死の町 公演情報 死の町」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★★

     
    観劇

  • 満足度★★★

    タイムリー。
    ブームにのってる感のあるちょっと軽いノリのあおり文句にどうかと思いましたが、
    マスコミに対しての皮肉がきいていて、構成もしっかりしていました。
    ただ、好き嫌いははっきり分かれるかと。
    でも万人に媚びないそういう姿勢は好感が持てました。

  • 満足度★★★

    ドキュメンタリー要素が強い?
    芝居というよりか、大臣の辞任に至る経緯を描いたドキュメンタリー要素が強かったかな。
    悪くは無かったですが、ラストになにかチャリTらしさがあってもよかったかな。

  • 満足度★★

    すいません
    僕の好きな内容ではありませんでした。
    でも団体さんは否定してるわけではありませんのであしからず。

  • 満足度★★★★★

    ニヤリ
    政治家のちょっともらした発言に対して、大騒ぎするマスコミに対する皮肉がこっもていて笑えた。
    マスコミはもっと真実の自分の手を汚し、汗をかいて記事をとって欲しい。

    作風は違うがザ・ニュースペーパーのコントの面白さを、思い出させてくれた

  • 満足度★★★★

    いいぞー
    見事な検証劇。真実は分からないけど、このストーリー実に自然な流れで納得させてくれる。エンターテイメントとしてもすごく面白い。これからもこんな告発的企画ドシドシやって欲しい。

  • 満足度★★★★

    「ほら、放射能」
    鉢呂元大臣の「死の町」発言と「放射能つけちゃうぞ」発言を探偵らがユーモアと皮肉たっぷりに検証するスタイル。

    興味を惹く話題をコンパクト&シンプルに観客へ訴える良舞台。

    ネタバレBOX

    大臣辞任までに発展した件ではあったが、「死の町」という発言がそこまで不謹慎かどうかとか、「放射能~」のアバウトな報道に違和感を覚えるとか、イイ材料をもってきたなという感じ。
    各マスコミの表現の違いとか、過去に「死の町」という言葉をマスコミが使っていたとか、調査もしっかりしている様子。結果、(本当の意味での)誤解とマスコミの保身の犠牲ということらしく、呆れた感があるもこれが(まかり通っちゃうのが)現状の日本ということか。
    前日に観た、東京フェスティバルの公演でも、このことに触れたシーンがあった。マスコミの悪い部分に光を当てる意味で両作品とも興味深くも恐ろしくもある。

    松田優作(熊野善啓)の「なんじゃこりゃ」がところどころに挿入されていたけども、普通ギャグに利用されるセリフが、シリアスかつなんと内容にあった台詞であっただろうか。
  • 満足度★★★★

    コメディ×時事ネタ
    「死の町」と発言した鉢呂大臣が解任までの流れを時系列に解明する演劇だった。コメディと真面目さを併せ持つ興味深い舞台だった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/

    鉢呂大臣がなんで辞めさせられたのか?という素直な発想からこのお芝居を作ったらしいが、概ね成功だったように思う。大臣が、マスコミによる大バッシングののちにどうやって辞任に追い込まれたのかや、オフレコ発言で「放射能つけちゃうぞ」というような不謹慎な発言をして大騒動へと発展した過程を、松本先生、探偵コナン、探偵マーブル、探偵ホームズ、探偵松田優作らがあれやこれやとコメディ的に検証し、解明していくのだ。笑

    オフレコ発言が大臣自身の記憶にはなく、報じられた発言内容もマスコミ各社によってバラバラなことから真実は隠されてしまった形だ。メディアが流した鉢呂大臣の発言を時系列に追っていくと、なるほど・・メディアにしてやられたな。という印象を強く受ける。

    いつの世も、噂とか風評は民衆の数によって操作されてしまうことが多い。マスコミのように電波によって流される情報はそれが正当でも間違いでも瞬時に世間を動かしてしまう力がある。よく考えれば末恐ろしいことなのだけれど、一人の大臣が簡単に辞任に追い込まれるさまはメディアの報道を見るよりも解りやすくて興味深かった。

