『まばたき』 公演情報 『まばたき』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★★


    「業」のところが勿体なかったと思った。時間軸の交差は面白かった。

  • 劇団初見
    20100829

  • 満足度★★

    観てきました。
    みせかた、まとまっていたと思います。
    演出的に魅力的なところもありました。
    でも、感動はしなかった。心は動かされませんでした。

  • 満足度★★★★★

    うまい!
    3組のカップル+謎の血まみれ男。喫茶店が舞台。ただ客席からの視点(アングル)を登場人物が移動することによって変えていくというのが画期的。時間が戻ったり進んだり。目の離せない舞台でした。

  • 満足度★★★

    展開の妙
    喫茶店での3組の男女をアングルを変え、映し出している。なかなかうまい演出。ただあまり好みではない

  • 満足度★★★★

    ちょっとしたことの積み重ねを「演じて見せる」
    右眼と左眼の視差、あるいは昔流行ったゲームブックの選択肢の如く、ちょっとした違いの積み重ねで結末が大きく異なる、的なものを舞台上で「演じて見せる」手法が面白い。
    が、同じ分岐点を何度も通るのは若干クドい気がしないでもない。

  • 満足度★★★★

    演劇ということで
    観に行きました。
    三組の話が上手いこと物語の中でかみ合っていたような気がします。
    内容自体はとても好きで、演技も好感が持てました。

    ただ見せ方が単調だったので少し疲れました。

  • 満足度★★★★★

    これはお見事! 脚本・演出のセンス抜群!
     とある喫茶店に居合わせた3組のカップルそれぞれの等身大の会話を1カップルずつ入れ替わり立ち替わり、時間軸を微妙に前後させながら、点描していく物語。

     タイトルの「まばたき」が絶妙。まさに、まばたきをするわずかな瞬間ほどで、生じてしまう恋人や同姓相手、兄妹といった男女関係の違和感や危機感、喪失感を、時にリアルに、時にシュールに、時にセンチメンタルに表現する肌合いが秀逸。

     奥村拓(オクムラ宅)さんの冴えた脚本を、松木円宏さんが巧みに演出し、すごくセンスのいい魅力作に仕立て上げられていた。観終えた後の充実感と余韻が五体に広がり、大満足できた。

     あとはネタバレにて。

    ネタバレBOX

     ここに登場する3組のカップルの1組目は、しがない劇作家・リョウと彼女のユリ。もうリミットが迫っているのに何も書けないリョウにユリはもどかしさを感じ、「この喫茶店での物語を描くとしたら…」と、本を読んで相手を待っていそな女(キョウコ)に目を向け、二人は想像を広げていく。

     そこへヒカルが登場。キョウコとヒカルは同姓していることが分かる。この二人は、やはり、この喫茶店にいる別のカップルと立っている男の計3人組を観察する。

     といった具合に、3組が入れ替わり立ち替わり、パソコンでいうならマルチタスクのアクティブ画面を切り替えていくように、アクティブになり、点描されていく。その会話はほとんどが日常の等身大で、これが説得力をもった力用となっていく。

     恋人として、同棲相手として、付き合い、暮らす中で感じる漠然とした違和感、危機感や、「好きだ」と告げる時とタイミングと外すと、もう取り返しがつかない喪失感を生むことになることを、こんな形で点描していく脚本の冴えには脱帽させられた。いやー、お見事!

     その脚本を、これまた絶妙のセンスで魅せてくれた演出にも拍手を送りたい。

     ラストは、この時間軸の「まばたき」するほどのわずかな時間で、恋人と同姓のカップルに2通りのパターンを用意し、観る側に自由に受け取ってもらおうと手法にも恐れ入った。
  • 反復
    の演出は他所でも見ますがこれほど繰り返すのは初めて。さっきの君、今の君、一秒後の君。肌のシミは記憶されると似ていて女の人の相手に対する些細な嫌気はずっと奥底で眠り皮膚の表面にいくら幸せを重ねても持ち堪えるには努力がいる。観てから時間が経つけどぱっと言葉が出てこない面白みがある。兄と妹の設定がこちらの気持ちが少し離れる部分かなぁ。薄暗い不気味さもあるんだけど言ってることは清らかであらすじの文、好きですね。

