もどっど!薩摩義士伝 公演情報 もどっど!薩摩義士伝」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★

    長く感じました
    全編、とにかく長く感じました。

    時代劇なのに、緊迫感、ドラマ、スケールの大きさ、キレ、など、ほとんど感じませんでした。


    薩摩藩士のキャストが何人も出てくるのに、基本みんな同じような喜怒哀楽を出しているので、みんなが正義のヒーローみたいで、おなかイッパイです。

    方言が多いとはいえ、ストーリー上何が起こっているかははもちろん理解できるのですが、驚きも怒りも食い下がり方も情熱も、全編2時間数十分ずっうううっと同じで、何がどのくらい大変なことで、どれだけ緊迫してるのか、の差が同じなので、
    今がどういう火急さなのか、わからず、ようするに、今がどういう状況なのかわかりません。

    役者さんは上手な方が多いですが、デフォルメした演技のオンパレードで、ある意味歌舞伎みたいで、とても違和感感じます。リアリティのかけらもないです。笑えるシーンがいくつもあるのはいいと思いますが。でもそれならコントを観に行けばいいわけで。



    2時間数十分、
    「なんだとっ!!」
    「俺が何とかしてくる!!」
    「バカやめろっ!! 無茶するな!!」
    「くそっ!!」
    というアツイアツイ自己犠牲と、それへの食い下がりが延々繰り返されるお芝居で、なにがしたいのか全くわかんないです。

    終演直前は「いったいいつになったらおわるのだろう」と、お尻も痛くなって辛かったです。ただでさえ10分ほど開演時間が遅れた回で、残念な内容なのに…。と思ってたら、ようやくカーテンコール。

    そしたら、そのカーテンコールが出演者側のアドリブ大会で、グダグタに長い。音楽を作った作曲家をアドリブで舞台上に呼んだら、なかなか出てこず、それにもつきあわされ……。早く帰りたい人もいると思うのですが……。


    以前、こちらの劇団のシェークスピア物を拝見したときは、レベルの高さを感じましたが、今回は単なる自己満足に感じました。
    かなりザンネンでした。

  • 満足度★★★★

    知らなかった史実
    まぁ徳川幕府の意地の悪いこと悪いこと・・・。
    薩摩武士の志・忍耐力、裏で支えていた妻達や領民の努力。
    丁寧にスキの無い衣装や、方言での芝居に感嘆いたしました。
    チョコッと笑いも入れたりして、「あっ」という間の2時間強でした。
    視覚障害の方の為の場面説明の放送があり、
    ラジオの貸し出しもあるなんて。
    うーむ凄い!(+ネットでのLIVE放送もしていたそうです)
    舞台表現の今後のあり方の答えとしても、良い舞台でした(^^)。

    ネタバレBOX

    堤の決壊での観客席正面に噴出す水流代わりのスモークの演出は度肝を抜かれました。またそのスモーク後の暗転なども上手に切り抜けてひょうげんしていました。が、決壊する堤の舞台が時々足場でブラブラしていて、舞台セットが壊れかけてるのかなぁと思っていました。(今後の課題ですよね)
    また話追うのに夢中で、帰宅してから気が付いたのですが。
    切腹と割腹って随分異なりますよね。
    劇中で切腹した方は一人もいなくて、
    すべて割腹ではないかなーと思いましたが、どうでしょう?
    手紙もキチンと和紙に墨で書かれたしっかりとした小道具で表現され、
    舞台も観易く3点での表現が成されていて、
    計算のされつくされた表現に感動です。

    最後に、副座長さんの御冥福を御祈り申し上げます。
  • 泣けました
    中盤からもううるうるしっぱなしでした。
    前説からの薩摩弁もあたたかくて聞きやすく、方言での芝居がもっとあればいいのにと思いました。ひとりひとりの役者さんがたいへん魅力的ですばらしかったです。武士の時代のお話ですが、女たちもさまざまな身分の人たちもきちんと描かれ、バランス感覚が気持ちよかったです。それぞれの立場でそれぞれが懸命にたたかい、他者を思いやり、強く生き抜く姿が清々しく潔く演じられ、こちらが励まされました。
    千秋楽ということでカーテンコールでは演出家やスタッフも紹介され、亡くなったお仲間の遺影とともに役者さんたちがそろってごあいさつされた時には思わずもらい泣きしてしまいました。
    出演している後藤さんからこの公演のことを知りました。だいちゃん、ありがとう。みなさん、お疲れさまでした。

