『十二人の怒れる男』/『裁きの日』 公演情報 『十二人の怒れる男』/『裁きの日』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-20件 / 59件中
  • 満足度★★★★★

    次は
    次は次はとワクワクしながら観させてもらいました。
    このワクワクする感じがたまんない!

  • 満足度★★★★★

    凄い空間
    全てがうまくかみあった時
    劇場空間に芝居の神様が宿るような瞬間があります
    今回、まさにそんな時に居合わせたような劇空間に酔いました

    見逃したら損

    見られたことに感謝しかありません

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい!
    「裁きの日」

    脚本家の方が裁判についてとても勉強してると感心しました。
    リアリティーがあって、ほとんど動きが無いのに引き込まれてあっという間の100分でした。
    登場人物も役割がはっきりしていて、観ている側も一緒に裁判員制度や死刑について考えられるようになっていました。

    堪能しました。

  • 満足度★★★★★

    この系統は
    12人の怒れる男系は外れがないですね!!元はとっても古い作品なのに未だに名前が廃れないのはすごいですね

  • 満足度★★★★★

    『十二人の怒れる男』も観ました♪
    昔観たおぼろげな記憶を思い出しながら観ました。
    『裁きの日』と同様、それぞれの役者が、個性的な演技でまとめあげてすばらしかったのですが、観る順序は、『十二人の怒れる男』→『裁きの日』の方が良かったかも。

  • 満足度★★★★★

    わからなきゃいけない(裁きの日)
    息づかいを感じれるほど役者さんと近くて、緊迫と臨場感を与えてくれる狭さならではの魅力。物理的な狭さもあるし、演出の見せ方もあるし。この空間が魅力的、そんな中で繰り広げられる濃密な法廷劇でした。そこには人が人を裁く事への葛藤があり、社会情勢で起こっている現実の重みがあって、賛否とか善悪ではなく、社会と自分の在り方でもがく人間性がじわじわ出るなって思いました。説明台詞的に感じる部分もありましたが、事実をきちんと調べて書いてるんだろうなって好感が持てますし、今一度『裁判員裁判制度』を見つめ直して受け止める必要があるなと感じる意欲作でした。スッと胸に落ちるセリフもたくさんあって、たくさんの人に見てもらいたいなと思いました。

    ネタバレBOX

    僕は舞台奥手側の席に座っていたので、劇中ほとんど顔が見えなかった役者さんもいましたが、あまり気になりませんでした。座ってるシーンがほとんどなので、この作品を演劇でやる必要性を気にされる人もいるかなって思いますが、僕はこの作品は演劇だからこそ魅力的だなって思いました。空間で魅せる、そして情勢に即した、今の時代を切り取る演劇。是非、再演を重ねて、更なる深化を遂げて欲しい作品です。

    作品中、登場人物が「わからない」って言っていて、その通りですが、「わからなくても判断しなきゃいけない」この制度、どうしたらいいんだろう。難しい。やっぱ、わからないなぁ〜って思いました。
  • 満足度★★★★★

    『裁きの日』のほうを観ました
    『十二人の怒れる男』と新作を2本立てにした企画にも感心した。

    名作と自分たちのオリジナル新作を並べて上演、というのは勇気もいることだが、さすが古川・日澤コンビ、現代法廷劇の秀作に仕上げている。

    裁判員制度や死刑制度について、巷間、議論されている問題点について、演劇仕立てで見せていく。

    劇における人物のキャラクター構成もよく、俳優たちがいかにも身近にいそうな役の人物になりきっているのが素晴らしい。

    裁判員制度の疑似体験ができる感じで、惹きこまれていった。

    無駄なく1時間40分にまとめあげたのも高く評価したい。

    日頃演劇になじみのない人にも非常に見やすい作品となっていて、お薦めしたい。

    ネタバレBOX

    演劇的なオーバーアクションなく、自然で抑えた演技で見せていく演出がうまい。

    冒頭、裁判員が入室する前に、裁判長が最初に結論ありきの誘導を語るところが、最近、裁判員制度に異を唱える意見のひとつにあげられてもいるだけに、導入部として興味深かった。

    しかも、この裁判長の体験や個人的心情がのちに語られるので、人間ドラマとしても見ごたえがある。

    1点だけ、気になったのは、裁判員制度では審議に当たり、プライバシーに配慮して番号制で、具体的に名前で呼び合うことはしないと聞いている。これは『十二人・・・』でも番号制になっているが。

