犬と花 公演情報 犬と花」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-20件 / 21件中
  • 満足度★★★★

    両方観ました・・
    感想・・まだ書けるだろうか・・(汗

  • 観た
    36.12歳ハ豊熟ナ花編
    2011.4.26

  • 観た
    駆ケル23.57歳ノ犬編
    2011.4.26

  • 満足度★★★


    熟なかんじではあった

  • 満足度★★★★

    作品ごとの力と両編上演の力
    花編⇒犬編の順番で観劇。

    まっとうにいくなら、逆の順こそが
    正道だったような気がします。
    しかし、一日で(一時間程度のブレイクで)
    この順序で両編をみたことで
    正道では見えなかったであろう
    それぞれの演出の巧みさを感じることができました

    ネタバレBOX

    実際にやったわけではないので
    確信を持って言えるわけではないのですが、
    多分犬⇒花の順で観る方が物語自体への理解は
    より深まったように思います。

    でも、花⇒犬の順序で観ることによって
    花側で受け取ったイメージが
    犬を観終わった高揚のなかで
    フラッシュバックしてくるような物語のエキスの蘇りを
    体験をすることができました。

    ・花編

    入場すると舞台上に白衣や看護婦姿の出演者たち。
    心中をしたように倒れている医師と看護婦がいて
    他の看護婦がその髪をレイアウトして遊んでいたり・・・。
    また、観客の知り合いに挨拶する出演者がいたりで
    会場全体に、どこか常ならぬ雰囲気が満ちていきます。

    実は描かれるシーン達の脈絡が希薄な舞台なのですが
    でも30歳を超える役者たちの洗練を持った演技は
    刹那のニュアンスをいろんな強さや形態で
    空間に満たしていきます。

    語られる物語に強いFuzzがかかって
    その流れに意図的な歪みが作られているような気がする。
    この時点では元々の作品の構成があまりわからないから
    どうデフォルメされているかすらさだかではないのですが、
    それでも感じる舞台上の肌合いがあって
    見え隠れする物語の印象が
    キャラクターを超えてダブり、
    ときにはいくつもの想いがひとりの役者にかさなり
    あるいはひとつの想いが何人もの役者に分散して
    歪みの感触とともに伝わってくる。

    舞台的な手法の範疇での
    戯曲が含有する世界のアブストラクションなのだろうし
    テキストやシーンには
    役者たちのしっかりしたベースで担保されているので
    物語の質感がすべて滅失するわけではないのです。
    だからこそ
    白を基調とした舞台に
    役者たちそれぞれの醸し出す個性、
    洗練と何とも言えない下世話な感覚が
    物語から抽出されて
    観る側から抜けていかないし消えない。

    どこか掴みどころのない
    でも明らかに実体を持った不思議な感覚につつまれて
    呆然として、劇場を退出したことでした

    ・犬編

    花編から1時間強の間をおいて拝見。
    非常にくっきりとした印象を持った舞台でした。

    物語が本来持っているであろう匂いが舞台から伝わってくる。
    人間関係というか、
    犬までを含めた
    舞台上の構造が次第にあからさまになっていくに従って
    その汚れのような部分を超えて
    個々のキャラクターたちの生々しい想いが溢れだしてくる。

    個々の台詞のしなやかさと強さ、
    音、犬の肉を押し込んだ布袋、
    戯画化されて演じられる犬の姿・・・
    ばらまかれる写真から垣間見える猥雑さ。
    物語の流れのなかに形として描きこまれたものを
    的確に舞台に具現化させる
    演出や役者たちの手腕に目を奪われる。

    ただ、そこから醸し出されるものを、
    そのままリアリティと呼ぶには少々違和感があって、
    それは、強いて言えば、リアリティの色と輪郭を強調したような感覚。
    焼き鳥(?)屋の女の恋心にしても、
    犬とりの兄弟それぞれの想いにしても、
    その兄を思う女が内包する炎にしても・・・。
    エロ写真を盗み売る弟の心情にしても。
    言葉では表現しにくいのですが
    舞台上に溢れるものと
    舞台から流し込まれてくるもの感覚が
    どこか違う。
    目と耳と空気の肌触りで受け取る舞台づらが
    激しさと粗っぽさと熱に汚れていく中で
    観る側にはキャラクターたち個々の
    純化された心情のコアが浮かび上がってくるのです。

    終盤、
    姉と弟と犬を演じる3人の女優が
    それぞれの心情を観る側に流し込みながら
    一つの空間に作り上げた空気が圧巻。
    兄弟たちと焼き鳥屋の女それぞれにも
    一つの時間を踏み越える存在感があって。

    舞台の空気感にがっつりと取り込まれ
    でも、その熱にもまして
    後に残ったキャラクターたちの繊細な想いに
    席巻されたことでした。

    で、両作品の印象をそのまま抱いての帰り道、
    ゆっくりと化学反応がおきるように
    電車の中で、犬編のキャラクター達の
    繊細でくっきりした心情が
    花編で表されたキャラクターたちの
    アブストラクトされたような想いと重なるのですよ・・・。
    理性の領域では二つの作品が繋がる感じがしないのですが
    最初は少年のキャラクターに
    ふたつの舞台からやってくるひとつの膨らみを感じて
    やがては全く違ったテイストで描かれた
    登場人物のそれぞれが
    共通したひとつの個性として描かれているように思えてくる。

    そうすると、上手く言えないのですが
    花編のいろんなシーンがすっと解けて
    そこで描かれたキャラクターたちの想いが
    犬編と同様に細かい粒子で表現されているような
    感じがするのです。

