満足度★★★★★
自分に潜む狂気という自覚
とても切ない話でした。
登場人物誰もが心に壊れた部分があり、
それを隠す人、許す人、解放する人、もがく人。
組み合わせさえ合えば、問題なく生活できそうな、
しかし、それが許されない組み合わせなら
傷つき、攻撃されていく。
満足度★★★★
with battered brain
席が良かったせいもあるかもしれないが2時間40分が全く長く感じなかった。このテの話はわりと嫌いな方なのに楽しめたのは、演じ手に精神的・社会的マイノリティーについて相対的自意識があったからではないか。つまり個性と普遍性は表裏であることを自覚しているかどうかということだ。しかし脚本・演出・演技ことごとく瑕があるのが惜しい。スタッフワークは素晴らしい。
満足度★★★
長めなのはちとキツいが、観た甲斐はアリ
ひねくれた愛、ねじ曲がった愛、いびつな愛の博覧会的様相を呈しつつ、笑える部分も少なくないのは意外で、特に某有名アニメの名台詞集のようなシーンでは大笑いしたが、やはり休憩なし155分はちょっと長い。
一方、旧い集合住宅独特の入口近辺での残響を表現した音響効果、パースを強調したエイムズの部屋か騙し絵のような装置、最後のシーンで2人が手にした2通の手紙の由来の見せ方などはさすがで、観た甲斐はあったというもの。
満足度★★★
シュールな愛のカタチ?
マチネを観劇。
とりあえずね、あの膝前に余裕もないパイプ椅子、薄い座布団が載ってるとはいえ、2時間半の上演時間はきつかった。
セットは古びた団地(?)の1階。エレベータがあって、倉庫の入り口があって、管理人室があって。床面はやや八百屋なつくり。
出てくる愛のカタチは、一般的にはちょっと避けてとおりたいかなぁと思わせるシュールな質感。
あの機動戦士ネタの連続には目を見張るものがあり。
(私はそのことは全然知らないからツボとまではいかなかったけど)
「犬目線」というタイトルは・・・そんな雰囲気は感じられなかった。
「握り締めて」って、アレを握り締めるとはね・・・^^;
下世話だけど。わざわざギャラがちと高そうな原千晶をキャスティングしなくても良いのでは?
満足度★★★★
波があるらしぃですが・・・
出演なさっていた役者さんがおっしゃっていましたが、多少波があるそうです。演ている感覚に。でも昨日から安定しはじめたと。
個人的には、好きでした^▽^
スズナリ初体験でドキドキしながら鑑賞していましたが、
ゆる~いのに衝撃的で、ワタクシの印象としては
乱歩地獄に近い感覚でした。
純粋なのに狂気で清い。
愛は多様に苦しいのですねェと。
満足度★★
2時間だったらなぁと。
初日で固かったのか、冒頭、舞台に違和感を感じてしまい全く入って行けませんでした。徐々に強烈だったり、印象的なシーンが出てきて、tsumazuki世界へ少しずつ。ねじれた思いが重なって行く最後は素敵でした。
満足度★★★★
狂喜な人々・・・
まともな人間が一人もいない独特な空間で繰り広げられる、いろんな「愛」の物語にのめり込んでしまったな・・・
ばら撒かれた付箋をどう落すのかな・・・って思ったら、全ての付箋を一気にまとめ上げたのは流石でしたね。