  • 満足度★★★★★

    泣けました。武士とは、
    切なく、苦しく、そして立派なものだなぁと・・・・・。全編これコアな方言のオンパレードでしたが、演技力の素晴らしさもあってなんなく理解できました。衣装、音楽、それに特に音響が素晴らしかったです。迫力があって、そのくせうるさくない。ただ、場面転換が頻繁にあって、もうちょっとまとめてくれればいいのにな、と思いました。様々な場面を一つの装置でやっているので、余計にそう思ったのかも。
    それにしても、スタッフの人たちの受付や案内の態度は見上げたものでした。いいお芝居を観てもらおう、という意気込みが劇場の隅々にまであふれていて、とても気持ちが良かったです。良くまとまった劇団ですね!

  • 満足度★★★★★

    一緒に歯ぎしり
    江戸方役人の意地悪には、見ているこっちも薩摩藩士と一緒に歯ぎしりしました。演じるほうはかなり奥歯と歯茎に負担がかかってそう。堤防決壊のシーン迫力! どうにか工事が終わってハッピーエンドかと思ったら…。登場人物全員の性格描写が秀逸でした。封建社会でのさまざまな立場の人間の体面と本音、幕府の大名統制など、歴史の勉強にもなりました。

  • 満足度★★★★

    良かった!
    岐阜県出身の祖父から宝暦治水の話を聞いたことあります。
    平成になり、海津郡の3町が合併して海津市が誕生しましたが、一般公募で寄せられた新市名候補の中には”薩摩”とつくものが沢山あったそうです。
    海津市民はいまだに薩摩義士に感謝しているわけですね。
    このお芝居を観て、平田靱負の人柄や薩摩義士の方々の苦難を知り、胸が熱くなりました!

  • 満足度★★★★★



    最後の場面で奥さんが亡き夫と約束した囲碁の続きを準備している場面と恋人が帰ってきて喜びあっている恋人たちの対比が印象的で涙してしまいました。

    衣装や所作、舞台美術、音響とても素晴らしかったです。

    輪中は小学校でならいました。薩摩藩のこのような苦労のすえ輪中の人たちの生活が守られたのですね。

  • 満足度★★★★★

    ぬっかー
     よか芝居じゃった!宝暦治水工事はかごんまん道徳ん教科書に載っちょっし、平田靱負公も銅像になっちょっ偉人じゃっどん、美濃んしや天満屋んこっはあんまい知らんかった。じゃっで、こげんよか芝居は他に無かっ。わっぜえ泣けっ。
     
     鹿児島弁、美濃弁、泉州弁…ずんばい方言が出てきっせえ、こいもよかったど。

     なごもどっちょらんで、錦江湾と桜島を眺めながらそつでだいやめどんしたくなった。

  • 満足度★★★★

    泣いた。
    悔しいけれど泣いた。
    正直、中盤辺りはウトウトしていて、まぁそれは昨日の寝不足と花粉症の薬のせいなのだろうが、なにしろ最後にはすこぶる泣いた。

    衣装がとても良くて、それに伴った所作がまた良く、演技がまたまた良いものだからケチの付け所が無かった。

    ネタバレBOX

    自分、名古屋出身なものですから、薩摩の方々の三川への治水工事実施にはすこぶる感謝しております。

    それにしても何故この地味な話を題材に?と途中何度も疑問に思いながらウトウトとしていたわけですが、最後にはしっかりとその意味を理解しました。なかなかに劇的でした。

    周りの誰もが鼻をすすり上げていたのが印象的です。

    自分もなんとかこらえていたものの、Lindaさんの泣き芝居からの、最後舞台挨拶での座長の感情を抑えるようにしたトークへと続く、言うなら涙腺爆弾を投下されたことによって一気に号泣まで行ってしまいました。