    ひとつの戯曲から表された二つの世界、
    その違いと共振するものそれぞれに
    ゆっくりと強く心を捉えられたことでした。
  • 満足度★★★★

    花→犬と見た。
    花だけ見ると、さっぱりわけわからん。犬を見ないと、花の意図するところが見えない。

    ネタバレBOX

    花のナースさんが素敵。話はわけわからないけど、ナースさんの魅力で最後まで見ちゃった(笑)
  • 満足度★★★★

    犬編
    役者がすごい…勉強になりました

  • 観てきた!
    観てきた。

  • 満足度★★★★

    演出家恐るべし
    犬→花の順で観劇。同作品の2本だてということを計算したとは思うが、ここまで違う作品になるとは。作品自体に力があるうえに、役者陣の演技も秀逸。どちらも観ていて楽しかった。

  • 満足度★★★★


    こちらは筋が分かりやすい。出演者が熱演。わかりやすさでいうと犬→花の順がよいが、味付けの濃淡からいうと花→犬のほうがバランスが良い。同じ筋でよくここまで違うものができたものだ。

  • 満足度★★★★


    少々演劇マニアックなつくり。ストーリーが分かりにくいが、異次元世界の感覚が印象に残る。たしかにすきまのおっぱいは気になる。

  • 満足度★★★

    「花」編
    「犬」編を先に観ていて良かった。

    ネタバレBOX

    席に着いて舞台上では役者が本番前の雰囲気そのままの感じで、知り合いを見つけると挨拶したりしているのを見るともうある意味始まっているんじゃないかと思いつつ見ていた。始まり方、終り方などまるで通し稽古を観たのかも知れない。
  • 満足度★★★★

    「犬」編
    退廃的雰囲気の中、狂人のような登場人物を見ていると「寺山修司」を感じた。
    井上みなみさんが凄い!

  • 満足度★★★★★

    まずは犬編
    若手俳優+谷賢一さん演出の犬編をみました。いつものカナリア派とは全然違う!でも面白かった!いつも美少女役の牛水さんが妖絶で恐ろしいほど。男性陣の熱演、升さんの愛らしさに泣きました。「駆け抜ける犬編」のサブタイトルがぴったり、疾走感溢れる舞台でした。

    ネタバレBOX

    犬の松崎さんが犬の格好をしていて、最初は笑ってたんですけど
    後半から切なくなってきました。犬ってなんでしょうね?
    どうしようもなく救いのない話なのに、なんだか奇妙な感じで
    ポップ?というか不思議な感覚が残りました。

    大人の花編も楽しみです!
  • 満足度★★★★★

    花→犬→花
    カナリア派の大冒険。土日のみ「花→犬」の順序だったので、つい花をリピート。直球の犬編は役者の熱意がすごい。花はイメージの洪水・・・に、見せかけた、達者な役者に裏打ちされた小さな感情の増幅。混乱や奇抜さを装った丁寧な演出。

    ネタバレBOX

    必死って、切ない感情なんだって分かった。
    犬・花共に苦しい物語だが、私は花の絶望感と美しさに軍配を上げる。

    ざっくばらんに言えば
    物語を求める人は犬を
    心情を求める人は花を
    良いと言うんだろうな
  • 満足度★★★★

    違いを楽しむ
    犬編と花編を続けて見てきました。
    これこの順番に見ないと花編は分からないと思います。
    演出家の違いによってここまで違うんだという事に驚きます。
    しかも、花編の開演前・上演中・終演のこだわりも感じられて、
    何だか面白かったです。

  • 全然違う
    もともと赤澤さんをみたくて予約。なぜかといいますと。昨年、「結び目」の舞台挨拶、タイニイアリスの「コロブチカ」の客席でお姿を拝見。今年は「不倫純愛」でお見かけし、ビックリ。「花」では座席位置を変更しました。舞台はさきほどみたものとはまったく違います...病院ですね。みなさんナース姿。

    ネタバレBOX

    「犬」をみていない、ということを想像すると、きっと「花」はぜんぜんわからなかったと思います。かなりお話が進んでから「あれっ、これは多重人格のお話?」と思い始めました。であれば、もっとわかりやすい別人格の現れ方があってもよかったのではないでしょうか(映画「シェルター」なんかとっても不気味でしたが)...もっと間を置くとか。二人がおなじセリフをあえて合わせることなく発するのは面白いなとかんじたものの、お話がみえないというのはツライものです。始まる前から「みてもらっている」わけで、終わるときもそのはず。なんとなく中途半端な感じが拭いきれませんでした。

    同じ脚本の舞台をほぼ同時に、しかし違う演出でみる、という良い経験ができました。ちょっとだけかもしれませんが、演劇の深みをみたような気がします。

    ☆☆
  • 生きるということ
    今日は連続です。まずは「犬」から。
    舞台正面の低めの席に座りました。左右にもイス席。
    目の前にあるのはさびついた石油缶でしょうか。
    小さな小屋があって、まわりにはたくさんの風船人形。
    女性がおひとり舞台に上がって石油缶に座り、人形を作り始めます。
    私のところからは背中しか見えませんが、手慣れた手つきのよう。
    振り返るとそれほど難しいお話ではありませんでした。
    「犬」が切なく、哀愁を漂わせた眼としぐさがよかったです。
    戦後の混乱期、生きるためのおはなしですね。

    ☆☆☆

  • 花編
    うーん。正直よう分からんかったです。。。

  • 満足度★★★★

    犬編
    なかなか面白かった。なんだろうね、この汚らしくない下品さ。いやらしくないエロさ。

このページのQRコードです。

拡大