髪結う時 【無事終演致しました!ありがとうございました!】 公演情報 髪結う時 【無事終演致しました!ありがとうございました!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-16件 / 16件中
  • 満足度★★★★

    だいぶん前ですが
    認知証というテーマについて親のこともあるので考えさせられた作品でした。
    内容としては思ったよりすんなり入れましたね

  • ありがとうございました!
    沢山のご来場、ありがとうございました。

    そして『観てきた!』にコメントしてくださった皆様、ありがとうございます。すべてが今後のアドバイスになります。

    次回は10月です!
    お時間ありましたら、是非、劇場までお越し下さい。

    では秋まで、さよなら♪

  • 満足度★★★★★

    涙が溢れる
    アルツハイマーという重いテーマを描きながらも暗くならない。若いときと老いたときを別な役者で一役を演じるがそこに不自然さがない。さらに記憶の混濁も合わせて描かれる。秀逸な舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    しんみりなのに、何故か清々しい
    「若年性アルツハイマー」という身近かつ重いテーマを扱っているのに、
    見終わった後、なぜか清々しい気持ちになりました。

    役者の皆さんの演技も、照明・音響も素晴らしく、
    「丁寧に作られているなぁ」という印象です。

    特に、子役のかたが上手くてビックリしました。

    ほかのかたもコメントされていますが、
    わたしも、配役表は事前に欲しかったかな…と。
    少し、理解するまでに時間がかかってしまいました。

    ほかにもツッコミどころは少しあるのですが、
    是非また拝見したい劇団だと感じました。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい舞台でした
    ストーリーも役者さんの演技力も演出、すべて文句なしです

    素晴らしい舞台でした

  • 満足度★★★★

    心に響く作品でした
    素舞台の多い劇場ながら、
    キチンとした舞台セットで、暗転や小道具・食事などもしっかりと配慮され。
    子役から大人の役まで、皆さんしっかりと演じられていました。
    ただ、惜しむらくはラストシーンの印象が薄かったのが残念でした。
    (改訂されたかな?)

    ネタバレBOX

    家族が増えて、先の年齢のものが旅立つという。
    不変の物語ではあるが、その旅の友がアルツハイマーという病気だったら。
    家族は、本人はどう過ごしていくのかという話でした。
    映画「私の頭の中の消しゴム」や海外のドラマでも多く秀作を配する設定が、
    見事に舞台上に再現されていました。
    特に患者側から見た世の中の(家族の対応や見た目など)見え方は、
    同じ娘役の子役と大人の役者を同時に登場させることによる、
    効果の倍増+視覚表現は心に強く残りました。
    その分、抑揚無くラストシーンの無人の車椅子のみ舞台上に、
    残す演出の無策っプリが残念でした。
    盛大なレクイエムとか別れの曲のグランでーションでもして、
    観客に、これで終わりですと強烈にアピールして欲しかった!
  • 満足度★★★★

    重いテーマ
    自分が発症したら耐えられるか、家族がなったら耐えられるか。模範的な夫や子供だったので救いのある舞台だが、現実はどうだろうか。
    暗転が多いのは好みではなかったです。

    ネタバレBOX

    「髪結う」仕草や母娘の関係がもっとクローズアップされるんだと思っていたので意外だった(拍子抜け?)。夫婦関係の方が目立っていた感じがあったので、題名とズレありかな。
  • 満足度★★★★

    辛い現実
    アルツハイマー、認知症。高齢化社会を迎えた社会が抱える思いテーマをどう料理するのかと気になっていた舞台。途中で時代が何度か前後する演出だが、ならば最初に配役表を配っておくべきではないのか?  今回、登場人物が多いので観ていて誰がどの役だがすぐにはわかりにくかった。帰りに受付で渡されても困る。当日パンフと一緒に配っても問題は無いと思うのだが・・・・。

  • 満足度★★★★

    家族愛
    昨年観た公演と同じく、今回の作品も家族愛を描いていて身に沁みます。ある程度年をとると、介護問題はとても他人ごととは思えない。確かに心の滋養になりました。多くの人に観てもらいたい芝居です。しかし子役さんの健闘が光りますね。