    演劇なので、わかりやすく名前にしたのか、それとも『十二人・・・』と区別したかったのかと思うが、実情に即し、リアルに番号でもよかったと思う。

  • 満足度★★★★★

    怒る想い~
    なんか熱い。とても気分が良い。良いものを観た。演出が良いのか、出演者が粒揃いなのか。兎に角観ることが出来た幸せ。100分が短く感じた。「裁きの日」も楽しみです。

    ネタバレBOX

    あの陪審員2?だったかな、木村拓哉がぽっちゃりした感じの俳優さんは誰?気になりました。劇団チョコレートケーキの方々はわかるのですが客演さんたちの名前がプログラムみてもどうもわからないのが残念です。
  • 満足度★★★★★

    さすがです
    『裁きの日』観ました。これはもう見応えありましたね。細かい点で違うんじゃないのと思ったものもありますが,そんなことはどうでもいい。動きのほとんどない会話劇でこれだけ引き込むのは,脚本が良いのはもちろんのこと,個々の役者さんの表情,声の出し方,感情の込め方等の演技力が素晴らしかったからと思います。菅野さん,蒻崎さん,見事でした。これぞ演劇,これぞ芝居。観て良かったと思います。

  • 満足度★★★★★

    『裁きの日』 見応えあり!!
    裁判官と裁判員による評議が行われました。属性、性格の異なる裁判員の議論は見応えがありました。

    特別ではない事件を採り上げたことにより現実感が増し良かったと思います。とは言っても、求刑は死刑、それぞれの判断には重いものがありました。

    ネタバレBOX

    本件は、過去、窃盗で少年院や刑務所を何度も出たり入ったりの男が牛刀を購入して盗みに入ったところ、家に人が居たため妻と夫を殺害した事件。

    求刑は死刑。裁判官も死刑の方向、良くも悪くも論点や結論の方向性を見極めています。裁判員の頭にも最高裁の永山基準が既にあり、殺害された数が複数であることから当初から死刑を求める裁判員の主張が目立ちました。

    強盗殺人か、強盗傷害致死か。牛刀購入の背景について、殺人目的か脅しのためかの議論がありました。どちらとも言えますが、被告人は窃盗常習犯、七つ道具の一つなら以前から用意してあるはずです。犯行日近くに購入したとのことですが、七つ道具を揃えた時期との関連が気になります。

    不在時を狙って侵入したものの、家の人に遭遇してパニックに陥ってしまったとの被告人の主張は妥当だと思いますが、二人目の夫の傷をみると、正面から切り掛かった後に(腕に防御傷)、腹を刺しており、単に揉み合った結果というよりは殺害の意図があったと捉えられても已むを得ない面があります。

    議論の結果罪状は強盗殺人と認定され、次に量刑が決められます。死刑か無期懲役か。裁判長の経験からの言葉、死刑執行の日まで罪と向き合ってほしいは、死刑でなければ刑務所内で真剣には反省しないと言っているようでした。

    人の死の決定に関わることを嫌う裁判員もいましたが、永山基準と裁判長の言葉に引きずられるように、7対2で死刑判決となりました。

    私としては、二人を殺害したことには違いがありませんが、窃盗常習者が気が動転して起こした一つの犯罪であり、無期懲役が妥当のように思えました。

    女性裁判官は、事件で身内が殺された経験があるような、殺人をひどく憎んでいて少し冷静さに欠けていました。もっと言うと、適性に欠けているようでした。

    『十二人の怒れる男』にもいた、がさつでちょっといい加減そうな男はお約束。沈着冷静な蒻さん、理屈っぽくてすぐ脱線する男をぴしゃり。可能性を全て考えてみようとする若者も良かったです。おとなしいが重要な発言をした男性もいました。ただし、裁判長の意見に流された感もありました。死刑判決によって本当に人が死ぬんですよという女性の気持ちに同感です。終身刑制度があればと思います。

    ところで、蒻さんは女性裁判官の陰に隠れっぱなし。若者は背中だけで、立ち上がったときもこちら側の隅にいてお顔は終演後の挨拶のときだけでした。立ち上がったときぐらい反対側のお客さんに見えるようにする、その程度の配慮はすべきです。
  • 満足度★★★★★

