満足度★★★★★
これだけ観る前コメントが多い芝居に、最初に感想を書くのが怖いですが…
年に一度の空間ゼリー(空ゼ)本公演。
舞台は、私立女子小学校6年生の生徒達と教師達を、ある事件を中心に描写。
空ゼの「今」も投影しているという。
小学校を舞台に、実際の女子小(中)学生が5人出演する小劇場演劇は珍しい。
(空ゼがアップフロントエージェンシー(モー娘。とかハロプロ関係が所属)とコラボしていることも少し影響している?)
変わらない正義感を持ち続けるのか、自分を・個性を抑えて周りに合わせるのか…小6にして、すでに大人のような処世術を自然に身につける子供たち。
それとは正反対に、外見は大人でも、実は自信が持てずに大人になりきれない教師たち。
教室での教員達の会議の様子は、小学生の授業における人間関係と何ら変わらない。
それでも、子供は子供なのか。
「学校もの」ということで類型的な話なのかと思いきや、微妙で意外な切り口があって、深い。
そこが坪井さん・空ゼならでは。
それにしても、5人の子たちの輝きは、それだけでインパクトが大きくて圧倒されてしまう。
特にカーテンコールで見せる素の部分の方が強烈に感じるのは、単に自分が年を取ったせいでしょうか。
ちなみに、潘めぐみさんのお母様は『機動戦士 ガンダム』ララァ・スン、
『美少女戦士セーラームーン』ルナなどの声で有名な声優の潘恵子さんでした。
池田秀一(シャア)さんから花束が来てたので気付きました。