  • 満足度★★★★★

    髪を結う時...ですな☆
    よかった

    台詞マワシに関して、これは、脚本の責任かな?
    そんな事言うかな?とか、男性のやりとりは、何だかなっと思いもしたが、
    雰囲気が巧く出ていた。

    暗転してからの、点灯が長い...。
    でも、演出かもしれない。

    記憶障害にあわせて、性格障害も巧く表現されている。記憶が繋がらないと言う事は、時間が脳内で止まっていると言う事。あの、暗転からの時間は、患者の精神を客席に伝えるための仕掛け?

    子役の女の子、あんな難しい演技をよくぞと思う。
    ハンバーグの“ 味 ”受け止めました。
    ごちそうさまでした♪

  • 満足度★★★★★

    切ない!
    他人事とは思えない、明日は我が身という思いで観ました。壊れていく演技は素晴らしかったです。

    ネタバレBOX

    大人のときと子供のときで役者さんが異なっていて、これは当然としても、若いときと20数年後とで役者さんが別人で、顔の特徴が違っていたりすると、相関図を頭に描きながら対応させるのに一苦労します。特に妹さんが似ていませんでしたね。

    若年性アルツハイマー病に罹っていない私でもそうなのですから、同じ一人の人でも二人分(もしくはそれ以上)が脳を占めることになり、現実であれ妄想であれ同時に話し掛けられれば頭が混乱するのは当然だと納得しました。

    このお芝居では妹の赤ちゃんが生まれるときなど思い出すエピソードが家族の節目節目の出来事だったので、周りの人も理解してあげることができましたが、現実には共通の話題性などないでしょうから、また変なこと言ってるみたいになって気持ちが伝わらず、もっと切なく悲しいのでしょうね。

    本人が若い頃の本人に会って、「赤ちゃんは順調に育ちますよ」と話すシーンはSF的で、キャラメル的でした。
  • 満足度★★★★★

    愛があふれていました
    切ないけど、愛の素晴らしさを、しみじみ感じました。
    <髪結う時>は、女の子の方が思い出深いのかと思っていましたが、私の隣の30代半ばの男性も号泣でした。友達と来ていたのですが、閉演後『ヤベェ~!俺、暫く立てねぇ~』友達「オレも・・・」と聞こえてきた。自身の経験など無くても、素晴らしい物語は心に響くと、痛感しました。

    ネタバレBOX

    役者さん皆様見事で、セリフの無い時の視線、表情、醸し出す空気は、言葉以上の意味と想いがあり、とても良かったです。

    若年性アルツハイマーになってしまった母サチコ(降矢由美子さん)と夫(富真道さん)の愛があるからの苦悩と優しさ。
    二人の若かりし頃の思い出のシーンで、サチコ(長澤美紀子さん)夫(金重陽平さん)の愛にあふれた喜びと優しさ。
    この4人が、特に素晴らしかったです。

    発病したサチコ家族と、思い出の中の家族は、違う役者さんが演じているのだが、安定した演技でわかりやすかった。
    又、思い出と言う美しい日々の、回想シーンとして、効果的だと思いました。

    優しく輝く思い出があるから切ないのだが、サチコの家族との日々は、愛にあふれている素敵な作品でした。

    BGMも良く、情景を浮かび上がらす照明や、演出も良かったです。


    目前の私を思い出してもらえなくても、消えない記憶の片隅に、存在できれば、幸せと思いました。そんな優しい思い出の欠片に、なりたいと・・・
  • 満足度★★★★

    零れ落ちてゆく
    「観たい!」にも書いたように「明日の記憶」を読んでいます。ですのでお話の内容そのものは自然な仕上がり(こうなるんだろうなぁ)になっているように思います。そうなると、あとはお芝居としてどう見せてもらえるか。千本桜ホールは3回目(バレーボールで2回)。雲行きが怪しくなってきました。雨が降りそうです。
    開場するとそこは洋間。下手から、白いソファと小さなテーブル、中央には車椅子があります。オープンキッチンとテーブル、奥には2階への階段。車椅子だけがこれから始まるお話を暗示しているようです。暗転、聴こえてくるのは波の音でしょうか...。

