四兄弟 公演情報 四兄弟」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-11件 / 11件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白かったです!思想の異なる四兄弟が国を動かし、思想の良し悪しが明るみになっていく感じを上手く表現されていて楽しめました!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2023/03/24 (金) 14:00

    120分。休憩なし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    開幕、暗闇に浮かび上がる四人の男。三男は酷く痛めつけられて床に転がり呻いている。弟の四男を庇って父親に半殺しにされたらしい。長男が「今夜は月が眩しくて綺麗だ」と言うが、誰にもそんなものは見えない。恨み節を呻き悔しさを吐き捨て怒りと憎しみで悶える兄弟達。ふと次男が「俺が親父を殺してきてやる」と言う。はっとする皆。「そんなことをして許して貰えるだろうか?」「お前は誰に許して貰いたいんだ?」武器を手にした四兄弟は凍った川の前に立っている。そこで初めて煌々と照る巨大な満月に気付く。月の光でこんなにも世界は明るく照らされていたことに。川を渡って親父を殺す。ロシア革命だ。

    このオープニングがゾクゾクする。ドストエフスキーの『白痴』を黒澤明が映画化したもののような荒っぽさ。観念を映像にどうにか焼き付けようと挑んだ執念。剥き出しの思想が擬人化されて掴み合う。

    物語は父を殺して村の指導者となった息子達が理想の社会を築こうとそれぞれのやり方で挑戦する様を描く。皆を説き伏せる為に掲げるのは長男の綴った赤いノート。バイブルのように。
    どうもこの村は島の中にあり、海の向こうにも別の村があるようだ。彼等とうまくやっていけるのだろうか。
    凄く知的快楽を刺激される寓話。
    是非、観に行って頂きたい。

    先行予約のおまけで知恵の輪を貰い、人生で初めて外せた。(解説を読んだ)。だがこの仕組みがどういうものか未だに理解出来ず。

    ネタバレBOX

    長男は理想主義の思想家、レーニン(=マルクス)。小野ゆたか氏。今田耕司とバイキング小峠を足したような味。
    次男は武力こそ全てのスターリン。西原誠吾氏。中田翔や新井浩文を思わせる暴力性。
    三男は違った互いをきっと分かり合えると夢見たフルシチョフ。井内勇希氏。高橋一生のサバンナ高橋風味。工業を象徴。
    四男は社会主義のバイブルを破り捨てたゴルバチョフ。植村宏司氏。凄く女性的な顔立ちで目立つ。農業を象徴。

    そしてラストは今現在。失意のゴルバチョフがレーニンとスターリンに銃を渡す。スターリンはもう一度やろうと決める。プーチンだ。

    フルシチョフのネタが判り辛い。資本主義(経済的自由主義)の国と何故うまくやれずに爆撃されたのか。ビートルズみたいに皆と仲良くやろうとしていたのに。何か失墜のエピソードが無理くりで腑に落ちない。向こうの世界をもう少し描かないと。

    社会主義は一家のようなもので、家族の稼ぎを主が分配する感じ。主が家の秩序を守っている。そこに自由競争型市場経済が導入されれば、イオンモールに侵略されて焼け野原化する地方商店街になるだろう。ノウハウのある大資本大企業に太刀打ち出来る筈がない。彼等(西側)に簡単に食い物にされることは目に見えている。彼等は自分達に都合のいいルールとシステムを押し付け、当然勝利し植民地のように支配するだろう。それに抗う拠り所が社会主義とイスラム教。二つの共通点は暴力の肯定。

