ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。 公演情報 ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-11件 / 11件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    なかなかヘヴィーな物語で
    きっともっと苛烈に沢山ありふれているんだろう光景
    ごく個人的にはこのような立場、環境にいままで身を置いた経験が無く
    そこはノリきれなかった面もありつつ各々の芝居、劇の空気に満足

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    2012年の宮城県の小学生たちを描く。途中、ソフトボールのシーンやラストシーンの舞台装置の使い方は演出の巧さを感じた。小学生たちの小さな世界での争いを描くという方向性にリアリティがあり、細かい部分へのこだわりが感じられた。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    グサリとくる芝居ですね。自分の小学生時代は空気の読めないASDのような奴だったので、トラウマを思い出すような内容でした。しかしながら、大人が小学生を演じても意外に違和感がないなー。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    ミレニアム(2000年)生れの小学6年生の群像劇か、それとも主人公 ゆきのりとその級友 りょうの心象劇か。何となく中途半端な印象である。どちらかを中心に描いたほうが、もっと印象的になった。
    チラシにもあるように「金魚鉢の魚のように、教室で僕らは群れをなしている」は、それぞれの登場人物の背景を描き、狭い世界(教室)でマウントを取り合っている。一方、ラストは先の2人の夫々のモノローグ、その思いを激白する。

    2012年、東北地方(宮城県か)の小学校。前年の東日本大震災を背景にしているところもあるが、緊密性は感じられない。少しネタバレするが、教室におけるヒエラルキーを覗き見て、虐めという負の連鎖に心が…。劇中一人ひとりが叫ぶ「教室は、戦場だ!」は、逃げ場のない教室で、いかに上手く立ち回るか。小学校を舞台にしているが、実は大人になっても勤め先、いや社会という枠の中で どう上手く立ち回ろうか四苦八苦している。そんな光景が垣間見える可笑しみと悲哀を感じる作品だ。
    (上演時間2時間5分 途中休憩なし。アフタートーク20分)

    ネタバレBOX

    舞台美術は、ほぼ素舞台であるが、状況に応じて後ろの衝立(壁)が左右に開き、奥から東日本大震災時の立ち入り禁止(地区)を思わせるオブジェが迫り出してくる。この演出は前作にもあった。

    アフタートークのゲストは生田みゆき女史(演出家)であった。トーク で登場人物(級友)は皆 被災者であるが、その背景の描きが弱い。被災経験者と距離感のある(被災地から遠く離れた)者とでは捉え方に感覚的な違いがある。観ていて 教室内の出来事と被災という背景に距離を感じる、そんな趣旨の話をしていた。脚本・演出の菅井氏は被災経験者であり その感覚の違いか。

    主人公 葛西ゆきのり は母子家庭、父は大震災で行方不明のまま。震災前日に父と諍いをしたことがトラウマになり、自分の主張をしなくなり争いも避ける。級友から仲間外れにされないよう周りに気を遣い不自由だ。一方、雨宮りょうは 空気が読めずクラスの嫌われ者、友人がいなく孤独だが自由でもある。そして彼は母が失踪し父子家庭。この親1人子1人という似たような境遇にありながら、心持はまったく正反対な二人が微妙な距離感で親しくなったことで 少しずつ世界観が変わる。

    物語では、クラスメイトのそれぞれが抱える苦悩を描き、虐めることによって自分の存在を知らしめている。いかに仲間外れにならないようにするか、強い者は その立場をいかに守るか。虐める側か虐められる側か、まさに教室は戦場だ!この教室内の出来事は面白く描かれているが、震災に係る場面はやはり弱い。劇中でも ゆきのり の思いだけが描かれている。
    演出は、アフタートークでも 司会が話していたが、ソフトボール大会のシーンが好評らしい。たしかに 投打を色々な角度で見せ、音楽と相俟って迫力・緊張感ある場面を描いており巧い。

