マイルド・セブンティーンズ・スター 公演情報 マイルド・セブンティーンズ・スター 」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-13件 / 13件中
  • 満足度★★★★

    椿組、いい演出家を選びますね-!
    感心しました。おもしろい。とてもいいと思う。

  • 満足度★★★★

    行き過ぎた正論とオトナの『台風クラブ』
    高校の職員喫煙所廃止問題で行き過ぎた正論(?)を、台風が近づく中での学園祭を前にした「オトナの『台風クラブ』」または「『ビューティフルドリーマー』リアルタイプ」な高揚感をも描き、それに笑いもたっぷりまぶして楽しい。

  • 満足度★★★★

    楽しめた
    煙草うんぬんよりも、高校生の学園ドラマにきちんとなっていて生徒と教師、保護者の折り合いの付け方も面白く観られた。観客を飽きさせることなく見せる展開も秀逸だと感じた。

  • 満足度★★★★★

    「ベタ」だからこそ。
    楢原さんの、秀逸な脚本に舌を巻きました。
    チャリT企画も何回か拝見してますが、
    ここまでの具象セットは観たことがなく。

    加えて、いつも野外劇しか観たことがなかった
    椿組の劇場公演も初めてだったので新鮮でした。

    端的に言って、非常に好み、どストライクな作品でした。
    ウェルメイドばんざい!!

    ネタバレBOX

    正面、一段あがった廊下のセット。窓の外には木々が生い茂り。
    左右の扉と、正面上部の鴨居。
    壁の張り紙、序盤の廊下を往来する人々。

    この作品を観て、やっぱり私は具象セットでウェルメイドでベタな作品が好きなんだなと実感しました。(要するに自分の劇団がだいすきだと言うことか、笑)

    終演後、ワクワク感が止まらなくて、後ろで観ていた楢原さんをとっつかまえて「面白かったです!!!」と力説しました(笑)


    今年面白かったお芝居の5本に入れたいと思います。

    尾崎の生きていた時代を知らない高校生が、尾崎スピリットに触発されて
    ギターをかき鳴らす。昔を思い出してノスタルジックになる教師。

    確かに、喫煙所のある高校(特に進学校)は現代ないんでしょうね。
    でも、稽古場でも劇場でもスタジオでも、喫煙所は思わぬコミュニケーションスポットになっていて
    嫌煙家のあたしは、いつもうらやましかった。
    だからこそ、今作の舞台でもあるこういった喫煙所は、アリだと思います。(教育上良くはないんだろうけど)
    いい場所だなぁ、と思いました。

    喫煙所と暗室を守りたい人が3人いて。
    排除したい人が2人いて。
    中立(かなりのひねくれた、笑)の人が1人いて。
    ってゆうバランスもいいな。

    田渕さん扮する田中先生のキャラクターがとてもいとおしかったです。
    カッパの姿で足を踏まれて、タイツを伸ばして逃れる様子も可笑しくて。

    ラストシーンのこっそり一服して見つかって、逃げまどう姿とか
    本当に書ききれないですが、ひとつひとつパッケージングして
    残しておきたい素敵なシーンが満載でした。

    1年の終わりに、いい作品に出会いました。

    (…って、楢原さんこんなホンも書けるんじゃん!!って思っちゃいました、笑)
  • 満足度★★★★

    作家・演出家がキーだった
    椿組のプロデューサー外波山文明氏の言われる様に、作家・演出家探しがキーになるとの事だが、今回はそれが功を奏したようだ。上演中、間を感じさせること無く次から次への笑いの展開は、お笑い系の劇団かと思わせる様な進行で、あっと言う間の2時間だった。大笑いは無かったものの、安心して楽しめる笑いのジャブ連発に、大変満足した次第。今回の芝居に満足したので、2011年3月の、チャリT企画の”ネズミ狩り”も観ることに決めました。

