満足度★★★★
忘れていた切なさ
初日を観(魅)せていただきました。たしかにホタルがいました、海にも(笑)。
大人になると忙しさにかまけてついつい忘れて(というか、ま、いいやで終わらせて)しまう・・・そんな日常の些細な、でも大切なことを改めて思い出すことができた。そうなんだ青春って、仲間って、決して学生時代だけのものじゃないんだ!!そんな笑いと涙の混ざり合った、心がほんわかする舞台。
「浦部三馬鹿トリオ」自体には違和感はなかったけど、後輩2人との年齢差にギャップがありすぎ。もう少し近いともっとリアリティがあると思う。そういえば蛍子役、夏海役は年齢設定と見た目にギャップ(演者が若すぎ)が感じられた。できれば当パンに設定年齢も記載してもらえると、予備知識として嬉しいかな。
それでもホタルはヤンキーで、高校時代に出来ちゃった婚という設定の想像はつくけど、ナツの中学生というのは違和感あり。どうしても小学生にしか見えなかった。でも演技は高校生ぐらいにうまかった。アルバイトの幸子の存在は、しゃべり方が山田まりあっぽいキャラだったというのもあって、ピリッとスパイスが効いていていい存在だった。
ただ、全体に登場人物がやたらと多すぎる(カメラマン、教師、自殺志願者など)。もっと絞ってもこのストーリーは成り立つと思われる。それだけに前半はダラダラと進む感じなので、観ていても気持ちの中で話が一本にまとまらない。
それが一転、直人がホタルにプロポーズをする場面で緊張感が走った。朴訥な口調の直人に対して、心では受け入れたいのに、それを隠しつつ本心とは裏腹な言葉で罵倒するホタルはほんと見事!でした。演技とは思えなしリアリティがあった。実生活での体験が生きている?(あっ、冗談です。笑)。思わず涙腺が潤んでしまった。ホタルを演じた森下さん、うまいなあ~。
2時間をオーバーする舞台なのに、意外にも時計は気にならなかった。それは今回の座組みにはストーリーとは別の部分でも一体感があって、演じている側の気持ちが観ている側にストレートに伝わったから、感情移入しやすかったためだ。
2010/09/10 09:11
私も演じながら、学生時代の想い出をいろいろ思い出して
楽しかったです。
いくつになっても青春っていいですよね(*^_^*)
当パンに年令設定を入れるのは、確かに分かりやすいですね!
演出に差し支えない場合は、今後、そのようにさせていただきたいと思います。
プロポーズのシーンは…いまでも本当に悩んで苦しんで演じていますので、
お褒め頂いて、すごくうれしいです!
勇気が湧いて来ました!(^^)!
>今回の座組みにはストーリーとは別の部分でも一体感があって、演じている側の気持ちが観ている側にストレートに伝わったから、感情移入しやすかった。
↑全体としての一体感、繋がり…は、私たちが一番大切にしているところです。
そこが伝わって、本当によかったです\(^o^)/
たくさんご意見をいただいて、どうもありがとうございました!
また是非いらしてくださいね☆