NUMBERS【全公演中止決定。いつか必ず再演を。】 公演情報 NUMBERS【全公演中止決定。いつか必ず再演を。】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    地震で中止に
    観劇中に地震で中止に。ダーツ公演は30分観ることができた。シルクが始まって5分くらいで揺れだした。ホール案内の人も冷静に案内してくれて安心した。その後、余震の影響で近くの公園まで避難した。きちんと避難場所?を把握していたんだなと感心した。

    ※評価は「ダーツ」公演に対して。

    ネタバレBOX

    【ダーツ】
    密室サスペンス。ややグロめの内容だったが、いい具合に緊迫していた。演出・演技とも上手く作られていたと思う。
  • 満足度★★★★

    確率の扱い方は様々
    確率をテーマにして、4団体(DART'S、世田谷シルク、The Stone Age、同居人)の30分の短編集。

    ネタバレBOX

    DART'S「ブラインド・タッチ」
    30分でもDART'Sの雰囲気満載です。それ以上に、広瀬さん、よくもまあこんな物語を考え付くもんだ。
    非常に面白かった。ただ、DART'Sを観た事ない人は、内容は相当ビックリするかな。

    世田谷シルク「轟くヘヤー!」
    最初、いつもの世田谷シルクと少し雰囲気が違うかなと思って観ておりましたが、進んでいくと世田谷シルクでした。
    面白いと思いましたが、稽古が少し足りないのか。まだ完成形ではない感じがしました。

    The Stone Age「うしろ姿を数えてみる」
    最初の女性二人のやり取りは面白いと感じましたが、それ以降は何をしたかったのかあまりわからず。

    同居人「ロマネコンティ 2006」
    ちょっと会話が単調すぎるというか、抑揚がないというか、世界観に入っていけず。


    確率をテーマにしていましたが、観ていてそれを感じたのはDART'Sだけだったかな。
    また、DART'Sが作品としての完成度が飛びぬけていて、最初だったから後の作品が少し割りを食ってるかな。
  • 満足度★★★★★

    密度が高い。
    4つの劇団、どれも「これでもか」というほど爆弾を仕込んできた感。あまりに楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまいました。特に世田谷シルクが面白すぎて、リピートを目論んでいたのですが。。上演中止で非常に残念。再演を心待ちにしています。

    ※他の方達も書いていらっしゃるように、配役表がなかったので気になる役者さんがいても名前が分からず困りました。。

    ネタバレBOX

    ・DART'S
    オープニングの派手で緊張感のある演出に急激に引き付けられました。しかし、「目のえぐられた痛みがどの程度のものか」とか「黒いストッキングに白い下着を合わせるのはどうか」とか、血糊がリアルだっただけに、フィクションとして割り切るのにちょっと時間がかかってしまい残念。割り切ってからは楽しめましたが、救いようの無い話だなぁ、と。

    ・世田谷シルク
    媚びや嫌味のない、楽しすぎる「イケメン芝居」。ダンスがめちゃくちゃカッコいい。パチンコを打つシーンでは、大阪弁の役者さんとずっと見つめ合うカタチになってしまって、ドキドキしすぎて困りました(笑)
    名物店長・堀越涼さんのマイクパフォーマンス最高。柔らかい声と、張るときの声のギャップに爆笑しっぱなし。
    そして、女としてすごーく共感してしまう命題があったりするのですが、それは秘密にしておきたいので割愛w

    ・The Stone Age ブライアント
    ジャンル的には、ブラックメルヘン?鬼・紅子の飴と鞭の使い方に爆笑。こんなの演劇でやっていいんですか(笑) なんだかいきなりすごい飛び道具をみた思い。全体的にギャグ漫画のようで楽しかったです。

    ・同居人
    子供を失った男女の会話劇。最後に睡眠薬入りのワインをシャッフルするシーンは、もしかしたら完全にアドリブで、回によってどちらが死ぬかで結末が変わるのかなと感じました。時間的に観客のお尻が痛くなる時間だったのか、パイプ椅子のガタガタする音が結構聞こえてきて舞台の静寂に水を挿してしまったのは残念。
  • 満足度★★★

    小劇場常連の上級者向け?
    共通テーマ「確率」で、4つの劇団による競作企画。
    15minutesみたいな劇団紹介企画かと思って観にいったが、小劇場常連の上級者向けの企画なのだろうか。
    配役表がないので、出演者多数の演目は、既知の俳優以外、注目した俳優も名前がわからないのが、個人的には残念。