    ラストシーン…ゆきのり は、自分(の意思で)一人で生きていけるような強さがほしい。一方、りょう は、寄り添える仲間がほしい、といった今までの生き方とは違う思いを激白する。いつの間にか入れ替わったような思い 考え方は、二人の友情の表れであろうか。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     誰もが思い当たるふしのある物語だ。3.11を背景に置くことで物語が極めて大きな社会性を帯びた。

    ネタバレBOX

    小学校最終学年6年の地方の小学校の某クラス。大人たちは忘れてしまったような顔をして子供たちは金魚鉢の中で群れを組んで楽しそうに泳ぎ回る仲良しの仲間のようなものだと考えたがる。然し現実の金魚鉢の中は? 強いクラスのボスとそれに追随する者だけが真っ直ぐ前を向いて頭を高くしているのだとしたら? 時期は2012年、前年にはF1人災、大津波、大地震という未曽有の複合災害があった。登場する子供たちの多くが親族や眷属を失くし、トラウマを抱えるなど多大な影響を被っていた。
     ゆきのりの父は行方不明のままだ。母は既に亡くなったと判断している。然もクラスの嫌われ者、りょうのお父さんとの再婚を願っていた。各々の父と母が結婚することになれば2人は兄弟ということになる。当然親は親で自分の子に再婚に対する子供の意見も訊いていた。だが、子供からすれば親同士の関係がどのようなものであるのか? 全く分からない。そこで2人が会うことになっていたある日、親たちの後をつけそれぞれの親が心置きなく笑う様子をホントウに久しぶりに見た。その笑顔は互いの連れ合いを失くした時以来であった。りょうの母は3.11は生き延びたものの父とりょうを置いて別の男と失踪してしまっていた。
     クラスのボスはこうじ、輝いていた彼の兄が失速し強い者の言いなりにされている姿に傷つき自分は決して負け組にはならないと皆に優しかった己を裏切り、暴力的になって皆に君臨していた。女子ではさやを中心に特異な感性を持つまりを虐め毎日いたぶっていた。そんな力関係が逆転する日が来たのはソフトボール大会の勝敗がついた後だった。りょうの発案でそれまで虐められたり弱いとされていた者達のグループと強いとされていたグループに属する者達が対決、勝ったのは弱者と見做されていたグループであったが、これを契機にこうじは、学級委員だがはぶられていたしょうまを自分達のグループに加え、それまで加わっていたゆきのりをはぶった。そして遂には高台に2人を連れて行き飛び降りた者を自分達の仲間に入れると宣言する。しょうまは飛び降りたが認められず、その不正に怒ったゆきのりも飛び降り、認めないのならこうじ自身が飛び降りてみろ! と迫る。こうじは怯んで飛び降りることができず、腰抜けであることを晒した。
     以上のようなことがあった後、りょうとゆきのりは試合に勝たない方が良かったと主張するゆきのりと関係を変えたし練習をしてフェアに戦って勝ったことを是認するりょうは会話を絶ち二度と会話を交わすことなく、話ができないのなら手紙を出す、とのりょうの提案も蹴ったゆきのりであった。りょうからの伝言はゆきのりの母から伝えられた。りょうの父とゆきのりの母との再婚話には反対であること。それはゆきのりも同意見であること、りょう父子は祖父の下へ行き祖父と共に暮らすことになったこと。
     その後、りょうは交通事故で亡くなった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    鑑賞日2023/08/10 (木) 19:00

    価格3,500円

    東京藝術大学のメンバーで立ち上げられたフレッシュな劇団。
    芸大の講義「身体言語論」→「身体ゲンゴロウ」と捻って名付けられたそうです。
    小学校と言う小さな社会には、教室の中にヒエラルキーが存在していて。
    自らを主張できるのは強い者・それを擁護する者たち。
    どんな立場にいる子どもたちも、決して周りに置いて行かれないよう
    それぞれの想いが劇中で錯綜する。東日本大震災の起きた翌年2012のお話です。

