満足度★★★★
音楽と演技の調和
当劇団初見。
バンドによる生演奏と、演者による演技のコラボが(ミュージカル風に演者が歌う場面を含め)マッチしており、なかなか見事なハーモニーを醸し出していた。
満足度★★★
音楽良かったー(^^)
懐メロカラオケも楽しめました。
楽器置いてあるだけの、素舞台でしたが。
主人公というより、生きていた時代の流れ・変遷の紹介芝居になっていて。
幹の見え辛い枝葉の多い木を見ているような感じがした。
うーんスッキリ感が無かったというか、いまひとつ・・。
満足度★★★
迫力のある音楽
幕末時代の赤松小三郎の半生を劇中劇で描くという設定で、政治的なテーマも絡めた骨太な作品でした。赤松小三郎の名は初めて聞いたのですが、進歩的な人だったようで興味を持ちました。
演奏舞台という劇団名の通り舞台の1/3の面積はバンドの演奏スペースで迫力のある演奏を聴かしてくれました。バンドだけでなく役者も歌う場面(各時代の流行歌)が多くありました。
骨格は真面目な内容ですが、笑わせようとするシーンがたくさんあり、重い雰囲気ではありませんでした。ただし、あまりにベタな効果音やリアクションばかり用いていて、あまり笑えるところはなかったです。
初演(1984年)当時の流行語を用いたギャグが多くあり、それがしつこく繰り返されるのも今の時代に観るには空回りしていて残念でした。
台詞を話す人がいちいち前に出てくるというスタイルは劇中劇という設定からそうしていたのかもしれませんが、芝居というより語りを延々聞かせられているみたいで、ドラマとしての盛り上がりに欠けるように感じました。
もう少し現代的な演出での公演を観てみたく思いました。
満足度★★★★★
脚本家の歴史観
赤松小三郎というあまり知られていない幕末の志士に焦点を当てることで見えて来る日本の精神史。万葉集から幕末、明治、戦争、戦後、安保闘争、学生運動、三島由紀夫、現代まで、よく2時間ちょっとでまとめられたなあと思えるほど盛りだくさんで濃い内容。常に自問自答を繰り返しながら激動の時代を生き抜いて来た人だからこそ作ることが出来た物語だと感じた。劇中の音楽も、バンドの生演奏だと立体感が違う。