    裁きの日
    客席の配置(中央の机=アクティングエリアを囲む形式)が、観ている側にも適度な緊張感をもたらし、2時間弱の静かかつ熱い会話劇にひきこまれました。脚本・役者陣の実力(セリフまわしやその間)が確かで、始まってすぐに、芝居を観ている感覚ではなく現実に起こっていることの中にとりこまれてしまった感がありました。
    改めて、人間の思考は本当に十人十色なのだなぁと。都度、いろいろなキャラクターの心情に添ったり添えなかったりしながら、おそらくは向かい側の客席からは百面相のように見える表情をしながら観ていただろうなぁ、自分。
    映画や他ユニットの公演で観ている「十二人の怒れる男」の方を、チョコレートケーキさんで観られなかったのがつくづく残念。
    にしても、この芝居は劇団の名前(とのギャップ?!)と共に、長く記憶に残るものになることは間違いナシです。

  • 満足度★★★★★

    裁きの日
    「12人の優しい日本人」とは別方向の日本版「12人の怒れる男」。正解のない問題について正論、感情論、理想論などが静かに飛び交うあたりが極めて日本的。
    また、死刑廃止論や裁判員制度に関する問題を非常に身近に感じる。
    それにしても冒頭で裁判長に「裁判員たちの評決をしかるべき方向に導くのが(判事の)職務」と言わせているのが上手い。ってかコワい?

  • 満足度★★★★★

    【十二人の~】法廷劇の金字塔
    …という予備知識なしに鑑賞。

    こんな面白い話があるとは!と驚き、凄まじい破壊力に圧倒された。もちろん、しっかりした演技があってこその舞台なのだろう。
    人種差別問題なども含まれた社会性とサスペンス的要素、人間の独善的な弱さが内包した素晴らしい脚本に負けない、力の籠った演技で十分に満たされた。

    名作ほど劇団としては手を出しにくいと思うし、自作の法廷劇(裁きの日)との2本立てという企画である点、勇気ある公演だと思う。


    ネタバレBOX

    若干の違和感を覚えたのは、大塚秀記が被告少年のような境遇の人間を差別的に罵倒するシーンの岡本篤の「首をへし折るぞ」というところ。あくまで建設的理知的に話していた彼が、業を煮やしたにせよ、この発言をするのはおかしく聞こえた。
  • 満足度★★★★★

    分厚い
    『十二人の怒れる男』を観ました。

    名作が原作なので内容に申し分ないのは分かっていましたが、素晴らしかったです。結末も展開も既知にも関わらずグイグイ引き込まれました。

    それは会場の雰囲気がピッタシだったこともさることながら、演出と演者がまあ見事だった事が一番の要因でしょう。
    声の強弱から息遣いそして目の動きの細部に至るまでの迫真で重厚な演技に感服しました。

  • 満足度★★★★★

    凄い臨場感
    この人の出る作品は面白いという役者ばかりが揃っていました。
    カワイイ劇団名からは想像できない、砂糖もミルクも入れないエスプレッソのような苦みと渋みのある濃厚な作品!

  • 満足度★★★★★

    『裁きの日』重厚にして濃密
    素晴らしい舞台だった。密室での会話劇。こういった会話劇にはキャストらの秀逸な演技力も要求される。それに応え熱演。そして本も素敵だ。裁判員制度に関しては様々な論議があったが、制度が決まる前は容認的な声が多かったものの、決まってからは何故か否認の意見が多かったのも事実だ。
    今回の舞台は社会全体の秩序に視点を置く裁判長、裁判官らと、加害者個人に視点を置く裁判員らの争点の違いが山場で見応えがあった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    序盤、裁判長と堀田裁判官の二人が加害者に対して既に「死刑」と結論付けており、裁判員達を妥当な結論に導く為に、誘導しようという思惑の密談から始る。

    そんな思惑に気付かない裁判員たちは定番通りに加害者に殺意があったかどうかを議論する。こういった論議で参加者を支配してしまうのは発言力の強いものと、説得力のある者だと相場は決まっているが、ここでは意外にもフリーターのような格好の見た目軽そうな裁判員・水野(西尾友樹)の言葉が冴え渡る。この設定は想定外だったので度肝を抜かれたが、こういった手法も古川の上手いところだ。

    しかし、元々人間というやつは弱い生き物だ。そんな人間が人様の生き死に関して裁く立場になるというのは、物凄い重圧と負担がかかる。その上、「死刑」と決まってしまったならば間接的に人殺しになる訳だ。一生、罪の意識に苛まれる。そういった感情に負けてしまう裁判員も当然いるのだが、「その感情に支配されてはいけない。」と裁判長は法の論理を説明する。そしてかつて「死刑判決」を下した過去の記憶も話す。

