淑女冥利 公演情報 淑女冥利」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
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  • 満足度★★★

    淑女を期待したのに
    淑女冥利って結局何だったのでしょう? すとーりーがよくわからないまま進んでしまった。

  • 満足度★★★★

    じわりじわりと
    面白さがじわりじわりと来ます。「観てきた!」を読んでから観に行ったので,第1話も想定内。たしかに好みではない。ただ,これが第3話に効いてくるのまでは予想していなかったなぁ。最終的には納得しています。後味も悪くないしね。こんなオムニバスも好きです。

  • 満足度★★★

    グロ不思議
    オムニバス形式で繋がっていて、淑女冥利とは女性が主役ってことですか。

    ネタバレBOX

    体の一部や感情、言葉や家族、貯蓄などをゲームで削っていく怖さとグロテスクさ。

    真っ先に要らないものは夫ですか。ただ、ゲームの前提である列がはっきりしていませんでした。勝負に関係なく削られてしまうのも恐ろしや。

    ゼロサムゲームでもあるとのこと、あの奥さんの鼻がマーラーにくっついていたというオチにはちょっと笑いました。

    他人の印象による自分と自分が考えている自分は当然違うもの、本音ばかり口にする人はいません。積極的だけど遠慮深いとか、上手く言えませんが、インチキ占い師の言い回しと同じですね。
  • 満足度★★★★

    楽しかった
    出だしがエグかったので、こういう物語なのかと唖然としたが、それは一話だけで、他は面白いお芝居だった。一つ一つが少しずつ繋がっており物語の持っていきかたが上手いと感じた。

  • 満足度★★★★

    超久々
    1年9ヶ月ぶりくらいだ・・・やっぱり好きなユニット。女性主導のナンセンス劇団はそう無い。

  • 満足度★★★

    はじめまして
    最初はびっくり!しました。こんな劇団だった?みたいな。どうなることかと思っていましたが、だんだん私のレベルに近くなり分かりやすくなって、ほっと。
    前半2話は、肌的には合わないが、後半はうんうん、わかるような気がする、って同感出来そうな流れ、いずれにしても、達者ですね。
    女性のパワーをモロ感じました。

  • 満足度★★★★

    最後はほっとしました
    女性をテーマにした4話オムニバスでしたが、最初の話はちょっと笑えないコメディホラー。観ている方も痛いよーって感じで、生理的にきつかったです。最後の話は自然に感情移入できる内容で、ほっとしました。4話とも面白く、次回作が楽しみです。

  • 満足度★★★★

    面目躍如、ひと皮剥けた感じ
    私は渡辺裕之、酒井雅史、2人の作・演出家の作品を大学生時代から観てきた。作風のまったく異なる2人が旗揚げした「多少婦人」の第1回公演を観たとき、大学のときの作品とはかなり違っていて、「なるほど、こういうものがやりたいのか。これなら大人の観客も楽しめそうだな」と感じて、今日まで観続けてきた。
    2人の作・演出家の短編作品をオムニバス形式で並列上演するこの劇団のスタイル、短所が勝つと、時に中途半端な印象も感じられ、昨年の前回公演には私は心苦しくもかなり辛い点をつけて奮起を促した。そして今回の公演で現時点で最大限持てる力を発揮し、立派に“面目躍如”を果たしたと思う。
    今回は劇団カラーが鮮明で、自分の好みには合わない作品も含まれていたが、作品的には完成度が高く、ここ2年くらい感じていた“隔靴掻痒感”が見事に払拭され、観終わってスッキリした。
    当日会場に来ていた若い女性が題名の漢字、「淑女」も「冥利」も読めなかったらしく、隣の男性に訊いていた。「レディ」という単語は知ってても、「淑女」なんて言葉は耳慣れないのだろう。そもそも半裸に近い格好で往来を闊歩する最近のギャルは「淑女」のイメージとは程遠いもんなぁ(笑)。彼女は読みを教わったのち、「ねぇ、しゅくじょってどういう意味?みょうりって何のこと?意味、わからないよ」と言っていた。
    そう、「淑女冥利」とは、はたして何なんでしょう?(笑)
    スタッフワークについてはどの劇団にもお願いしてるのですが、雨の日は取り違え予防のため、ぜひ傘札を発行してほしいと思います。

