満足度★★★★★
小学校の教室で
リアルな舞台セットに魅せられ、そこで繰り広げられる生徒と教師の人間模様に魅せられた。ちょっと苦い思い出なども蘇って、その郷愁は切なく甘く広かった。
満足度★★★★
生々しいったらありゃあしない
写実的な装置も相俟ってやたらに生々しく、児童たちにホンキで腹を立てたり、ある場面ではバレないかと我がことのように肝を冷やす。
が、静かな(むしろ腰を引き気味の?)熱血教師や、誰もが哀しみを抱えていることを示唆する終盤で浄化される。
満足度★★★★★
秀逸!
これはもうさすがとしか言いようがない。ある1日の小学校の放課後の中に様々な問題を盛り込み,多くのことを考えさせられる密度の濃い舞台であった。一瞬たりとも気を抜くことの出来ない,いや,観劇後にも緊張と思いが後を引く。ハロプロエッグをゲストに,小学校を舞台に,大人のための芝居を作り上げる空間ゼリー,お見事!。この舞台は多くの大人に観てもらいたい一品です。
満足度★★★★★
もっとコメディ的な舞台なのかと
誤解していた。だって出演がハロプロでしょ?そうしたら、すんごく嬉しい誤解だったことが判明!
10月30日、私立女子小学校6年生のクラスで起こったことを描写した作品だったが実に真摯な内容だった。終盤は泣けた。何度もハンカチを目に当てて泣いた。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★
目に見える物事だけでは推し量れない人間の気持ち
とある私立の女子小学校の放課後に起こるいくつかの出来事を通じて、子ども、大人の揺れ動く思いを見事に表現。
『女子小学校』、生徒は『ハロプロエッグ』とくれば、お決まりの『学園もの』を想像するかもしれないが、そこはやはり、空間ゼリー。
何気ない放課後の一こまを切り取りながらも、内容は極めて真摯で、多くのことを考えさせられる内容の濃い舞台に仕上がっていた。
満足度★★★★★
小学校が舞台だけど、大人の作品
大人に、なりきれない大人達の世界と、大人の真似してるわけではないけど、大人並の世界が、繰り広げられている子供達。メチャ!可愛い子役様5人の演技力が、純粋なだけでは、いられない、大人の哀愁も映しだし、感動いたしました。次回作も、絶対、観たいと思いました。***追加の当日券出して下さるようです。早めに連絡した方が、良さそう?お勧めです。
満足度★★★★★
明日や将来の僕は、将来なりたい僕自身になっているでしょうか
本作品を観て、印象に残った劇中の台詞から、タイトル『今がいつかになる前に』に込められたテーマを僕の視点で解釈します。
『過ぎた時間(とき)はもどせない』
『(仕事を辞めようと思っても)続けていけば、世界が変わってみえるようになる』
『また明日』
本作品は小学校が舞台となっています。それにちなんで、僕が小学生だったときを振り返ってみました。
あのとき、もっと頑張っていれば、今とは違う結果になっていたかもしれない、と後悔することばかり連想してしまいます。
今回は小学校ですが、これに限らず、高校生の時に片思いをしていた女の子に告白しておけばよかった。子どもだった時の方が今より幸せだったと考えてしまいます。
誰もが、過去、昔の「いつか」に「たられば」と、後悔することが多いのではないでしょうか。僕はそう考えます。
10代、20代でどのように頑張ったかで、30代、40代の生き方が変わってくると考えます。過去の「いつか」にいた僕にとって、今の僕は期待に応えているでしょうか。ウソや言い訳をついていないでしょうか。
「大人だから」「子供だから」で割り切っていないでしょうか。
「また明日」は劇中ではふつうのあいさつですが、明日が『今がいつかになる』ときです。
今がいつかになったとき、要するに、明日や将来の僕は、将来なりたい僕自身になっているでしょうか。
何かを辞めよう、あきらめようと思っても、必死に続けていけば、世界が変わってみえるようになります。過ぎた時間はもどせないので、今を大切に、明日の僕のために頑張っていこう。また明日。僕はこう考えます。
満足度★★★★★
これだけ観る前コメントが多い芝居に、最初に感想を書くのが怖いですが…
年に一度の空間ゼリー(空ゼ)本公演。
舞台は、私立女子小学校6年生の生徒達と教師達を、ある事件を中心に描写。
空ゼの「今」も投影しているという。
小学校を舞台に、実際の女子小(中)学生が5人出演する小劇場演劇は珍しい。
(空ゼがアップフロントエージェンシー(モー娘。とかハロプロ関係が所属)とコラボしていることも少し影響している?)
変わらない正義感を持ち続けるのか、自分を・個性を抑えて周りに合わせるのか…小6にして、すでに大人のような処世術を自然に身につける子供たち。
それとは正反対に、外見は大人でも、実は自信が持てずに大人になりきれない教師たち。
教室での教員達の会議の様子は、小学生の授業における人間関係と何ら変わらない。
それでも、子供は子供なのか。
「学校もの」ということで類型的な話なのかと思いきや、微妙で意外な切り口があって、深い。
そこが坪井さん・空ゼならでは。
それにしても、5人の子たちの輝きは、それだけでインパクトが大きくて圧倒されてしまう。
特にカーテンコールで見せる素の部分の方が強烈に感じるのは、単に自分が年を取ったせいでしょうか。
ちなみに、潘めぐみさんのお母様は『機動戦士 ガンダム』ララァ・スン、
『美少女戦士セーラームーン』ルナなどの声で有名な声優の潘恵子さんでした。
池田秀一(シャア)さんから花束が来てたので気付きました。