    その内容は、死刑囚が死と向かい合ってその罪の重さを考え続け悔い改めた数年間と、被害者遺族にとっては、その判決が一条の光となった経緯などだ。

    ここでの登場人物全員を善良な人として終わらせているのは古川の優しい性格からだろう。

    判決に正しいか間違っているかなどない。裁くのも裁かれるのも人間だ。しかし社会の秩序を考えたときにその法は生きるが、個人の更正を考えたときに死刑判決は更正のしようがない。
  • 満足度★★★★★

    『裁きの日』観ました!
    にゃくざきさんが見える”奥の奥の席”で、じっくり拝見しました♪
    率直に、あっという間の100分でした!
    脚本力、演技力でこれほどまでに観客を惹きつける、というか吸いこんでしまうものなのですね♪
    以前から拝見しているにゃくざきさん、岡本さんの演技は、ピカイチで安心して観ていられるし、また、古川さんをはじめ他の役者さんも各々の存在感を発揮されていて、多くのエネルギーを頂きました!
    演じる方々が、今回のような脚本を経験することで、深みのある人生を経験し、より幅の広い人間となるのかと思ったら、ちょっぴりうらやましく思いました。

    より多く、このような体験を味わえたら、と思い、明日の「十二人の~」も思わず予約してしまいました♪ (また最後の一人だったようです(^^))


  • 満足度★★★★★

    有名な映画
    とかまったくの情報なしで観劇。なので最初アメリカが設定ということもわからずちょっととまどいました。

    同じ部屋にいるって感じがして、とてもリアルだった。

  • 満足度★★★★★

    『裁きの日』
    やっぱり濃厚!でした。裁判員制度に選ばれてしまった人々の、結論を出さねばならない時の物語。動きは少ないが、沈黙に潜む想いや、言葉に出来ない心情を魅せる濃厚な本、演出、役者さん方の総合力を、堪能できました。やっぱり『12人~』も次回作も、観たいです。

    ネタバレBOX

    裁判員制度という場においての作品で、一つの机を、ぐるり9人の役者さんが囲って、物語は進むので、どの席からも見えない部分は存在するのだが、不満は感じなかったです。
    表情が見えなくても、ちょっとした、指先、唇の震え、座る姿勢や背中の丸さ、視線の動きから滲む想いが、濃厚でした。

    理屈でわかっていても、湧きあがる感情
    どんなに決心しても、揺れる心
    どうしても割り切れない想い
    ・・・って、葛藤と言う一言では、済まされない。

    窓があるのに、光が差し込む事のない部屋は、皆の心境でもあるようで、それでも出さなければならない結果。
    納得できなくても、歩み始めなくてはいけない毎日。
    それは裁判員制度だけでなく、人生のちょっとした岐路でも同じなんだと、思ってしまいました。
    部屋を出ていく際の皆の姿も印象的でしたが、裁判長の内藤への一言も良かったです。扉を閉めた際に写る影の大きさが語っていました。

    全役者さん見事でしたが、やはり岡本篤さん、蒻崎京子さんから目が離せない。二人の会話が重なる部分の見事な事。
    蒻崎さんの後ろ側に座っていたのですが、3人の後ろ姿から想像してた表情が、休廷の時に立った際に見えて、やはり・・・と納得でした。
    裁判長の古川健さんの、冷静でありながら、冷たい訳でもなく、たしなめるようだが、押さえつける事のない話し方、とても良かったです。ひとときだけ心情を吐く時の表情の抑え方も、良かったです。私的には昨年拝見した、ロッジ2軒の印象がまだ残ってたので、空気感の違いは見事でした。本は、もちろん、役者さんとしても素晴らしかったです。

    やっぱり『12人~』も観たい!4日(土)の夜しか、観れないのですが、取り扱い中止・・・当日券発売予定時間や、立ち見予約は?昼間仕事なので、あんまり早く行けないのですが・・・
  • 満足度★★★★★

    十二人の怒れる男
    まさに怒れる男達が怒りまくってました。

    たまにビクッ!ってなったり・・・
    ガタッ!って椅子がなったり・・・

    そんな一時間四十分でした。

    とてもルデコちっくで、
    濃密に濃厚に濃縮された空気を感じました。

    ネタバレBOX

    十二人の怒れる男は以前から観たかった作品なので、観れて良かったです。それだけに最後にどうなるかを知らず、そして出演者の中に声の出演、などとあるものだから、これはさては最後、被告人が無罪の判決を受けた後、独白的に『本当は俺がやったんだけどな』的なものがあるのかな、と思っていたのですが、まったく違いました。声は初っ端、出演者入場時に背後に流れていた声だったのですね。すっかりやられました。

    なんにしろとても面白かったです。

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