公演情報
「デラシネ」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
すごく面白かった!!超パワハラ・セクハラによって他人の才能を搾取している成功者の話で、その点は気分は悪いが、ストーリーは素晴らしく、笑いもあり、スッキリする要素もあり素晴らしい作品でした!作者の皆さんも素敵でした!
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/03/10 (金)
うひゃっ!!うす笑いを浮かべながら観てしまった。
そして最後スカッとしたと言うかなんと言うか
どうなったのでしょう 笑
「女」怖い!でも好き!!ともなった。
ここ数年でそんな怪物たちも居なくなりつつある。
いないで欲しいと願う。
実演鑑賞
満足度★★★★
脚本家の物語。リアルさが好みだった。重さも笑いも私はとても好きだった。しかし、同伴者は疲れた模様。
感想がわかれるのも、良いものだった証だと思う。
実演鑑賞
満足度★★★★★
#とみやまあゆみ #堤千穂
#小崎愛美理 #高橋恭子
#田中千佳子 #中村貴子
#米内山陽子 #川田希
#木下愛華 #未浜杏梨
#佐瀬弘幸(敬称略)
#高木登 さんが届けてくれた素晴らしい作品。何一つとして無駄のない最高の演劇体験があった。そして、大好きな とみやまあゆみさんの素晴らしさを存分に味わえる作品を届けてくれて感謝。
彼女の抑制された声と表情から、内にある激情が滲む。能面が顔の形を変えずとも見せる角度で感情を表現するのと同じように、固めた表情の角度や瞳に心を映す。振り向く動きに合わせた音響にもワクワク。早々のアソコで頬に光る流れには射抜かれた。それが鼻先や顎の下に小さな膨らみを作るのを見ながら、大切な人への愛と、汚れた者への憐みや憤りを傍受し痺れた。
中村貴子さんとのシーンでのみ彼女の穏やかで柔らかな表情を見ることができる。ふわっとした空気に包まれる。それなのに……酸素が薄くなっていくような息苦しさが生まれる。人を信じること信じられることの、何と神聖で罪深いことか。中村貴子さんの佇まいが本作の肝であり、その塩梅の見事さに拍手。
そこはまるで脚本家の虎の穴。蹴落とされて、這い上がっていかなければリングに立てない。リングに上がってもマスクを被らされ、誰かの仮面で戦うことを強いられる。
世の理不尽さを豪快にデフォルメしていても、そんなこともあるかもしれないと思わせてくれる筋の通った筋の通らない話。不快で不愉快な様が遠心力を増して迫ってくる。
今作も、ろくでなしばかり。そして、高木作品の真骨頂とも言える「逃れられない血の問題」が流れ出す。その悍ましさに満ちた話なのに、終演後に清々しく席を立てるのは、虐げられた者たちの手に勝利の盃が握られているからに違いない。
今回、メンバー全員が出演しているチタキヨの融合ぶりが素晴らしかった。前述の中村さん然り、バランサーに徹した千佳子さん、可愛らしさの奥底に隠した芯を強固に宿した恭子さん、皆さん見事だった。そして米内山さんのパンチ力は圧巻。米内山さんと堤さんの喉の強さにも驚愕。
鵺的の正式メンバーになった美しき三人の俳優の競演に心躍った。
常連の川田さんと若い二人も流石の実力。その中で悪臭を撒き散らし大立ち回りを繰り広げる佐瀬さんも見事。このキャスティングに拍手。
寺十吾さんの、あの暗い照明と美術プランが最高にフィットした作品。
ホンモノの演劇を満喫した。幸福な110分。
嗚呼、演劇って素晴らしい。
実演鑑賞
満足度★★★★★
大仰な音とか若いとは言え作家になろうとする人がそこまで率直な意見を思いついたまま言うものかと疑問は残りましたが、大変面白く拝見しました。
芸術と商業のバランス的な。
大谷がダルビッシュの言うままメジャーでは打者に専念していたらと思うと背が寒い、、、みたいな。
実演鑑賞
満足度★★★★
いや、参った。高木登氏の才能にひれ伏す。これを否定するのは嘘になる。メチャクチャ好きな話。
2012年指原莉乃主演の『ミューズの鏡』という深夜ドラマがあった。福田雄一作品で『ガラスの仮面』を大映ドラマ調に展開。ツッコミのない笑い(ツッコミは視聴者各個人の裁量)。このスタンスが受けて福田雄一は成り上がっていく。竹熊健太郎✕相原コージの『サルまん』信者の自分としてはこの手の作品には弱い。今作は美内すずえや梶原一騎の大真面目にイカれているスポ根漫画風味。(『男の条件』なんかも機会があれば読んで貰いたい)。脚本家養成ギブスなんか着けてもよかった。海原雄山のようにがなり立てる佐瀬弘幸氏が痛快。これだけ怒声を上げる舞台もないだろう。弟子が全員若い女というところも素晴らしい。
才能を認められ大御所脚本家(佐瀬弘幸氏)の内弟子に抜擢された木下愛華(まなか)さん、声が魅力的。屋敷に住み込みとなる。憧れの先輩、とみやまあゆみさんに挨拶。このクールな眼鏡の天才脚本家(師匠のゴースト)は無機質な抑揚のないボカロのような話し方。とにかくキャラが立っている。アニメだったら同人誌が放っておかないだろう。松井玲奈みたいでカッコイイ。
才能もないくせに脚本家の愛人になって成り上がった高橋恭子さん。この人も魅力に溢れている。おっとりした上品な雰囲気。
才能はないが毒舌でゴシップ好きな小崎愛美理(えみり)さん。
マネージャー役の田中千佳子さん、ドラマのプロデューサー役の川田希さん、時々丸い内窓から顔を覗かせる奥さん役は米内山陽子さん。(本物の脚本家、『インディヴィジュアル・ライセンス』が素晴らしかった)。
時折、客席に語りかけもする娘役は未浜杏梨さん。コスプレ三昧。
亡くなった天才脚本家役は中村貴子さん。
ドラマのトップ女優役は堤千穂さん。
女性の描き方、筆運びにセンス有り。キャラ一人一人が立っている。ちゃんと内面があり、自分なりの哲学で生きている。
ある企みをもった木下愛華さんが奇妙な屋敷に潜入する様子は『青ひげ公の城』。一体そこで彼女は何を体験するのか?
