廃墟 公演情報 廃墟」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-20件 / 32件中
  • 満足度★★★

    三好十郎「廃墟」
    三好十郎作品は上演してくれることが嬉しくなります。特に若い作り手がチャレンジされると。私は初日に鑑賞。

    ネタバレBOX

    言葉、気持ちに嘘のないよう、役者さんは真摯に演技をされていたように思いました。でも、まだまだ満ちてないというか。私が初日ゆえの未完成(?)を、容認できる気持ちじゃなかったんだと思います。
  • 満足度★★★★

    長さを感じず
    長い芝居の苦手な私が2時間半全く集中を切らさずに観ることが出来ました。畳み掛けるような討論のシーンが秀逸。どうしても戦争によるダメージと原発事故とを重ねて考えてしまいましたが、それはそれで良かったと思います。PPTゲストが吉田小夏さんで、その中でも膝ポン!の発見がありました。

  • 満足度★★★★

    役者スゲー
    凄い濃密な舞台となっておりました。
    一番や役者陣で、あの台詞量をこなし、またラストに向けてリアルな口論と感じられ、いやーもう役者が凄い凄いの舞台でした。
    長さは全く持って気になりませんでした。

  • 満足度★★★★

    アフタートーク
    カタルシスがテーマ。お父さんがよかった。アフタートークがあったのがよかった。

  • 満足度★★★★★

    観ました
    初日に見て、上演時間の長さなどものともせず
    楽日前にもう一度劇場に足を運びました。

    舞台全体に血がかよい
    時代があえぎながらその刹那を歩んでいる感触があって。

    非常に印象に強い作品でありました。

  • 20110331
    (^・ェ・^)

  • 満足度★★★★★

    楽日、間に合った!
    「廃墟の下は素人作りの防空壕、いつ底が抜けてもおかしくない」
    唯一、おとっあんだけが、せっせと埋戻ししてますが、その内崩れ去ったら、住む所までも無くし、ルンペンさんと犬小屋に寝る事になりますぞ・・・。

    <「担う時代」~「時代を担う」>
    生き抜く為の日常を支えているのは、闇取引と女達のヤリクリ、真っ当な仕事がない、男達は、存在感を消した昼間と違い夜になって酒の力も借りながら、
    空論(理想論)を振りかざす、挙句に・・・。
    時代を超えても、いつの時代も変わっていないこの国の明日は・・・。
    (だいじょうぶ「十把一絡げ」→「十人十色」→「一人十色」→「○・・○」この難解な時代を生き抜く、更に進化した期待の若者がいるでは、ないか!)
    闇買いを拒否し餓死を選んだ、山口判事と旧制東京高校亀尾教授に合掌。

    <時間>
    演目が急遽変更し、約1ヶ月で本当に良くぞここまで・・・。[猿田さん逃げ出さずに/酒巻さんと百花さん要チェック]
    楽日で一番美味しいところを戴き、得した気分になりました。
    スタッフさんを含め芝居への取組の謙虚さに脱帽。次回、吉田さん新作伺います。その前に、KAATへ行こ!

  • 満足度★★★

    女は賢明ではあるが
    世代的なものか、2人の議論に引き込まれた、当時目線なのか、その後目線何緒かとか考えながえら

  • 満足度★★★

    観ました。
    役者さんの集中力とパワーは申し分ない。それだけでも観る価値がある。が、三好十郎の脚本の持つ重厚さは評価できるが、その会話の内容であるイデオロギー対立には全く興味を惹かれなかった。大昔の甲子園の名勝負の実況を、結果が分かっているのに聞かされている感じ。
    昔の脚本を持ち出すのであれば、斬新な解釈が見たかった。どうしても谷氏の上演されなかった脚本に興味がひかれてしまう。この素晴らしいメンバーで谷氏の脚本だったらどうだったのだろう。

    楽しめたか、そうでないかと聞かれたら退屈だった。時間堂は「月並みな話」のような現代(あれは少し未来か)の話が観たい。

    ネタバレBOX

    勧められて青空文庫の「廃墟」も観たが、この舞台は舞台セットの持つ力も大きいように思う。舞台美術が簡素すぎたのではないだろうか。
  • 満足度★★★★

    ザワザワですわ
    時間堂さん初見でした。なのに、三好十郎作品って!心がザワザワとなって、何に対してザワザワなのか混乱しています。セリフのリアリティが生活音のリアリティが胸にささってザワザワです。

  • 観劇
    楽しめました。

  • 満足度★★★★

    観てきた
    終戦後の三好十郎さんのこの作品を約60年後の今にガッツリ観られたことを、震災云々は別にして、本当に嬉しく思う。

  • 満足度★★★★★

    重厚な物語でした
    休憩無しの2時間30分を思わせない吸引力のある、作品でした。敗戦後間もない頃の作品とのことですが、昨今事情と重ねて見てる自分もいて、今だからこその意味も価値も、強く感じた作品でした。