    ラストがプーチンになることは観客にも解っている。だからこそ、プーチンの見方が一変するような物語を期待していた。理想の人間社会を築く為に自らの手を血で汚した四兄弟の物語を、ドストエフスキー的に締め括って欲しかった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    ロシアの帝制が倒れた後、どうしてプーチンが出てきたか、というドラマである。時折、この作者は奇想天外な着想でドラマを作るが、これもその一つだろう。
    笑いながら面白くは見たが、どだい思想を兄弟に見たてて擬人化するのは無理がある。
    昔社会学の入門で、社会の構造を血縁関係の「基礎集団」とそのほかの対人関係で出来る「機能集団」が社会学の基礎と習った。高校では教えられなかった考え方で面白いと知った。このドラマはその辺が一緒になっていてすっきりしない。
    人形劇ならともかく、人間の俳優が演じるのだから、寓話、マンガになってしまう。
    個人が戦争だ!と叫ぶのと、実際に開戦するのは全然違う人間の社会である。。
    共産主義による全体主義(レーニン)、農本主義(忘れた)、ソ連式(スターリン)、海外協調のプロパガンダ(ゴルバチョッフ)、それぞれ体現したようなキャラクター四兄弟だが上滑りしていていてリアリティに欠ける。ことに現在戦争中(殺した父のピヨトーる大帝の父帰りのプーチン)の当事国だけにその辺の配慮も公開の演劇である以上、やっちゃいました!では無責任にも思う。ベストセラーの本ではないが、もう少しリアルな設定で作れば納得できるところもあったのに、と残念。(ソ連の評価は20世紀の大きなテーマであることは承知しているが、これではね)

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    書き直します

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2023/03/20 (月)

    まったくソ連情勢に関して知らなくてもすごく楽しめました。当日チラシには参考図書もあったので読んでみようかな、とも思いました。
    とにかく四兄弟のそれぞれの性格が手に取るようにわかり、今後どうなっていくのであろうか??と考えながらの帰り道でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    贅沢な時間でした。
    いい四兄弟でした!もっと勉強して観劇したら、また一味違ったかもと思う箇所もありました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    歴史上の人物や出来事から自由にイマジネーションを飛躍させてドラマ化し、この作家にしか作れない演劇世界を生み出す能力に感嘆させられる。
    四兄弟にそれぞれ特定の人物を当てはめて理解しようとするとおかしくなる。これら4人の兄弟はもう歴史上の人物を離れてこの作家独自のキャラクターになっていると感じる。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    兄弟が順番にそれぞれの力で権力を取り指導権が交代していく。チラシの参考資料でロシア・ソ連の歴史が示されているが、四人が何故兄弟なのか等この作品の背景(共産主義・ロシアの権力交代)が舞台上でもっと理解できればより面白かつたように思う。事前に予備知識があった方がよい気がした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    内容は「某国指導者ひと巡り」。これを観て何か新しい知見が得られたなんてことは特に無い。演劇としては迫力があって良かった。以上

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    四兄弟による政治寓意劇。インテリの長男(小野ゆたか)は平等を目ざした理想主義、体育会系で短気な次男(西原誠吾)は武力を使った恐怖政治と戦争政策、機械職人の三男(井内勇希)は平和主義と人気取り政治、農民の四男(植村宏司)は経済成長第一と対外追随…のように見える。芝居はすべてごっこ遊びだ。そこにどれだけ観客を引き込む、身につまさせるリアリティーをもたせるか。今回は百年以上の歴史を、四兄弟の指導権交代劇に圧縮したので、リアリティーは二の次と言える。
    でも、三男の@春だもんブラザーズ(春ブラ)のエンタメごっこは、客席の笑いが大きく、楽しんでいた。失脚した次男、四男が押入れ(?)に監禁(引きこもる)ユーモアも笑えた。兄たちが銅像になったり、人間に戻ったりを演じ分けるのも、舞台に変化ができてよかった。

    ネタバレBOX

    血の繋がった兄弟なので、モデルそのままではない。でもモデルはあるだろう。次男はポルポトかと思った。でも長男次男はソ連と思い、三男の平和主義からは日本かな?と。お金が第一の「海の向こうの国」は明らかにアメリカを指している。「海の向こうの国」の豊かさに圧倒された四男は、自分の新しいノートを書き始め、代々受け継いだ長男のノートを破り捨てる。

    最後、銃を再び持った次男がひまわり畑に向かって「もう一度強く大きな国を俺の手で」と呟いて幕。これで、モデルが初めて全部わかった。それにしてもフルシチョフの「平和共存路線」を、銃を平和産業に持ち替えた「戦わない」平和主義と描かれると、わからなかった(他の人はすぐピンとくるのだろうか?)。フルシチョフ美化路線を戒められて教えられたからだろう。四男はペレストロイカで市場主義を導入しようとしたゴルバチョフになる。海の向こうの国・アメリカへの屈服政治と描いたのは、一面の真実である。でもあくまで一面に過ぎず、それも「一つの考え方」にすぎない。

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