    ネタバレBOX

    登場人物の女性たちはコーラスのサークルに所属しているらしい、というところからこのオムニバスは始まる。
    各編の詳細については既に述べているかたがおられるので、感想のみに絞らせていただく。

    「減らす女」

    渡辺はロジカル・コメディのようなゲーム的作品が得意。大学の先輩劇団である電夏の竹田哲士とも共通するが、電夏がコントに比重を置くのに対し、よりシリアスで心理的で論理性が強いのが特色。
    冒頭の本作は不条理劇ホラーといった趣で、4作中でも異彩を放つ。表現を巡って賛否の分かれる作品だとは思う。
    グロテスクでリアルな残酷表現がどこまで観客に許容されるか、という問題も含んでいる(私個人的はこういう表現の作品は大変苦手、好きではない)。
    最初にこのショッキングな作品を持ってきたことは、渡辺にとっては一種、賭けでもあったと思う。インパクトは抜群で、その勇気と決断を評価したい。
    黒服が酒井の頭を何度もパシッと叩く場面、笑いが起こっていたが、表現的にはいただけないと思った。
    石井千里の怪演が強く印象づけられた。こういう役をやらせたら格段にハマる女優だ。石井の夫役、ヨロレイヒー♪に不条理劇の不気味さがある。

    「あなた好みの。」

    ありえない極端な状況の職場なのだが、どこの職場でも内包していそうな問題を描いている酒井の視点がいい。
    同期の秘書・山本しずかを先輩みたいに扱うみかんのヤンキー風金髪秘書。こんな秘書、いるわけない!から笑える(笑)。みかんの新たな一面が伺えた。一見しとやかでノーマルな山本のハズレっぷりも楽しい。社長の息子の芝田遼がよかった。筑田大介(社長)や酒井(課長)は見た目平凡そうでおかしな人物が巧い。

    「増やす女」

    冒頭の「減らす女」と表裏一体、内容が対になっている。
    まるで艶笑コントのような場面が続くこの物語の裏では血も凍るようなドラマが展開しているのだと思ってこれを観ると、また違った味わい方ができるわけだ。
    セックスレスの主婦を演じる國枝陽子がチャーミング。青☆組での客演経験が生きたのではないかと思う。渡辺イチ押しの明大が生んだイケメン俳優尾崎健太郎が、瑛太のような雰囲気を醸し出す。ご難続きの夫役、芝田も前の役とは違う面白さを見せた。筑田のマーラーに彼の持ち味がよく出た。

    「いま、ついに私の番。」

    本心をなかなか言えず、何とか本来の自分らしく振る舞おうともがく女性の葛藤を描く。遠藤夏子にピッタリとはまった佳作。
    前回公演までの酒井の作品は言いたいことはわかるのだが、観客にとって消化不良気味の点があったが、本作ではその殻を破った感がある。
    ヒロインの女友達を演じる市野々はる果が好演。こういう色がついていない役は彼女が演じなければ「ただの平凡な友人役」で終わってしまうところだ。男性ファンが多い市野々だが、今回つくづくいい女優だなぁと思った。

    コーラスの場面もきっちり聴かせるところがよかった。
    唯一の心残りは、劇団創設メンバーで演技派女優の阿部恭子が今回裏方に回り、出演していなかったことだ。この劇団にはもう一人、最近は制作に専念している中川由紀子という超個性派女優もいるのだが・・・(笑)。
    ともあれ、池袋演劇祭に参加し、シアターグリーンで上演するだけの価値のある作品に仕上げた全員の努力に拍手を贈りたい。
  • 満足度★★★★

    2人の作家と4作品
    合唱サークルの仲間、それぞれの女っぷりを、オムニバス。初見の劇団なので、最初の衝撃には、私、苦手かも?と思いましたが、だんだんコメディータッチに、なっていき、楽しめました。違ったテイストを、1度に味わえる贅沢感は、あるものの、好みによっては、分かれるかも?    と思ったのですが、後日他の公演で、似たようなシーンを観ても、苦手と感じなかった・・・。そちらは、ストーリー自体が、この作品とは、又違うのですが、衝撃が強く感じたのは、それだけ、「多少婦人」さんの、脚本、演出、演技の力量だと、今更ながら痛感して、ますます、次の作品が楽しみになり、加筆致しました。、

