満足度★★★★★
うまい!
3組のカップル+謎の血まみれ男。喫茶店が舞台。ただ客席からの視点(アングル)を登場人物が移動することによって変えていくというのが画期的。時間が戻ったり進んだり。目の離せない舞台でした。
満足度★★★★
ちょっとしたことの積み重ねを「演じて見せる」
右眼と左眼の視差、あるいは昔流行ったゲームブックの選択肢の如く、ちょっとした違いの積み重ねで結末が大きく異なる、的なものを舞台上で「演じて見せる」手法が面白い。
が、同じ分岐点を何度も通るのは若干クドい気がしないでもない。
満足度★★★★
演劇ということで
観に行きました。
三組の話が上手いこと物語の中でかみ合っていたような気がします。
内容自体はとても好きで、演技も好感が持てました。
ただ見せ方が単調だったので少し疲れました。
反復
の演出は他所でも見ますがこれほど繰り返すのは初めて。さっきの君、今の君、一秒後の君。肌のシミは記憶されると似ていて女の人の相手に対する些細な嫌気はずっと奥底で眠り皮膚の表面にいくら幸せを重ねても持ち堪えるには努力がいる。観てから時間が経つけどぱっと言葉が出てこない面白みがある。兄と妹の設定がこちらの気持ちが少し離れる部分かなぁ。薄暗い不気味さもあるんだけど言ってることは清らかであらすじの文、好きですね。
満足度★★★★
よかったです
シュールなところもあるのに、あっさりとした後味です。舞台進行の重心が片側に偏っていたので、もっと左右に散らばしたほうが首が疲れない。
満足度★★★★
殺したいほど愛しい?
喫茶店に居合わせた3組目のカップルの模様をみつぐ。序盤、なんだか普通すぎてインパクトがないなー。なんて思ったのもつかの間、喫茶店を球体に見立てると、3カップルの見せる角度を少しずつずらして見せるという演出だった。この方法で裏側の本来の真意をも伝える。
なかでも可笑しかったのは、兄と妹と他人の3人だ。コメディかと勘違いしたくらい。笑
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★
難しいかも
3話オムニバスって感じでしょうか。
小技よりもストーリーをわかりやすくとか、感動を伝えるとか、単純なお芝居がいいなぁ。
1Q84読んでない人には、わかりにくかったりしないかなぁ。
満足度★★★★
一筋縄ではいかない
カフェでの恋愛会話劇なのですが、シュールで、唐突な展開や執拗な反復などあって、一筋縄ではいきません。よくわからないところもありますが、感覚的にはとても面白かったです。
満足度★★★★
毎秒間を丁寧に綴る
『旬の観たいもの展2010』参加作品。
時間軸を交差させたり反復させたりしながら物語を紡いでいく演劇というのを近頃よく目にしますが、この作品はそういった手法をとる作品群のなかでも見せ方が極めて独特です。
ひとが『まばたき』をする一瞬にみるもの・みたこと、はもちろんのこと、他者・自己の心理的距離感の確定・不確定の可能性を、両側面からスケッチしていくシュレディンガーの猫のような構造で、正しい答えを求めようとすると、煙に巻かれてしまうような感覚に陥り、なんだか釈然としないのです(もちろん良い意味で)。
一部、突拍子のない箇所もありますが、時の魔法にかけられたロマンティシズムだとおもえばさほど問題はないでしょう。