デラシネ 公演情報 鵺的(ぬえてき)「デラシネ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2023/03/06 (月) 19:00

    ダークな作風で知られる本ユニットだが、本作は「やられた」感がいっぱいだった。観るべし!!!(3分押し)110分。
     ドラマ作家・飛鳥井(佐瀬弘幸)の家に新たな弟子の美琴(木下愛華)がやってきて、ベテラン弟子の酒匂(よみやまあゆみ)や田邉(高橋恭子)へのパワハラ,セクハラに驚くものの、指示に従って働くようになる。マネージャーの前田(田中千佳子),TV局の野田(川田希)や若手の弟子の市原(小崎愛美理)へも高圧的に対する飛鳥井だが、女優の三津田(堤千穂)や妻(米内山陽子),娘(未浜杏梨)には甘い。ハラスメントは、酒匂の独立を巡って新たな局面を迎えるが…、というような物語。自身もTVアニメの脚本家である高木が、部分的にはリアルな物語かも、と思わせる展開を書くが、さすがにこれほどのハラスメントは今の時代にはないだろう、…、と思わせておいて、ある意味で落ち着いた終局に向かう。10人の女性のキャラクターを描き分け、物語的にも興味深く、時折笑いも起きる舞台だが、とにかくハラスメント場面が強烈で、途中で帰った客がいたのも事実。それでもこういった時代にはこういった作品もありうる、という点で、ギリギリのエンターテインメントになっていたように思う。星10個くらい付けたい。
     個人的にはチタキヨの作・演出を担当する米内山の演技は初めて観て、やるもんだなぁ…、と思った。チタキヨの4人が揃ったところを久々に観たが、顔見知りの(ベテラン?)役者ばかりの中で、若手と言える未浜と木下の健闘は評価に値する。しかし男1人でハラスメントをし続ける佐瀬は、メンタルも心配になるくらいのレベルだった。

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    2023/03/07 16:22

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