    ネタバレBOX

    「ブラインド・タッチ」(DART'S)
    目をえぐられ、閉じ込められた密室の中で疑心暗鬼な状況で、血塗られた惨劇殺戮が繰り広げられる。
    密室のオートロックキーを開けられる確率は100万分の1というわけだ。
    猟奇的な内容なので、小劇場のような舞台が至近距離の芝居で、こういうものは観たくないと言うのが個人的実感。
    演じる俳優にとっては、刺激的な作品だとは思うが。

    「轟くヘヤー!!」(世田谷シルク)
    “イケメン・オーディション”で男優陣を選んだそうだ。
    パチンコ店を舞台に、現在50歳代にはなっているはずの往年のアイドル「えみりーゆうな」の「新台」に集まる男たちの話。
    えみりーゆうなそっくりの若い新米女店員(えみりーゆうな)が文字通り紅一点の存在。
    サディスティックな店長に堀越涼(花組芝居)、姉を探す中年男に日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)。
    イカサマを店長に見抜かれた中年男は女店員を姉だと言うのだが、「アイドルは年取らない」って本当?それとも男の妄想?
    痔病で小さめのドーナツ座布団を持ち歩く目立つ男を岩田裕耳(電動夏子安置システム)が演じ、独特な持ち味を発揮するが、ドラマにおける役の必然性を感じない。
    いつもの世田谷シルクとは趣の異なる作品だが、10人男性がいて十人十色というだけで、テーマである確率(10分の1)という意図が伝わってこなかった。
    パチンコ店というより、キャバクラみたいだ。お約束のダンス場面はいつもどおりあります。

    「うしろ姿を数えてみる」(The Stone Age ブライアント)
    希望、落ち込みを100回、人間に繰り返させ、100回目にヒトダマを手に入れて「あの世」に帰れるという「鬼」の話。
    鬼のベニコが不治の病をかかえた少女からヒトダマを手に入れるが、取り返されてしまい、100回目に絶望すると、鬼のキカワダはベニコのヒトダマを手に入れて本懐を遂げる。
    話としてはブラック・ユーモアで面白いのだが、ベニコが文字通り「飴と鞭」を使い分けて少女を苦しめる場面が酷くて、観ていて不快になり、演劇表現における“生”の危険性を感じた。
    鬼の同居人のホームレスのナナシを演じた俳優が飄々として巧い。

    「ロマネコンティ2006」同居人
    ホステス(西丸優子)は、幼い娘を連れて店の客(押田健史)と再婚したが、娘は交通事故で亡くなり、以来、精神不安定な日々を送る。
    夫が娘の手を一瞬離したことで、妻は夫を責め続け、失業中の夫に離婚話を持ち出すのだが・・・。
    夫婦2人の緊迫した会話劇で見ごたえがあった。4作中、自分の中では、一番高評価。
    作・演出の山本了含め、3人の劇団で、2人芝居を続けているというのも興味深い。


  • 満足度★★★★★

    「確率」でははじき出せない人間達の「生き様」
    「人生に偶然などない」

    この言葉通り、
    「確率」という数値に押し出された人間達の多様な「生き様」が、
    地下室の限られた空間の中で、炸裂していた。

    それは、まるで、自由を奪われた「花火」のようにも感じられ、

    そこに交錯する音も光も、
    まるで、
    「完璧なるもの」を目指しながらも、
    叶うことのない強烈なジレンマのようなものと、
    締め付けられるような哀しさを残した。

    「確率」をテーマに、
    棲む世界も、色も表現手段も異なる4つの劇団が、
    30分という限られた時間、そして、
    同じ空間を使って描いた舞台。

    表現者が異なれば、
    「人間の生き様」というものは、こんなにも捉え方が多様なのか。

    それぞれの「哲学」を提示されたようで、
    4つの舞台をひとつに合わせてこそ、完成する世界観・・・

    NUMBERS企画の魅力は、きっと観劇後の余韻の中で、
    より深く、的確に理解されるように感じた。

    非の打ち所の無い、「確率」という数値をたぐり寄せても得られぬものが、
    人の純粋な「願い」がもたらす、
    「運命」という幻影の中にこそ、存在する哀しさを知ることになった。


    4つの劇団のそれぞれの俳優さんが、
    ワクワクするほど自由で、存分に持てる魅力を発揮し、
    驚愕の世界を惜しみなく表現されていたので、見応え充分だった。