    ネタバレBOX

    ピアノ曲がメインの音響。ラジオが天上から暗転の中出てくる序章が美しい。
    ブレイブボードを乗りこなす役者の動きも、情熱を感じられて良かった。
    しかしながら小学校が舞台の本作…どんなに頑張っても小学生には見えない笑
    いっそ高校を舞台に、被災者の心情やヒエラルキーを描いたセンシティブなドラマ劇にしたら
    もう少しリアリティがあったようにも思います。

    全体的に若い役者が多く、演劇に対する直向きさこそ伝わるものの
    完成度と言う意味ではイマひとつと言った印象。学生演劇を観ている気分でした。
    脚本演出のご本人が被災され家が流され…と言ったアフタートークを聞いて
    ピンと来たのですが、ゆきのり達が生きた2012年を自らと照らし合わせて書いているからか
    観客側からは、小学校と被災の出来事が別世界の様に感じてしまう点。
    クラスメイト達も被災者な訳ですから、人間関係以外に被災者側の心情をもっと感じられる
    シーンがあっても良かったかな。でないと震災のワードを使う意味が薄れてしまうから。

    また、チケット料に加えて活動費の為に支援金を求めるのは、ちょっと解せないです。
    他大学公演のようなフリーカンパ制なら分かりますが、
    劇団としてやっていくなら、ご支援はチケット料金でその対価を取るべき…と考えるからです。
    コロナ禍で芸術活動が難しいのも価格高騰も皆さん同じなので、
    私たちはその中でご支援頂けるようなクオリティのものを今後も魅せて行くしかないかなと。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    キャラクターの説明がないまま進んでいく感じなので、最初は置いてきぼりを感じましたが、トータル的には面白かったです。

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    痛み痛み痛み。ノストラダムスの大予言を生き延びた2000年生まれのミレニアム・ベイビーズ。2012年小学六年生、あるクラスのささやかな青春。前年には東日本大震災で地獄を見せ付けられた被災地が舞台。
    痛み痛み痛み。虐めでしか安心出来ない人間関係。やられたくなければやるしかない。誰もが誰かを憎んでいる。惨めな劣等感を癒す為には更なる弱者を踏み躙るしかない。痛みの連鎖。惨めな連鎖。
    勿論誰一人幸せにはなれない。誰もが心の底の憂鬱を引き受けて生きるしかない。

    男子と主人公の母親役をやった柳町明里さんは雰囲気がある。

    ネタバレBOX

    amazarashiの「夏を待っていました」みたいな鮮烈な絵が欲しい。何度も聴き直したくなるのはその力。こういう作品には『リリイ・シュシュのすべて』もそうだけれど圧倒的な美しさが必須。醜さの説明は簡単で、でもそれだけでは人の心を打たない。陰惨な事件は求めずとも連日世界中に撒き散らされているだろう。藤子不二雄Ⓐの漫画、『少年時代』なんか今思い返しても素晴らしかった。
    ソフトボールの試合のシーンなど演出がずば抜けている部分もあるが、全体的に無駄が多い。要らない情報ばかり。絶対に裏切らない親友に裏切られてこそ映画。「まあそうだろうな」の連発では安い。作家のやりたいことが判るだけに歯痒い。
    主人公とりょうの関係性を軸に少年の視点から見えたちっぽけな世界から綴っていくべき。全員のドラマを公平に語ろうとするから物語があやふやになってしまった。(匂わせる程度でいい)。

    母親の恋愛が相手の息子の訴えで消えるのはドラマとしておかしい。りょうの行動が突発的で発達障害っぽい。視点が混線、混乱、何を見せたいのか作家の肚が決まっていない。もう一手踏み込んで欲しい。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても面白かったです!
    小学校という社会を描いた作品でしたが、リアル感があり、何とも言えない気持ちになりました。
    深いテーマでありながら、重くなり過ぎず、独特の世界観が良かったです。
    役者さん達の熱演も素晴らしく、その表情に泣けてきました。
    悔しさや罪悪感を抱えながらも、どうしようも出来ない姿は、子供も大人も同じだなと思いました。
    良い舞台を観る事が出来て、大満足でした!

  • 実演鑑賞

    あまみやりょうって聞くと、タップダンス俳優を思い浮かべてしまうなあ。

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