    もちろん平田さん役の方の好演が元々の引き金です。

    もどっど!ってどういう意味なんだろうって思っていたら、戻るぞ!って意味だったんですね。じゃあ僕は、今日はさっさと家にもどっど!そして芋焼酎飲むぞ!って感じです。
  • 満足度★★★★★

    号泣!
    舞台セット、衣装、音響、演技力、どれをとってもまったく欠点のない素晴らしい舞台だった。「もどっど!」の意味が終盤に明かされ、この辺りから涙は止まらず、極めつけはキャストらが幕後の挨拶の場面でLindaが亡き小畑英昭の写真を胸に抱きしめて登場した時だ。過去の彼の演技のシーンが蘇り、ただただひたすら泣いた。個人的に彼を知っていた訳ではないが、観客とはそういうものだ。更に死という文字に結びつかない彼のキャラクターが、思いもよらない突然の死にショックを受けたのだ。こうして今も書いている段階でもなんだかウルウルと涙ぐんでしまう。彼はそういう役者だった。

    以下はねたばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    江戸時代、薩摩藩が強制的に幕府から命じられて木曾三川の大型治水工事を行い、更に無謀な費用負担をも課せられた挙句、薩摩の誇り高い武士が労働者として過酷に扱われた経緯を描く。

    薩摩の筆頭家老平田靱負を奉行とし薩摩藩士たちは生死を賭けた事業に立ち向かうも、武士としての正当な扱いを受けず労働力としか見ていない江戸方役人の久世に反抗し、藩士達の間でもいざこざが起きる。これを平田が制するも久世のあくどいやり方に多くの藩士達は犠牲を伴う。

    一方で平田の留守を守る家族の描写を絡め、武士の妻としての立場もきっちりと表現し、静かに夫を待つ妻の意思の強さの演技も見事だった。
    舞台はシリアスな場面の中にも所々、笑えるシーンがここぞというタイミングで入り込む。その展開も絶妙だ。

    平田の莫大な借金の懇願を受ける境の女豪商とのやりとりは女豪商が平田を値踏みしながら心を読み取る情景も絶妙だったし、徳川の「寅の牙を抜く・・」の一説も説得力があった。

    めでたく工事は完了するも、筆頭家老平田靱負は多くの犠牲者をだしてしまったことを悔い、責任を取って切腹自害してしまう。江戸方役人の久世から「ご苦労だった。国元へ帰られよ。」という達しが出た直後のことだ。

    まだ平田が死んだことを知らない生き残った薩摩藩士たちは「もどっど!(戻るぞ)薩摩へ」とそれぞれ嬉しそうに口々に言うのだった。

    序盤、平田と妻が差し向かいで碁を打つシーンがあるが、終盤で平田が死んだと察した妻は平田の形見と差し向かい碁盤を置くシーンがある。この場面は本当に切ない。いつの世も人の命の期限は突然やってくるのだ。

    ここで一気に涙が溢れ舞台の洪水と同様、ワタクシの目はダムが決壊したような有様だった。

    素晴らしい。本当に素晴らしい舞台だった。
  • 満足度★★★★★

    最後にはうるうると・・・
    全編通しての薩摩弁、字面だけではまったくわからないと思いますが、演技と一体となってなんてしっくり来るのでしょう。それにしても、見事です。現代人としての自分から見て同調するかは別問題としても、生き方というものを考えてしまいます。この芝居の意味、役者さんの演技等々、総合して一級品の出来でしょう。お勧めできます。

  • 満足度★★★★★

    もどっど!の意味がわかった!
    なんかうれしい。字面だけだと意味不明だったが、その場面を見て、音を聞いたらなんの違和感もなく意味がわかりました。他の薩摩弁の台詞もそう。今時のカタカナ交じり語よりよっぽどすんなりと頭に入りました。母国語というのはすごいです。意味を知りたい人はぜひ舞台を見に行ってください。絶対見て後悔しません。現代人は江戸時代を戦のない平和な時代だと思っているけれど、「合戦なき戦」の時代だったことを知り、大変興味深い物語でした。俳優さんたちの演技もすばらしいです。それにしても江戸時代の人たちはみんなあんなに器の大きい人たちばかりだったのでしょうか?現代日本人の劣化(自分を含め)を感じます。

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