    終盤で、鉢呂大臣の福島に対する思いや、福島県人が鉢呂大臣に対してツイッターやネットで称賛していた事実や、辞任阻止の署名活動が起こった事実、福島の現状を一番辱知していたのは鉢呂大臣だったこと、大臣の原発エネルギー政策見直しの功績を説明していたところをみると、これを書いた脚本家も鉢呂大臣擁護派なのかな?とか思う。

    作品『死の町』は、一人の大臣を辞任に追い込むのに、さほど時間はかからなかったという徹底解剖だった。新たなる挑戦的な舞台でひじょうに楽しめた。

    鉢呂大臣役の雷 時雨が、まんま鉢呂かと思うほどの熱演。またルパン三世だと思っていたキャラクターは松田優作だった。つまり、同じキャラ!笑



  • 満足度★★★★

    最後に笑うのは誰か
    「3・11」以降、テレビや新聞しか見て無い人と、自分で情報を精査する人との較差はあまりに大きい。政治とメディアの癒着、本当の事は知ろうとしないと知れない。とても大事な事について「死の町」は警鐘を鳴らしている。そして、こうした問題は演劇だからこそ効果的に伝えられるのだと思った。今、演るべき、見るべき演劇だなと思った。あっという間の、1時間。

  • 満足度★★★★★

    無題227
    受付の5分ほど前に5階へ上がるが、狭い…5人でいっぱい、会場のドアを開けるのもひと苦労。先に受付(チケットは整理番号付)、中に入ると左側に椅子席2列(奥は3列かな?)、右、柱を挟んで椅子が7脚。<作品内容>そのまま、時間にして1時間。著名人(名うての探偵ばかりがこの時のために集結)が真相を暴く…ことになっている。報道されたもの(「死の町」発言)、その経緯を検証し、真実を明らかにする。これを報道(再現ドラマ)というカタチに倣って観客に問う。って、いたるところで笑ってしまう。あちこちに仕掛けられたツボにハマる。記憶はアナログ、固定するまでにデータはある面劣化、簡略化され、繋ぎ直され、他の記憶と溶け合い、刺激がなければ深く沈み層の底辺でだんだんと薄れてゆくのだろう。とても面白かった。20:57終演

    ネタバレBOX

    内山さん「兎ノ刻 ートノコクー」、杉村さん「花と魚」...。

    さまざまな「人」が登場します。けっしてソックリさんではありませんが、よくダシが効いているというか、よい味付けでした(ここは個人の味覚によりますね、きっと)。

    名探偵揃いなので、目にも鮮やかな推理が溢れんばかりに、とはならず、観客と一緒に首をひねるばかり。珍妙な推理も含め、繰り返される再現ドラマを通じてわかりやすく、また、いろいろな横道を示しながら筋道を伝えています。