    ネタバレBOX

    <減らす女>  脚本・演出 渡辺裕之
    神林婦人が、近所の北栄家の家族を呼んで、ホームパーティを行う。パーティとは、名ばかりで、北栄家の3人を軟禁で、<ニム>と言うゲームを始める。捨てるもの<感情・衣服・ネイル・貯蓄・言葉>の中を、選ばなくては、家族を傷付けられるので、北栄家の妻は、嫌々、選んでいくのだがだが、その中で、夫の耳を削いだり、爪剥がしたり、殺したり等が、残酷なシーンが、苦手な私としては、失敗したと思ってしまいました。神林婦人(石井千里)の、気位の高さや狂気は、よく出ていたと思います。

    <あなた好みの。>   脚本・演出 酒井雅史
    ある会社の社長秘書2人を取り巻く人々の物語。秘書とは思えない、態度のでかい2人に、なめられながらも、相談してしまうような社長。新人秘書が入社し、又、社長の息子が副社長に就任して、風向きが変わり、あの手この手を使うのは、笑っちゃうのですが、個人的に、あまり、共感できなかったが、手法を変えれば、何かが変わるって、素敵な事だと思いました。

    <増やす女>   脚本・演出 渡辺裕之
    人妻、粟代が、若い男と浮気しようと、思ったら、幻想?が邪魔する。<減らす女>で減らしたものが、違った形で、どんどん増えていくのが、私には笑える部分と、?が共存しました。

    <いま、ついに私の番。>   脚本・演出 酒井雅史
    OL大黒 律が、自分が思う自分と、他人から思われる自分との違いに、迷いつつも、自分らしく、生きていこうとする物語。個人的には笑えたし、共感できる部分もあり、これがもっと見たいと思いました。律(遠藤 夏子)と、その友人(市野々 はる果)が、好きでしたし、律を取り巻く人々も、いい味が、でてました。

    個人的な趣味で、申し訳ないが、やはり作り物とわかっているが、残酷なシーンは、観たくないです。いろんなパターンの女性が、でてきたけど、*淑女*と言う言葉には、繋がらなかった。男性から見た女性って、そんなに、???がいっぱいなのでしょうか・・?と疑問を抱きつつ、それ以上に、笑えたし、魅力的な役者さんがいたので、他の作品も見たいと思いました。
  • 満足度★★★

    殆どコメディ。
    殆どというのは最初の短編がコメディとは違ったホラー性の含んだ物語だったからだ。しか~し、2編からはいつもの多少婦人らしいコミカルな展開。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    「減らす女」ではパスワードを削るゲームから。「ネイル」「感情」「言葉」「衣服」「貯蓄」のワードを順番に削っていくのだが、ちょっとブラックを含んだおどろおどろした情景。目をえぐったり、爪を剥がしたりで「感情」を取られた母親は子供を犠牲に殺させてしまう展開も。

    しかしこの「減らす女」とは反対に「増やす女」ではとある安ラブホに男を連れ込んだ既婚者の女が織り成す物語は5つのキーワードを回収するという仕組みで、まんまコメディだった。

    「あなた好みの。」では3人の社長秘書が見せる相手によって「好みの女になります」的なコメディ。特に加持を演じたみかんの底なしの演技とキャラクターが観もの。

    「いま、ついに私の番」では相手の都合の良いように作られてしまったポジションの律が本当の自分はそうじゃないんだよ。と自己主張して足掻く物語だが、言いたいことも言えなくて周りに流されてしまう律ならではの緩いコミカルな情景だった。最後は彼も出来て上手く纏めるところは流石。

    全体的に楽しめた作品。

  • 満足度★★★

    二人の作演の対比が面白い
    4つのオムニバスからなる作品だが、ふたりの作家の作品を交互に見せてくれる作り。

    スタートの第一話がとても衝撃的な作品でこういう劇団なのかとちょっと心配したが、後の三作品は楽しめた。

    特に私は第四話目が好みだった。大黒役の遠藤夏子と、その友人役の市野々はる果が雰囲気があって素敵だった。

  • 満足度★★★

    独特の雰囲気で。
    なんか不思議な劇団でした。特に最初。「えっつ?」って驚かされたけど、中盤以降はいい感じになって。違う作品も観て見たい。

    ネタバレBOX

    耳削いじゃだめでしょ。マスクの意味もそうなんだった。これ以上書けない。。。

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