  • 満足度★★★★

    真面目な内容
    高校生は高校生らしく、先生は先生らしく、バランスの良さはさすがでした。

    ネタバレBOX

    学園祭準備で忙しい高校の、台風が迫る午後をメインに描いた話。喫煙問題や生徒の管理方法について結構真面目に取り上げていました。

    先生も高校生もそれぞれ尾崎の歌が上手くて、彼らの年代を背景にしたような歌い振りには感心しました。

    ま、あまり原理主義になり過ぎず、さりとて原則重視の大人の対応が大切ですね。尾崎的大人の対応についての説明、もう少し聞きたかったな。

    ケロロ軍曹に出てくる556のような熱血先生、爽やかな暑苦しさが良かったです。
  • 満足度★★★★

    参りました
    禁煙を茶化したコメディーなのかなーと思いきや、学園ドラマとしても十分面白い。脚本は秀逸だし、役者さんも個性的でいうことなし。満足しました。

  • 満足度★★★★★

    脚本が面白い
    椿組もチャリT企画も観たことがなかったけれど、こんなに楽しめる番外公演だとは。
    観る前はPTA、教師、生徒をめぐる「喫煙・嫌煙」に絞った話かと思っていたのだが、学園コメディーとしてじゅうぶん楽しめ、コメディー専門の劇団かと錯覚するほど笑った、笑った。
    多くの登場人物がストーリー上無理なく配置され、俳優たちの演技も自然で、本当に学校を覗き見しているような面白さがあった。

    ネタバレBOX

    舞台は、教師の喫煙、教師の暗室の鍵の管理などすべてが緩いまま来てしまった高校。いくら文化祭の練習とはいえ、廊下に面したフリースペースで生徒がリラックスして大声で歌い、ギターをかきならしても、とがめられないのも緩さを感じる。尾崎豊やおニャン子クラブの話題をめぐる先生と生徒の会話がなんとも懐かしい。おニャン子の高井ファンで「セーラー服を脱がさないで」の振り付けを指導する遠藤先生(木下藤次郎)の思い入れの強さが可笑しかった。
    写真が趣味の中島を演じる根岸つかさは他の芝居で何度も観ているが、まったくわからなかったほど若く、女子高生そのものに見えた。
    「暗室」での生徒の騒動などベタな笑いだがコメディーとして巧く作られている。石川先生(井上カオリ)と熱血教師の秋元先生(進藤学)の一挙手一投足に笑ってしまった。井上は「フツーの生活/宮崎編」でのコメディエンヌぶりに注目した女優。演技に説得力があるだけに笑わせてくる。
    喫煙派の田中先生(田渕正博)がカッパにしか見えないピーターパン姿で自説に熱弁をふるう場面も笑えた。
    用務員役の外波山文明が登場すると笑いと拍手が起こり、「暗室」で発見されたティッシュをちりとりで受ける「間」のよさが可笑しかった。
    喫煙教師たちの言い分は喫煙派の本音だとは思う。だが、生来、気管支の弱い自分などは、嫌煙権なんて言葉もない時代、煙モウモウと立ち込める職場で、堂々と権利をむさぼる(?)喫煙者たちに長年耐えてきた体験があるので、健康に害があるかどうかという実証以前に、煙草の煙はとにかく辛いものだという意識が先に立つ(現在では慢性気管炎となり、匂いがしただけで咳が止まらなくなるのだ)。だから、喫煙教師が喘息持ちの生徒の前で咳にも気づかず無頓着に吸い続ける場面には、生徒にかつての自分を重ね合わせてしまった。
    学校教育の場でいくら分煙しても、教師の喫煙が日常的に生徒の目に触れるのは、未成年の喫煙が禁じられていることも含め、やはり好ましいとは思えない。
  • 満足度★★★

    管理と抵抗
    高校の校舎内にある教員用の喫煙所の是非を巡る騒動を通じて、潔癖症的な正義感を皮肉ったコメディで、色々と小ネタを散りばめた緩い雰囲気が楽しかったです。

