満足度★★★★
緊迫の90分
気が付くと内部から閉ざされた部屋に監禁された4人…その施錠のしかたからすると犯人は4人のうちの1人しか思われず…なサスペンス。
そんな出だしによって観客を「何故自分が?犯人はどいつだ?」という被害者の心境に追い込んでの緊迫の90分。その上演時間は「人間の集中力が持続するのは90分が限界」というのを意識したんだろうか?
で、舞台の下手側3分の2あるいは4分の3くらいがその監禁された部屋(いかにも堅牢そうな金属製の扉や切り口が赤い壁などが印象的)で、上手側に取調室があり、男が尋問されているシーンが挟まれるスタイル、事前情報もあり、その2つの場面の関連性についても含めて、観ながらあれこれ様々な可能性を思い巡らすも、その大半は考え過ぎ…(爆)
2つの異なる場所を表現した装置を、1度だけ照明によってさらに別の空間に「切り取る」ワザにも瞠目。
ところで後から入った情報によるとこの回の後半はトラブルが発生して即興によって切り抜けたとのことなのだけれど、本来のカタチとどのくらい違ったんだろう?
満足度★★★★
王道サスペンス
内側から施錠された密室と取調室。現在と過去を交錯させながら、徐々に明らかになっていく真実。まさに王道サスペンス。く~たまらん。満足しました。
満足度★★★★★
緻密な構成の舞台
スリリングな舞台でした。二つの物語が交互に進行。取調室の犯人が当然密室事件の共犯者と思いきや……。久しぶりに観終わった後もドキドキが続いた舞台でした。
満足度★★★★★
シビれたっ!!!
大熱演!脚本超抜!!ヤバ過ぎる展開に心拍数2倍&血圧30up!!!
いや~
最前列で観たのは大正解であり、大不正解でもあり。。。
いや・・・
大正解っしょ!!!!!
チラシを読んだだけで魅かれる不思議な状況。
犯人の、悪ふざけのパズルのような仕掛けに、知的好奇心を刺激される。が、途中から物語は一変、緊迫感に包まれた惨状に……。状況が大きく変わっても、変わらぬ緊張感で最後まで物語が続き、しかも2つの場面を行き来するうちに、絡みあった糸がほぐれてゆく。最初のトリッキーな仕掛けとは違う、物語そのものの仕掛けが姿を現す。謎が解けていく快感。その一方で、暴走した犯人“たち”が突きつける言葉は胸に重く迫ってくる……。あれだけの人数とスペースで(むしろそれを上手く利用して)作り上げた、息詰まる空間が素晴らしい。
満足度★★★★
本当の共犯者
劇団初見でした。こういうワンシチュエーションでの謎解きが好きなので、フライヤーを読んで観に行きたいと思っていました。でも同時に、似たような設定は見かけるので、期待半分、不安半分でした。
でも実際に劇場に入り舞台美術を目にし、音楽を聴いて期待感が高まり、閉じ込められた4人の感情や行動がどんどんヒートアップしていく展開にドキドキしました。音楽や音が怖かったです。
閉じ込められた4人と、事情聴取を受ける犯人。この見せ方が秀逸でした。想像していたよりもずっと怖くて、そして心に重く響く作品でした。
私は出版社に勤めていて、最近、ある事件に関係したのですが、マスコミの伝播力を改めて身近に感じたので、犯人が受けたであろう世間の厳しい目には同情もしました。
次回公演も観に行きたいと思います。