『共犯者』公演終了 ご来場ありがとうございました。 公演情報 『共犯者』公演終了 ご来場ありがとうございました。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★★

    緻密な構成の舞台
    スリリングな舞台でした。二つの物語が交互に進行。取調室の犯人が当然密室事件の共犯者と思いきや……。久しぶりに観終わった後もドキドキが続いた舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    シビれたっ!!!
    大熱演!脚本超抜!!ヤバ過ぎる展開に心拍数2倍&血圧30up!!!

    いや~

    最前列で観たのは大正解であり、大不正解でもあり。。。

    いや・・・

    大正解っしょ!!!!!

    ネタバレBOX

    舞台は左右で2分されている。

    片や「脱出不可能な密室(誘拐された4人が閉じこめられている)」。
    片や「取調室(刑事と誘拐犯が向かい合っている)」。

    この左右が交互に進展していくのだが。。。

    まず、ここでダマされた。

    てっきり、密室に閉じ込めた犯人が取調べを受けていると思った。

    だって演題が『共犯者』でしょ?

    密室は、内側から厳重に南京錠がかかってるわけだからさ・・・どう考えても、取調室の容疑者の共犯者が密室の4人の中にいる、と思っちゃうじゃん!

    ボクの推理力の無さ&最前列で芝居にのめりこんでいたことを差し引いても、この構成はスバラシイとしか言いようが無い。

    ラストは「想像してね!」なんだけど・・・コレでいい!

    印籠を出さない石坂浩二の水戸黄門が大嫌いだったボクも、このラストは、コレでいいと思った!


    あっそうそう・・・これから観にいく人で、ネタバレ読んでる人はいないと思うけど(笑)


    最初のロッカーを開ける直前・・・深呼吸したほうが身の為っす!

    とくに!最前列の人!!


    ボクの隣の女性が・・・

    「キャーっ!!!」とマジ叫び声を炸裂させてました。。。


    でも、あの「キャーっ!」はヨカッタ!

    最高のSEであり、最高のスパイスでした!笑
  • 満足度★★★★★

    やられました!!
    素晴らしい脚本に脱帽です!

    ネタバレBOX

    下手側は閉じ込められた部屋に4人がいて、上手側は取調室で刑事と逮捕された犯人、筆記の刑事がいました。

    下手と上手が同時進行というか、一方がもう一方の説明のように描かれ、そうか誘拐された人々はこの後結局は殺されるのか、それにしてもたまたま目に入った人を誘拐したと言っているのは不思議だなと思って見ていました。

    異なる時間、異なる事件だということが分かったときにはすっかりやられたーと思いました。…もちろん二つの事件には関連があります。

    そして、別々に進行する二つの話をあたかも一つの話のように描いた推理小説があったことを思い出していました。

    筆記の刑事が閉じ込められた部屋に暗転時に瞬間移動した演出は秀逸でした。

    ところで、拳銃を落としたときに弾倉から弾がこぼれました。決して演出ではないと思いますが、逆にリアリティが増し事件の異常さが強調されていました。
  • 満足度★★★★

    本当の共犯者
    劇団初見でした。こういうワンシチュエーションでの謎解きが好きなので、フライヤーを読んで観に行きたいと思っていました。でも同時に、似たような設定は見かけるので、期待半分、不安半分でした。
    でも実際に劇場に入り舞台美術を目にし、音楽を聴いて期待感が高まり、閉じ込められた4人の感情や行動がどんどんヒートアップしていく展開にドキドキしました。音楽や音が怖かったです。

    閉じ込められた4人と、事情聴取を受ける犯人。この見せ方が秀逸でした。想像していたよりもずっと怖くて、そして心に重く響く作品でした。
    私は出版社に勤めていて、最近、ある事件に関係したのですが、マスコミの伝播力を改めて身近に感じたので、犯人が受けたであろう世間の厳しい目には同情もしました。
    次回公演も観に行きたいと思います。

    ネタバレBOX

    ただ、最初はちょっと登場人物たちに感情移入がしにくかったです。特殊な状況だからという訳ではなく、性格の方が。特に警察官は、ああいう状況だったら頼りになりそうなのに、むしろ一番嫌な人に見えました。それに後半はともかく、最初にロッカーの鍵を開けるのは彼がやりそうに思えたので。

    ロッカーの仕掛けや銃や流血と、見終わってからも心臓がドキドキしていました。取調べを受ける犯人と事件現場が、同じ出来事を語っているようなのに微妙な違和感を覚えていましたが、その謎が明かされた時は見せ方も含めすごいと思いました。

    そして石丸が過去に起こした事故のシーンでは見事に騙されました。面白かったですし、タイトルの「共犯者」が示すものが分かって気持ちが沈みました。
    この作品を観に行くことができてよかったと思います。
  • 満足度★★★★

    王道サスペンス
    内側から施錠された密室と取調室。現在と過去を交錯させながら、徐々に明らかになっていく真実。まさに王道サスペンス。く~たまらん。満足しました。

  • 満足度★★★★

    緊迫の90分
    気が付くと内部から閉ざされた部屋に監禁された4人…その施錠のしかたからすると犯人は4人のうちの1人しか思われず…なサスペンス。

    そんな出だしによって観客を「何故自分が?犯人はどいつだ?」という被害者の心境に追い込んでの緊迫の90分。その上演時間は「人間の集中力が持続するのは90分が限界」というのを意識したんだろうか?

    で、舞台の下手側3分の2あるいは4分の3くらいがその監禁された部屋(いかにも堅牢そうな金属製の扉や切り口が赤い壁などが印象的)で、上手側に取調室があり、男が尋問されているシーンが挟まれるスタイル、事前情報もあり、その2つの場面の関連性についても含めて、観ながらあれこれ様々な可能性を思い巡らすも、その大半は考え過ぎ…(爆)

    2つの異なる場所を表現した装置を、1度だけ照明によってさらに別の空間に「切り取る」ワザにも瞠目。

    ところで後から入った情報によるとこの回の後半はトラブルが発生して即興によって切り抜けたとのことなのだけれど、本来のカタチとどのくらい違ったんだろう?

  • チラシを読んだだけで魅かれる不思議な状況。
    犯人の、悪ふざけのパズルのような仕掛けに、知的好奇心を刺激される。が、途中から物語は一変、緊迫感に包まれた惨状に……。状況が大きく変わっても、変わらぬ緊張感で最後まで物語が続き、しかも2つの場面を行き来するうちに、絡みあった糸がほぐれてゆく。最初のトリッキーな仕掛けとは違う、物語そのものの仕掛けが姿を現す。謎が解けていく快感。その一方で、暴走した犯人“たち”が突きつける言葉は胸に重く迫ってくる……。あれだけの人数とスペースで(むしろそれを上手く利用して)作り上げた、息詰まる空間が素晴らしい。

    ネタバレBOX

    閉じ込められた4人のうち、犯人以外の3人に思い入れがしにくいのが残念。だって、最初から最後まで男2人は自己中心的で尊大、女はまともそうに見えて役立たず。3人とも可愛げが少しも感じられないから、いまいち心配してあげられないんですよ。3人がそういう人間になった理由が垣間見られたら、またちょっと違っていたのかも。あと、銃が出てきたら、まず「それで錠を撃ち壊せ」とか「それで錠を叩き壊せ」と言い出す人がいそうな気もした……。

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