満足度★★★★★
うらやましい
だんだんじわりじわりとストーリーに引き込まれて,後半は目を放せなくなってしまう。役者さんの演技も良い。特に主演女優の方と子役の子,そしてカメが良い。演技,ストーリーともに安心して観ていられる劇団である。芝居は安心して観ていられるが,自分の心の中は,せつなく,物悲しく,何とも言えない気持ちにさせられる。あのような仲間がいたら(仲間のうちに異性がいるというのも必要か),人生何歳になっても楽しいだろうな。
満足度★★★★★
同情なんかいらない
真っ青な雲が棚引く夏の天高くを大きなカモメが羽を広げ風に乗って舞っていた。そんな故郷の海に帰ってきた直人、万亀男、彰介の同級生「浦部三馬鹿トリオ」が織り成す夏の思い出とは。サンセットが似合う大人の恋の物語。
「同情なんかいらない。」そう叫んだ蛍子と直人の場面から、号泣。果てしなく号泣。止まらぬ涙と鼻水でぐしゃぐしゃになりながらも、感動の嵐で帰路に着く道すがら、今、観劇した若人二人が「俺、この劇団初めて観たけど、やヴぇ~よ、マジでやヴぇ~よ。あの亀がやヴぇ~、クオリティ高すぎ!やヴぇーー!!」ともう一人の連れに向かって訴えていたけれど、ワタクシ、「やヴぇーのは君の語彙だ・・。」と言いたかった夏の出来事。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★
暖かさを感じました。
仲間っていいなぁ。昔の仲間に会うと瞬時に昔に戻れることってありますよね。
役者さんたちが、普通っぽくて良かったです。ちょっと長かったですが、こういう脚本好きです。
満足度★★★★
忘れていた切なさ
初日を観(魅)せていただきました。たしかにホタルがいました、海にも(笑)。
大人になると忙しさにかまけてついつい忘れて(というか、ま、いいやで終わらせて)しまう・・・そんな日常の些細な、でも大切なことを改めて思い出すことができた。そうなんだ青春って、仲間って、決して学生時代だけのものじゃないんだ!!そんな笑いと涙の混ざり合った、心がほんわかする舞台。
「浦部三馬鹿トリオ」自体には違和感はなかったけど、後輩2人との年齢差にギャップがありすぎ。もう少し近いともっとリアリティがあると思う。そういえば蛍子役、夏海役は年齢設定と見た目にギャップ(演者が若すぎ)が感じられた。できれば当パンに設定年齢も記載してもらえると、予備知識として嬉しいかな。
それでもホタルはヤンキーで、高校時代に出来ちゃった婚という設定の想像はつくけど、ナツの中学生というのは違和感あり。どうしても小学生にしか見えなかった。でも演技は高校生ぐらいにうまかった。アルバイトの幸子の存在は、しゃべり方が山田まりあっぽいキャラだったというのもあって、ピリッとスパイスが効いていていい存在だった。
ただ、全体に登場人物がやたらと多すぎる(カメラマン、教師、自殺志願者など)。もっと絞ってもこのストーリーは成り立つと思われる。それだけに前半はダラダラと進む感じなので、観ていても気持ちの中で話が一本にまとまらない。
それが一転、直人がホタルにプロポーズをする場面で緊張感が走った。朴訥な口調の直人に対して、心では受け入れたいのに、それを隠しつつ本心とは裏腹な言葉で罵倒するホタルはほんと見事!でした。演技とは思えなしリアリティがあった。実生活での体験が生きている?(あっ、冗談です。笑)。思わず涙腺が潤んでしまった。ホタルを演じた森下さん、うまいなあ~。
2時間をオーバーする舞台なのに、意外にも時計は気にならなかった。それは今回の座組みにはストーリーとは別の部分でも一体感があって、演じている側の気持ちが観ている側にストレートに伝わったから、感情移入しやすかったためだ。
満足度★★★★★
すばらしい仲間達!
昔からの仲間達、新しい仲間達、それぞれの魅力の違いが、お互いの良さを、輝かしていく大切さ。そして、変わることのない魅力と、変わらなければ、いけない魅力も感じた、素敵な物語で、良かったです。又、次回作も期待してます。