人や話が、ねじれてた。
色々あった末にねじれが解消される話と言ってしまえば単純に取られるやも知れませんが、人生のねじれを解消するのは至難。他人から見れば小さな理由が本人は大きく、本人にとって小さな理由が他人には大きかったり。実生活を省みました。
満足度★★★★
震災による心の傷とそれが癒されるさま
震災が人々に残した心の傷とそれが「ある事」によって癒されるさまを、個人的に好みな「もう一つの要素」も加えて描いて優しい。
7年前の初演ながらかくもリアルに感じられることに驚き、また、こんな風に被災者の方々の心が癒える日が来ることを願うことしきり。
満足度★★★★
上演してくれてよかった
地震により肉親、夫、また震源地の真っ只中での被災、それぞれが地震を乗り越えて生きていく、生きていこうが描かれておりました。よい作品でした。
地震だけを題材にした作品であれば上演はどうかと思いますが、生きていく・生きていこうの作品であったので、公演中止や演目変更せずに、この作品を上演してくれてよかったです。
満足度★★★★
やさしいお別れ
初見です。はっきりといえば甘い、ですが、こんな優しいものもいいかと思います。震災後の重いテーマを扱ったにしてはギスギスせず、やわらかい気持ちにしてもらいました。これからの舞台も楽しみです。
満足度★★★★★
さよならの挨拶
「3.11」がよぎるのは避けられないと思う。ネジレてしまった今をどう揺れ戻すのか、笑いつつも涙する。残された人の心の傷が重いけどラストには心が揺さぶられた。
満足度★★★★★
普遍性を感じる舞台
内容的に、3.11のことをオーバラップさせることなく
観るのが難しい舞台ではありました。
でも、この舞台には、単に地震からの立ち直りに留まらない、
もう一歩踏み込んだ普遍的なものが込められているように感じました。
満足度★★★★★
ねじれてく
トイレの中の貼り紙良かったです。こういうちょっとしたことってきっと女性劇団ならではなのではないでしょうか。本当に観て良かったです。色を大事にする東京ネジなのですよね。この時期だからこそ、とか、そういうことは云いたくないです。いつでも上演していい作品だと思います。それぞれに感情移入もできたし、お芝居を楽しむことが出来ました。
満足度★★★★★
感動
単純なコメディーが好きな私にとっては重い内容かな・・と初めは思いました。
でも、どんどん引き付けられ何とも言えない気持ちになりました。
言葉で表すのはちょっと難しいのですが・・感動しました。
とても深いです。
重いストーリーが苦手な私がお薦めできる作品だと思います。
満足度★★★
ストーリー性抜群
ストーリー性が高く、背景を考えてくると感心しりきでした。
芝居の内容には合わないテンションの高い演出がどうも馴染めませんでした。
折角ストーリーがしっかりしているのに、じっくり見せる芝居にすればメッセージ性が高い作品に仕上がったのにと思いました。
満足度★★★★★
今だからこそ
この作品をみることに意味があるのだと思いました。
地震を経験していない方もした方も、必ずなにかを感じられる作品だと思います。
そしてそのなにかの中に、希望がある。
私は感動と勇気をもらいました。
満足度★★★★★
「震災後」のために
「震災前」に公演が決定していた、「震災後」のための作品。とてもいいものを観た。
天災というのは唐突すぎて、いっぺんにの中にいろんな詳細を持ってかれたあとは、しばらくそれどころじゃない時間に懸命になる。今現実はまさにその渦中だろう。
けれどいつか彼らには、持ってかれたこまごまとしたものを取りに行く時間が必要になるはずだ。
この作品が描いてるのはそんな、彼らたち自分たちが必要になる「これから」だ。
しかし何より、重みのある題材を取り上げつつも、それをありがちな胡散臭さや湿っぽさとして見せないところがいい。
高野文子やこうの史代のマンガの読後感のような、あるいはマームとジプシーのような、言葉のたおやかな折り込みと女性的な繊細さ。
噛み締める程に旨味がでる味わい深い乾物のような作風は、決して理解しやすいものではないので、明快な物語が好きな人にはつまらないと思う人も少なくないだろうが、好きな人にはたまらないと思う。
役者は言葉の使われ方の妙も相まって印象に残る人ばかりだったが、特に双子姉妹の演技と声は今まで観て来た中でもかなり上位の気になる役者。音楽も好きだなあ。
まあとにかく観ていっぺんにファンになった。最近ここにレビューしてなかったのだが久々に書きたくなるほどによかった。いい劇団だ。
次回予告に高野文子の中編「奥村さんのお茄子」が入っていたので、観に行けたら行きたいなあ。