    文化祭を直前に控える中、歌おうとしていた尾崎豊の曲の歌詞に物言いがついたり、生徒の喫煙が発覚&その母親(モンスターペアレント)が学校にクレームを付けに来たり、密室での「不純異性行為」があったりとバタバタ事件が起こり、それらに関する議論を通じて、正しいとされていること以外を徹底的に排除しようとすることが果たして本当に良いことなのかを考えさせる内容でした。

    AKBや尖角諸島の船追突などの時事ネタや、舞台奥を通り過ぎる人たちが出す小技など、ベタではありましたがクスッと笑えて退屈させませんでした。
    シリアスにも扱えるテーマを高校時代のノスタルジーを織り混ぜながら軽妙に調理していて、気張らずに楽しめる2時間弱でした。

  • 満足度★★★★

    学園ものってそれだけで
    懐かしいやら苦いやらで郷愁をそそられるけれど、今回のお話はイマドキにはありえない高校の喫煙室とフリースペースが舞台。


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    愛煙教師にも、嫌煙教師にもそれなりの言い分があるわけだけれど、煙草が苦手なワタクシなどは煙草を吸いたがる人種が不思議で仕方がない。あんな煙に500円もの金額を払って上手そうに吸って何が楽しいのかが解らない。カツどんが喰える金額だ。だったら野焼きでも行って思う存分煙をすってついでにさつまでも焼いたらどうだ、なんて思う。

    ここの高校では教師らも生徒らも本質は似たようなもので、学園祭に向けておにゃんこを練習する生徒に本気になって指導する教師の一生懸命さが可笑しい。生徒の練習風景をかつての自分に投影させて懐かしむ辺り、教師はやはり加齢したのだと自分自身で納得する。

    暗室の鍵を一人の生徒が管理している緩さはやっぱり芝居なのだが、その暗室で淫らな行為をする生徒の風景を透かしガラスで見たかった。

    一方で保護者自身の家庭のことを教師に責任転嫁させる光景は「あー、いるいる、そういう保護者!」なんて妙に納得した。笑

    人間的な生き方と喫煙に対する個人の生き方とを問題にするのは全然違うと思う。ここ数年禁煙者にとって、やっと日の目を浴びた感はある。それまでは禁煙者は長いこと、じっと黙って隣の喫煙者に眉間に皺を寄せながら我慢してきたのだ。

    自宅で吸うのは構わないが、公で吸う場合「健康」うんぬんよりも他人の迷惑を考えたなら公権力が介入して当然のことだと思う。

    ちなみに大人は行儀良くて真面目ってほどでもない。ワタクシは学園ものの舞台は好きだが、学生に戻りたいなんてこれっぽっちも思わない。窮屈で強制的で軍隊みたいだと常々感じていた学生よりも大人の方がよほど自由で楽しいってもんだ!笑

    高校生・中島アスカを演じた根岸は29歳というから物凄く驚いた。中学生でもイケルその童顔と、初々しさは神がかりだと感心した。チャリT企画の内山奈々は相変わらずの飄々とした空気感を放ち、その存在力は地蔵のようだった。当日パンフに写ってる奈々ちゃんは高校生の頃の写真でしょうか?ものすっごく若い。

    笑いもありキャストらのキャラクターも楽しい舞台だった。舞台上で歌われた尾崎豊の歌がツボ。
  • 満足度★★★★★

    舞台最前列で観てたら・・・・
    この5っ星評価にはならなかったと思います。
    「だって煙草の煙・臭いキライですので」→これだけの理由で、ですけど。
    (特に舞台向かって左側でしたら最悪だったと思います)
    まさか観客に配慮して、薬用煙草つかってましたか?
    わかりませんが、舞台の作りこみ・話の面白さ・熱さ。
    とっても愉しめました。
    なんか、王道でストレートな話を熱くみせられると楽しいものですね。
    もう1回、高校生でもしてみたくなる芝居でした。