とみやまあゆみさんが最高!
実演鑑賞
満足度★★★★★
時は現代なのに、今どきこんな師弟関係ないだろ、でもそこはフィクションで誇張もあるからねって思いながら観ていたけれど、こういう男性は確かにいたし、今もいるんだろうと思う。
女を武器に上手く世渡りすること。
女を武器にせず自分の力で生きて行こうとすること。
どちらも痛みを伴う。
一見、古い昭和の物語のように見えるのは敢えてであり、昔はこうだったけど今はどうよ?良い方に変わった?ジェンダーギャップとか男女格差とかどうなった?と突きつけられたように感じた。
ラストがいい。
若い2人に希望を見る。
鵺的の舞台は俳優陣はもちろんだけれど、毎回本当に舞台美術や照明がいい。
実演鑑賞
満足度★★
鵺的の芝居は思い込みの激しい程面白くできあがるのだが、この作品は、業界内輪話としては、中村ノブアキのように陽性ではなく、陰気な告発調で、中身も今までにも言われていたことで今更舞台で見ても気が滅入るばかりだ。
すっかり創造力を失ったヒットメーカーが、周囲の才能をパワハラ・セクハラで食い尽くして生き延びる、という話はテレビ・シナリオ業界ばかりで無く、商業芸術(とまでは行かない広告なども含め)の世界にはよくある話で、おおっぴらに語られなくなった今でも、その産業システムの中に内在しているのだから、どこにでもある。他の業界にもあるだろう。
そこでなにか新しい生き方を生きる人物でも描き切れていれば、面白くなるのだが、(現実に泳ぎ切った人はこれまたいくらでもいる)ここは、昭和のパターンを一歩も出ていない。エピソードも主演女優が勝手なことを言うとか、ロケハンと称してセクハラとか、一家のホームドラマとか、昔の週刊誌、噂の真相並では迫力に欠ける。
似たことは今でもあるだろうが、才能が埋もれる確率は非常に低い。今は周囲が放っておかないし、周囲も商売なのだからそれなりに真剣なのだ。
主演の佐藤弘幸をはじめ女優陣も一本調子なのもうまくない。なんとかつじつまを合わせるのはうまい寺十吾を今回は手がつきた。これで「デラシネ」と言われても気取り損ねたという感じだ。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/03/06 (月) 19:00
ダークな作風で知られる本ユニットだが、本作は「やられた」感がいっぱいだった。観るべし!!!(3分押し)110分。
ドラマ作家・飛鳥井(佐瀬弘幸)の家に新たな弟子の美琴(木下愛華)がやってきて、ベテラン弟子の酒匂(よみやまあゆみ)や田邉(高橋恭子)へのパワハラ,セクハラに驚くものの、指示に従って働くようになる。マネージャーの前田(田中千佳子),TV局の野田(川田希)や若手の弟子の市原(小崎愛美理)へも高圧的に対する飛鳥井だが、女優の三津田(堤千穂)や妻(米内山陽子),娘(未浜杏梨)には甘い。ハラスメントは、酒匂の独立を巡って新たな局面を迎えるが…、というような物語。自身もTVアニメの脚本家である高木が、部分的にはリアルな物語かも、と思わせる展開を書くが、さすがにこれほどのハラスメントは今の時代にはないだろう、…、と思わせておいて、ある意味で落ち着いた終局に向かう。10人の女性のキャラクターを描き分け、物語的にも興味深く、時折笑いも起きる舞台だが、とにかくハラスメント場面が強烈で、途中で帰った客がいたのも事実。それでもこういった時代にはこういった作品もありうる、という点で、ギリギリのエンターテインメントになっていたように思う。星10個くらい付けたい。
個人的にはチタキヨの作・演出を担当する米内山の演技は初めて観て、やるもんだなぁ…、と思った。チタキヨの4人が揃ったところを久々に観たが、顔見知りの(ベテラン?)役者ばかりの中で、若手と言える未浜と木下の健闘は評価に値する。しかし男1人でハラスメントをし続ける佐瀬は、メンタルも心配になるくらいのレベルだった。