    中でも、DART’S『ブラインド・タッチ』の
    長谷川太郎さん(少年社中・森の太郎)。

    死の迫る緊迫した状況に置かれ、混乱する人間の心理を、
    現実に生きる人間以上に、鮮明に取り出し、
    観客の目前に突き出して見せた、表現。

    まさに異常と言えるこの状況を生き抜く人間達を強く牽引し
    観る者をグイグイと引き込む全力技。

    見事でした。
    素晴らしかったです。








  • 劇場発な企画っていうのが素敵。
    30分×4本はかなーりボリューミー。2番目の演目が始まった時に「え?まだ折り返してもいないの??」って思ったくらい。上演順には異論があるものの、あくまで個人的な好み。「この並びでも観てみたい!」っていう欲を掻き立てられました。ネタバレBOX内にマイ順を書いておきますけど、ネタバレ感想も書いてるからご注意を。
    狭いのが嫌な人は通路側席に座るべきかも。初日はかなり込み合っていたので身動きが取り辛かったです。

    ネタバレBOX

    個人的には「同居人」⇒『世田谷シルク』⇒『DART'S』⇒「The Stone Age ブライアント」の順で観たかったかなー。
    テーマは各団体ごとで作品との結び付き重要度が違ってたので、「そう来たか!」みたいな楽しみ方は出来なかったのが正直なところ。だったらむしろ全団体で同じ確率を扱わせた方が作風の違いとか見比べが出来たんじゃないでしょうかね。
    パンフレットに役者の名前は載ってるけど配役名がなくて残念。気になった人を今後チェックするにも、どの人がどの役か分からない。

    ●DART’S
    いくら作中の人物であっても盛り上げの為に痛い思いさせたり殺すのって好きじゃないんですけど、DART’Sは伏線の張り方とか上手いから手段として許容出来る。が、今回のラストはどんでん返しとして弱くないか? 結局はあの後に出られた気がしなかったから、100万分の一が上手く効いていなかった。常套パターンだけど実は誰か生きてて…とかのがすんなり行った気がする。その上で更にもう一つ上の何かを仕掛けてくれる期待をしていたのだけど…。
    國重さんの役名はなんだったっけ? 抉られた目玉を数えて誰かこの中にまだ見えている人間=犯人がいるって察する部分、あの行動を見逃してたらアウトじゃないか。台詞で明言しないまでも何か補足があると思ってました。見逃すっていうブラインドだとしてもそこまで読み取れない。
    これ、60分バージョンを観たい。

    ●世田谷シルク
    轟く部屋=パチンコ屋かな? イケメンの無駄遣い(笑)。絶対パチ屋にイケメンあんなに並んだりしないもん。冒頭でもうニヤニヤ。それ以降はイケメン達がこっち見るからいつも誰かとしら目が合って恥ずかしいのなんの。大丈夫か、女性客で想像妊娠しちゃう人とか出ないか? 出ないか。
    正直、物語の終着は良く分かんなかったけど面白かった。シルクはそれが凄い。理屈じゃなくて感性だけで面白い。今回初見だった人達には普段やってる古典や小説とのミクスチャースタイルを是非観てもらいたいですね。
    音響・照明のオペレーションや舞台上の移動や動きの修正をしていくとして、多分楽日までに一番作品が成長するのはシルクだと思う。

    ●The Stone Age ブライアント
    第一声を発する数秒前から「演技がデカい!」と思って心の中で爆笑。なんだろ、小芝居に対して言うなら大芝居。コテコテの笑いだし、物語設定としては背景の見えない部分が相当あったけど勢いで許せちゃった。普段はあのテンションで二時間くらいのをやってるんでしょ? すげー観たい。
    ヅラ、これからはわざとずらすのかな? その確認の為だけにリピートしたくなる 

    ●同居人
    未見で名前はよく見聞きして楽しみにしていただけに「あれー?」。30分が埋まっていない印象でした。やりたい場面が幾つか思い浮かんで、その間を繋いだつもりがしっかり繋げていないって感じ。男女どちらにも思いを寄せる事が出来なくて、ケンカの熱が上がっていく最中も「ねちっこい人達」に見えてしまったから先行きに対して「こうなって欲しい。こうなっては欲しくない」という期待が沸かず。ラストも物足りず。女も別の方法で自殺するだけじゃないかな。ラスト以降に対しても「こうなって欲しい。こうなっては欲しくない」が沸かなかったので、余韻とか全然なかった。
    今回の形式で挑むのが苦手だったのかもしれないし、本公演がどうかはまた別に気になる。大人数だとどうなるのかも観たいな。

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