャラ立ちしており多さを感じさせず、役者さんも上手い方が多い。
    舞台セットも面白い作りで、本舞台にはとても合っていた。

    ネタバレBOX

    バブル崩壊と同様に、全てを失う人物が多いが、次に進んでいけるような人もいたのは救いか。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     ベシミル! 華5つ☆ この質でこの観劇料は実に良心的でもある。(追記後送)

    ネタバレBOX

     観劇中、ずっと「オィディプス」を想起していた。ソフォクレスの描いたギリシャ悲劇の最高傑作とされるあの作品である。原因は、その救いの無い状況設定とその状況に何とか抗おうとする人間の姿が描かれている点にあった。
    休憩無しの2時間半、全く緊張感の途切れない素晴らしい舞台を観せて貰った。螺旋階段らしさの根底も見えたように思う。舞台美術も今作の象徴として造形されているように感じられたのは、全体のイマージュが擂鉢として機能するからだろう。照明、音響の巧みな技術が場面、場面でこの効果を最大限に引き出す点も魅力的だし、役者陣の演技も素晴らしい。必ず気に入る俳優を見つけ出すことが出来よう。(尚、役者は一部Wキャストである)
     螺旋階段の大スタジオでの公演は初見であるが、観客席の段差を大きくとり見やすいうえ機材も良い物を揃えており舞台に集中できる。モギリから会場内の案内など総てに亘ってスタッフの対応も要を得、感じの良い最上級のものであった。

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