    ネタバレBOX

    後半の議論では、過去や理想に拘っていたり、未来のために繋がる信念であったり。間違いとか正しいとか答えの出しきれない、矛盾した自分が自問自答しながら、涙でした。
    信念だけでは満たす事の出来ない、今の空腹を、どうするのかという現実問題。
    一家の大事なパンを盗んだ浮浪者は、なんの理想もなく、頭も足りない様なのに、体だけは、しっかり肥えていたり。
    娘・双葉の『人を信用できる幸せ』を願う、想い。
    なのに、議論で答えを出しきれないとなると、刃物をだしてしまう・・・生きる事だけで、戦いなのだと、改めて思ってしまった。
    戦争をテーマでありながら、どんな問題とも重なる想いや現実が見え、今を見つめ直す作品で、又いつの日か再演して欲しいと思いました。

    欣一郎(猿田モンキーさん)、誠(菅野貴夫さん)、欣二(酒巻誉洋さん)、二葉(髙島玲さん)浮浪者(小川あつしさん)が特に、良かったです。
    議論が白熱すればするほど、同室にいながら外野の冷めた感じと日常感を醸し出す、演出も良かったです。
  • 満足度★★★★

    すげー
    「すごい」ではなく「すげー」と思いました。頭悪そうですみません。


    この作品を音響なしで飽きずに見せられる役者さんの力量、演出に脱帽です。終盤の口論はこちらまでちゃんと疲れてしまいました。


    戦後まもなくの話なので少し理解に苦しむところもありましたが、現代にも通じるようなシーンが多くあり、いろいろ考えさせられてしまいました。

  • 満足度★★★

    見ごたえあり
    政治哲学、戦争哲学、酒に酔ってどんどん白熱する議論に、いやぁ、つきあってるこっちも疲れました(笑)
    見ごたえありましたけど毎日だと辛いです、1日だと楽しめます!

  • 観てきた
    4/7

  • 満足度★★★★★

    凄い迫力!
    後半の議論に圧倒されました!

    ネタバレBOX

    基本的には平板で抑揚を抑える演技でした。小津映画のようで、大工の娘などわざとなのか下手なのかどちらなんだろうと思って観ていました。

    闇市に手を出さない元先生と共産主義者である長男による後半の議論は長時間に亘り、その迫力には圧倒されました。

    議論の内容は、侵略戦争に関して国民に責任があるかどうかということでした。権力側から何も聞かされていなかったから責任は無いとする考え方と、やはりそういう権力の存在を認め、その前提に立って利用していた面もあるから責任があるとする考え方の対立でした。

    私は侵略戦争を原発に置き換えて聞いていました。すると、過去の話が急に身近なものとなりました。

    数メートルの津波しか想定せず、原発を推進してきた東電と政府。原発は安全だと聞かされてきて、大量の電力を使ってきた国民。

    日本は地震に遭い、国民は放射能汚染の被害者だと思っていましたが、海洋汚染に至ると今や加害者になってしまいました。

    戦争推進者が東京裁判で裁かれたように、耐用年数が過ぎ、少なくとも技術の進歩とともに旧式となった原発を稼働し続けた東電は刑事事件で裁かれるべきです。

    もちろん刑事事件としては無罪になるかもしれませんが、民事事件の責任について、都合良く見過ごしていた国民にもその一端があるように思えてなりません。そんな気持ちでずーっと聞いていました。

    二人の議論は白熱しますが、孤高の人には換金できる本があとわずか、共産主義者も家に100円しか入れてなく、結局偉そうなことを言っても食料調達などは娘(長男にとっては妹)たちのおかげであり、頭は悪そうだが泥棒をしてでも飯を食っている浮浪者の方が丸々と肥え太っているというオチでした!
  • 観てきました!
    演劇を観ているんだけど、現実世界と重ねて考えながら観ていた。いろいろと考えながら日々を送る部分がある時だからこそ、感じることや考えることがあったなと。演劇ってこういう役割あったね。と思った。刺激になりました。

  • なぜいまこれをえらんだのか
    ワークインプログレスがあったことをひとづたいにきき
    興味がわいてみにいきました

    なぜ?
    三好十郎ブーム?

    またあとでなにかかくかもしれません。

  • 満足度★★

    みた
    戯曲選びに失敗していると思った。
    戯曲の良し悪しは分からないけれども、手に負えていない役者を多く見た気がする。
    以前、現代劇で見て素晴らしかった方が、今回は精彩を欠いていた。
    相性なのか稽古不足か。
    あとは見せ場が来た途端にそれまでの芝居が嘘になってしまう役者とか。

    そんななかで、高島玲は非常に安定していたし、酒巻誉洋は奮闘していたと思う。

    ネタバレBOX

    欣二が踊る相手を無くして、浮浪者と静かにステップを踏む場面が物悲しくて印象的だった。

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