満足度★★★★★
『裁きの日』のほうを観ました
『十二人の怒れる男』と新作を2本立てにした企画にも感心した。
名作と自分たちのオリジナル新作を並べて上演、というのは勇気もいることだが、さすが古川・日澤コンビ、現代法廷劇の秀作に仕上げている。
裁判員制度や死刑制度について、巷間、議論されている問題点について、演劇仕立てで見せていく。
劇における人物のキャラクター構成もよく、俳優たちがいかにも身近にいそうな役の人物になりきっているのが素晴らしい。
裁判員制度の疑似体験ができる感じで、惹きこまれていった。
無駄なく1時間40分にまとめあげたのも高く評価したい。
日頃演劇になじみのない人にも非常に見やすい作品となっていて、お薦めしたい。
2011/06/01 15:55
コメントいただき恐縮です。
古川さんとの名コンビ、毎回楽しみに拝見しております。
キャスティングも素晴らしく、知的な作品が魅力的な劇団ですね。