満足度★★★★
演劇にとどまらない表現の力太宰治の二つの小説、それぞれの持つ色が独自のタッチで組み上げられてひとつに収まっておりました。混じり合わない色の強さと重なりが醸し出す広がりがしたたかに空間全体に置かれて・・・・。美術や画面を使った見せ方も作品の奥行きをしっかりと作り上げていて。作り手のもくろみどおりのものを受け取っているか観る側には知るよしもないのですが、すくなくとも客入れから最後まで貫くように描きこまれた世界を感じることができました。
ネタバレBOX
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2011/05/14 08:04
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