    ネタバレBOX

    ここ最近そう感じるのですが、やっぱり女優さん(もちろん子役さんも!!)が素敵。本作品では同じ人物を二つの世代で表現。あるときは別々に、あるときは同じ舞台上で。冒頭、幸子がみている風景はチラシに描かれている空と海なんですね?
    舞台でも波が陽光を受け輝いています。そこで欠けているピースは大切な思い出のこと...。親が子の髪を結うということ、髪を結う時。子を持つ親としてみたときちょっと締めつけられるものがあります。終盤、幸子の混乱を現す場面、全員が舞台上で自らを主張、整理することもできず混乱するけど、それもすぐに忘れ去られる切ない場面。
  • 満足度★★★★★

    母が娘の髪を梳いたり
    結ったりする時間というのは、母娘がお互いの愛情を実感する特別な時間。この劇が、若年性アルツハイマーという哀しい病をテーマにしながら、家族愛溢れる情感豊かな劇に仕上がっているのは、こうした一つ一つのエピソードが実に巧く取り入れられ、この劇の核である家族愛に重みを持たせているせいだと思う。写実的で、厳格なリアリズムの作風の劇でありながら、美しい音楽と、巧みな演技でそれを感じさせない自然な演技もすばらしいし、ライティングも見事でした。子役の少女のよく訓練された演技もよかった。でしゃばらず、うまく全体の雰囲気に溶け込んで、哀しいお話の中の小さな灯りのようでした。過去の回想シーンと現実が重なるシーンでは、舞台ならではの迫力を感じました。素晴らしい演出ですね!

  • 満足度★★★★

    家族
    家族の暖かさを感じられた。若年性アルツハイマーにかかった母と家族の絆

    がどんどん深まっていく。そこには苦悩があふれかえっている。大切な人が

    すこしづつ、記憶をなくしてしまうというつらい現実。

    出演者が、その苦悩や葛藤を実に味わい深く演じている、特に主人公の母親

    が、だんだん無表情になっていくのが印象的。

  • 満足度★★★★★

    ただもうたくさんの人に観てもらいたい。
    そう思った。

    人間ってよくできていて、目の下、眼底辺りに小さな穴が空いていて、涙が分泌された時には溢れ出てしまわないようその穴を通って鼻まで流れるように出来ていて、悲しい物語でも観たときには涙は鼻水へと変わり、雨は雪へと変わり、誰もがグズグズグズと鼻をススることになるわけだが、まさに今日の千本桜ホールはその鼻ススリの大競奏会になっていた。

    ただ、その細い穴では通りきれない程の涙を大量に分泌し続けた自分はもうずっとずっと泣き続けていたせいで、脱水状態の放心状態で終わりを迎え、グッタリ状態だった。

    そのくせなんだか心には、ふんわりと焼き立ての温かみが湯気を立てていたから人間って不思議だ。

    とにかくね・・・

    この物語はとても悲しい話かもしれないけれど、愛に溢れた温かい話でもあって、胸が張り裂けそうなくらいに切ないけれど、それ以上に幸せの姿を見ることができる、そんなとても心に響く、誰彼構わず、ねぇ観てよ観てみなよ、と勧めたくなる、そんな話なわけだし、話なわけさ。

    ネタバレBOX

    歳を取った幸子さんがとても可愛らしいからこそ成り立つ芝居だったのかもしれない。

    幸せな夫婦、幸せな家族、結婚の許しを求めるシーン、出産を控えた幸せな時間、どこを切り取ってみても自分にはないものばかりでどうしようもなく涙が出てきた。

    ラストのシーン、幸子さんが笑ってくれたら、とんでもなく泣けたかもしれない。

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