    ネタバレBOX

    やはり尾崎豊は良い!
    でも昨今では「あぁ高2病ね」で済まされそうな気もしますが。
    キャラの配置も、判り易くてよかった。
    親の世代でカブレてたものを、子供がなぞって再びはまり。
    理解のある、その時代の生き証人が先生で。
    反対派っぽい先生が、
    眼鏡教師にイケメンでカッコいいけど脳みそ筋肉さんとか。
    何気に通り過ぎるモブの輩の怪しげなカッコウ。
    なんか懐かしのアニメ「うる星やつら」映画版、
    ビューティフルドリーマーの終らない文化祭準備みたいでした。
    銀塩フィルムにハマル女子高生や、
    なんか存在感の濃い、印刷機メーカーのメンテナンスマンとか。
    Hに興味ありありの男女とか。
    彩り添える文化祭の出し物話など、
    飽きさせない会話と出来事の進行が見事でした。
    ひとりピーターパンとか、話だけと思ったら。
    ちゃんと出て来て、驚かされました(^^)。
    古い印刷機=お婆ちゃん説とか、
    ユーモアも機知に富んでて良かった。

    できれば、スペシャルステージとか組んで。
    AKB48vsおニャン子クラブ
    (どこかの学園祭で本当にやってそうですよね)
    実際に見せて欲しかったかなーって(^^)
    (すみません調子のって無理言ってますね)
  • 満足度★★★★★

    面白、可笑しく、懐かしい。
    タバコを一つの例として、相反する魅力の違いや良さ、大人の曖昧さの優しさや大切さを、面白、可笑しく、物語っていました。

    ネタバレBOX

    文化祭間近の高校で、それぞれの出し物の準備をする生徒達。
    教師達にとっては、懐かしい尾崎豊や、オニャンコクラブが、生徒達にとっては、過激な新鮮さがあるのか、文化祭の余興でやることに。
    尾崎達がリアルタイムの教師達が、教えてあげることで、生徒達と距離が縮む。田中先生(田渕正博さん)のギターで歌う尾崎は、見事でしたが、遠藤先生(木下藤次郎さん)の、振り付オニャンコの似合わない姿には、大笑い!
    ・・・が実行動してしまう生徒や、尾崎の歌詞は、高校の文化祭には、相応しくないと、高校側に言われたりと・・、それが面白、可笑しく、物語は進む。

    そんな練習もできるフリースペースは、写真現像様の暗室と、印刷室の間にある喫煙所。そこを壊して、カウンセリングルームを作る計画が、持ち上がっていた。
    その推進派が、嫌煙の教師3人であるから、禁煙を説きながら、デジカメの時代に写真部も使わない暗室の中で、生徒があんな事こんな事になったら、どうする?と騒ぐ自分達も、別の場所では、ちゃっかり、だったり。
    暗室は写真部でないが、写真好きの中島(根岸つかささん)が、文化祭に出展する為に使ってるのを知っている愛煙家の教師達も、必死に対抗。
    百害あって一理なしとまで言われる、たばこの意外な効果や、データーも聞けるのだが、大人のくせに、そこまで言うか!自分の主張、と反発しながらも、可笑しかった。大笑いしながらも、何事にも白黒つけ過ぎる大人の未熟さには、考えさせられた。
    と文化祭までの、ドタバタが面白く続く。

    高校という場で、純粋な毒をも持つ17歳の行動、それを守ろうとする大人達にも、17歳当時の心が残っていて安心したり、困ったことになったりする姿の描き方が、良かったです。
    いつまでも、少年(少女)の心は、宝物と思いました。

    特に印象に残ったのは、遠藤先生(木下藤次郎さん)、田中先生(田渕正博さん)、石川先生(井上カオリさん)、中島(根岸つかささん)の演技が、良かったです。
  • 満足度★★★

    面白かった!!!
    学園ものです。尾崎が懐かしい!よくありがちな内容でしたが、純粋に面白かったです。椿組さんは、役者の層が厚く、誰が観てもわかりやすく面白い。次回は椿組さんに泣かせてもらいたいです。

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