    指をならしキューを出す、さっと足を組み役柄を代える、柱の後ろで上着を着替える。

    新聞各種、12/7の日付、オリンパスの記事がみえる。

    コナンが上手のドアを閉めたのは、閉め忘れていたからだろうか、開演直後から気になっていて、ここから出入りするのかと思った。

  • 満足度★★★★★

    非常に刺激的
    とてもおもしろく観ました。現実が演劇的です。これは満足です。
    チャレンジ精神に拍手。

  • 満足度★★★★★

    2回目の書き込み
    ネタばれへ

    ネタバレBOX

    劇団・チャリT企画の死の町を渋谷ギャラリーアクトにて観劇。チ​ャリT企画は劇研(早稲田演劇研究会)出身だ。
    時事ネタを取り上げる劇団で、前作でも死刑問題を描いていたが、​今作も原発での放射能をつけちゃぞ!事件についての芝居だった。​この問題は鉢呂大臣がオフレコ会見で、そのような事を言った?言​わなかった?事と、マスコミの発表した鉢呂大臣のコメントが各局​によってあまりにも違い過ぎていて、何故そのような事がマスコミ​側に起こったのか?もしかしたら鉢呂大臣とマスコミ側の間で何か​あったのではないか?を問う芝居だった。
    それを探偵コナン、マープル、ホームズ、松田優作などが出て来て​、事件を解決していく。最初はマスコミ側からの発表文、言い分、​福島県民の言い分、世間のこの問題に対する考え方、そして鉢呂大​臣の原発の考え方など、周りからじっくり検証していき、最後にそ​の時の鉢呂大臣とマスコミの会見模様を再現して、事の真実を突い​ていく見せ方だ。
    完璧な戯曲を茶化し脱線しながら見せていく演出方は、難しい問題​にすんなり入り込ませてくれる。そして観客はこの事件の問題点が​分かってくると共に、演出家のメッセージがはっきり見えてくる瞬​間でもあるのだ。
    そのような流れで見せる演出方は、やはり戯曲を書いて、書いた本​人が演出をするからこそ出来る技であろう。
    見応えがあり、満足させてくれる作品だった。
  • 満足度★★★★★

    非常に演劇的
    文字にすると、鋭くなったり、微妙なニュアンスが伝わらないことも、
    役者の口を通して伝えると、
    柔らかくなったり、伝わったり(なんとなくだけど)する。

    テレビや新聞なら、まずはスポンサーのかたがたの意向をくみ取らなければならないことも、
    広場みたいな舞台のうえでなら、
    素直に感じたありのままを、目の前の人たちに伝えようとすることができる。

    ポレシュを見るまでもなく、現代の日本というか世界では
    ただばくぜんと「グローバリズム」とかと呼ばれたりする
    目に見えない悪魔みたいな空気が荒れ狂っていて、
    ただ、それはメディアを通しては株価の動きのようなデジタルな信号でしか伝わってこず、
    そういった信号さえ、たとえば聖路加の人たち(もう引っ越しましたけど・・)によって
    欲望を煽る脈動として・・億を超える資産に辿り着くための細い蜘蛛の糸として
    神格化され・・
    さらには信号の動きに0.1秒先んじてマウスをクリックすることが巨万の富を得る鍵のように吹聴され、励行される奇怪な世界・・。

    考えてみれば
    この荒れ狂う波の中、
    小舟のようにたゆたうひとりひとりがすがりつく最後の場所は、
    日本の(顔の見えない)ツイッターやネットゲームなどではなく、
    今夜のような小さな劇場(あるいは教室)であって、
    集まったお互いの正気を、笑いながら確かめ合う最後の砦なのではないかとさえ思えます。

    マスコミが、まるで電気信号のように
    何も咀嚼せずに食べた情報を元にヒステリックに明滅し続けるとき・・
    果たして正気の人たちはそれらをどう受け止める(あるいはスルーする)べきなのか?

    今夜の会(あえて舞台とは言わないです)は
    そのことを指し示しているように思われました。

    ・・・別に劇場の中で政治に対して十分に演劇的なカリカチュアが遂行されるなら、
    実際の政治の舞台の上でまで同様な乱痴気騒ぎが行われることを
    誰も望みはしないだろうにな、と、思ったりしつつ。

  • 満足度★★★★★

    観るべき芝居だ!
    これほどまでに時事問題をストレートに追求していく劇団は今の処は全くと言っていいほど見当たらない。若手劇団のポツードール、チェルフィッチュ、五反田団、マームとジプシー・・・などの表現方法とはあまりにも相反しているので若者受けはしない劇団かもしれないが、完璧な戯曲とその戯曲をあえて崩していく演出方は、作・演出の位置にいるから出来るから技と言ってもいいだろう。確かに戯曲も大事だが、その内容を如何に、確実に、見せる方法が一番難しいのだが、簡単にやってしまうこの演出家は凄い。そして観ている観客は満足してしまう。今作は本当に大満足だ!

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