満足度★★
表現って難しいですよねっ!
メロスと太宰が交互に演じられつつ、
なんか実際の演者近況なんかも入っていたようですな。
現代美術の画廊のような舞台セットで表現された世界でしたが。
コンクリートの地に作業用鉄パイプ+油絵での作りは、
作品世界にあってたかな?って感じました。
精神世界の入力・出力は個々さまざまですし、
こーゆーのもありかと勉強になった作品でした。
満足度★★★★
演劇にとどまらない表現の力
太宰治の二つの小説、
それぞれの持つ色が独自のタッチで
組み上げられて
ひとつに収まっておりました。
混じり合わない色の強さと
重なりが醸し出す広がりが
したたかに空間全体に置かれて・・・・。
美術や画面を使った
見せ方も作品の奥行きをしっかりと作り上げていて。
作り手のもくろみどおりのものを受け取っているか
観る側には知るよしもないのですが、
すくなくとも
客入れから最後まで
貫くように描きこまれた世界を
感じることができました。