満足度★★★★
さすがトマ作品
ロベール・トマ作品だけに隙がないと言おうか緊張感が持続すると言おうかストーリーテリングが巧みで目が離せない。また、ラストの展開も鮮やか。
(…とか言って、遭遇したこり友さんの解釈に大きく膝を打ったのだが)
満足度★★★
もうちょい工夫があれば
外国古典をヘンに誇張したりせずスマートに違和感なく上演するには演技の質の高さが求められると思う。
そういう点では足りないところがあったように感じました。
見えない部分というか、想像しずらい部分がそのまま観客に放られたようで大事な推理に明瞭さが欠けた。
満足度★★★
大掛かりの舞台をしっかりと
かなり大がかりな物語を、小劇場でしっかりと構成できていたのは見事だと思った。一部、演技のぎごちなさとか、上流の雰囲気とか、もう少し出ているとよかったと思う。演出の早坂彩は世田谷シルクで演出助手をしていたそうで、世田谷シルクっぽいパフォーマンスシーンも入れこんでいた。元々の大雪の朝、という設定を切ってしまったため、閉じ込められた8人、という緊張感が今一つだったように思うのは残念なところだが、全体には本作の持つミステリータッチは活かされていたと思う。エンディングの長セリフを担う加藤はなかなかの出来で大発見かも…。
満足度★★★
こういう話だったんですね
結構愉しめました、舞台セットの作りこみ頑張っていました。
でも作品原作が古いのか、今では「あれ?」こうしたら?!
などという突っ込み入りそうな感じがしたトコもありました。
ただテンションが一定で抑揚が少なく眠気を感じたデス。
満足度★★★
楽しめました
原作も読んだことなければ、映画版も観た事ないけど割りと楽しめました。逆に知らないで観たから、比較対象がない分純粋に観ていられたのかも知れない。
僕が思うサスペンスとは、単調になりがちでそこを工夫するのが難しいところだと思うし、腕の見せ所ではないかと思うのですが、残念ながらその辺の緊張(緊迫感)と緩和があまり感じられなかったです。
ただ悪くはない、悪くはないだけにちょっと残念かなと思えた。
そんな中でも照明が良かったかなという印象があります。
『8人の女』にて初の本公演との事なので、これからの団体だと思います。
暖かく見守るとともに、今後に期待です!
満足度★★★
残酷な仕打ち
これは以前、映画で観たが物語は1950年代、郊外の屋敷が舞台。クリスマスのために集まる家族と、忙しく働く使用人の目の前で、屋敷の主人が死体で発見される。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★
女の怖さ
家の主が殺され、同じ家に暮らす8人の女の内の誰が犯人なのかを巡るミステリー作品でした。緊迫した雰囲気の中にもユーモアのある台詞があったり、犯人が分かったところで終わらずにもう一捻り皮肉の効いた展開があったりと、洒落ていました。
したたかさや嫉妬深さなど女の怖さを焙り出した脚本は良かったのですが、演出がいまいち脚本とフィットしていないと思いました。
ずっと会話が続く内容で視覚的に単調になりがちなのを身体表現を用いて変化を与えていたのは良いのですが、作品の雰囲気に合ってないように思いました。いかにもダンス的な音楽に合わせた動きよりも、何回か使われていたスローモーションのようなマイム的な動きの方が適していると思いました。
前半はほとんどずっとBGMが流れていたのは、後半との対比を出すためだったと思うのですが、音量が大きすぎて台詞が少々聞き取りにくいときがありました。
演技も台詞まわしが板についていなくて、噛む場面が何度もあったのが残念です。少女から老人まで幅広い世代の登場人物が出る作品を同年代の役者たちだけで演じるのにも少々無理があったと思います。
初本公演ということで、まだまだな所が多く感じられましたが、原作自体の面白さもあって、楽しんで観ることが出来ました。
満足度★★★★
満足です
過去に映画や舞台で観てきた作品ですが、今回の小劇場版は90分の枠にコンパクトにまとまっていて、正直うまいと思いました。スタッフや女優さんの熱意も感じられて、満足です。ちょっと変わったダンスもよかった。
満足度★★★★
綺麗なサスペンス。
劇全体として綺麗な劇だったなー、という印象です。
照明の色がカラフルだったり、音の感じがほんわかしてて、とても自分の感性に合っていました。
ダンスもとても素敵でした。
ですが、ストーリーはなかなかにサスペンチックで、ドロドロしてて。
そのドロドロがきれいに彩られているのがとっても印象的でした。ミスマッチではなくて、なんか自分にはしっくり来ました。
フランス文学っぽい、ってフランス文学よくわからないけど、そういう風に思いました。
満足度★★★★
細胞分裂
のようなダンス(緩急つけた動き)が私の周波数にピッタリあって、これを観ただけでもかなりの収穫。洋ものらしさがよく出ていたと思います。
以下、ネタバレ(雑)