  • 満足度★★★★

    よかったです
    シュールなところもあるのに、あっさりとした後味です。舞台進行の重心が片側に偏っていたので、もっと左右に散らばしたほうが首が疲れない。

  • 満足度★★★★

    殺したいほど愛しい?
    喫茶店に居合わせた3組目のカップルの模様をみつぐ。序盤、なんだか普通すぎてインパクトがないなー。なんて思ったのもつかの間、喫茶店を球体に見立てると、3カップルの見せる角度を少しずつずらして見せるという演出だった。この方法で裏側の本来の真意をも伝える。

    なかでも可笑しかったのは、兄と妹と他人の3人だ。コメディかと勘違いしたくらい。笑

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    3組のカップルはそれぞれ危うい。作家・涼の作品が進まない事に、恋人・友里はちょっとイライラ気味だ。そして喫茶店に居合わせたカップルをネタに想像を膨らます。

    一方でヒカルと同棲をしているらしい恭子は最近、なんだかデートらしいデートもなくメールのやりとりもなくなって心が淋しい。かつてのようにワクワクしたりドキドキしたいのだ。だから喫茶店でデートしようと企んだが、既に一緒に住んでる二人にはそんな高揚はない。

    もう一方では兄と妹、そして妹のストーカーの3人の場面。ストーカーは何故か頭から血を流して血まみれ。女子高生の妹がお兄ちゃんを詰るシーンで始まるこのカップルの情景が面白い。どうやら兄弟はお互いに相思相愛らしいが、それを言葉に出して言えない。兄弟という壁が二人の愛に圧し掛かるように邪魔をするのだが、感情は抑えることが出来ない。
    その感情のはけ口として兄は別の女を抱き、妹は男を連れ込む。

    妹は兄のそんな行為に激怒し、なし崩しに兄に強引にキスをするも、兄は多数の女と寝るのは男の性だと主張する。笑)
    そんな危ない女子高生は喫茶店のトイレで、兄の昨日の女が居たことから、ナイフで刺してしまう。しかし兄もそんな妹を抱きしめ、妹を刺してしまうのだから、愛って解らない。笑)
    ここで気になるのは妹のストーカーだという男の存在だ。始終、二人の会話に参加し、最後にナイフを持っていたことから考えると兄を殺してしまったのだろうか?

    作家のカップルも、同棲中のカップルも女から「別れよう」と切り出すが、大抵こんな時に驚くのは男子の方だ。「なんで?」と鈍感にも素っ頓狂な質問をする。そうして自分の気持ちもはっきり言えないまま、「君がそうしたいなら」なんて大人なセリフを吐くも後悔しまくるのはやはり男子だ。

    終盤、別れを告げられた2組の男子らは「好きだ。」と相手にきちんと伝えてハッピーエンドになるも、兄弟の愛は破壊的で究極な愛だった。笑)





  • 満足度★★★★

    人間観察の面白さと、
    相手に言葉できちんと気持ちを伝えることの重要性がテーマです。

    ネタバレBOX

    違和感…、隣にもう一人の自分がいて、ああ楽しんでいるんだなと思う。これって本当に楽しんでいることにはなりませんね。良く分かります。

    その前日に、『清水ミチコのお楽しみ会2010』に行ってきましたが、こんな感じでした。一つ一つのパフォーマンスは面白く、楽しめるのですが、ノリのいいシミザー(ミチコファン)の歓声を聞いていると、隣の自分がお前も楽しんでいるよねと言ってきます。マ、一回観ておけばいいや!

    さて、喫茶店での3組のカップル、いろいろ観察すると面白いですね。交互に会話が行われ、その間他のカップルは静止しているという手法、良かったです!

    相手に対して、「好きだ!」の気持ちを言葉で伝えないと、ぐずぐずで最終的には破局してしまうという教訓、重要なテーマです。

    が、一回目は破局、で、もう一回繰り返して今度はハッピーエンド…、好みの問題ですが、個人的には一回目で終わらせるのもありかなとは思いました。
  • 満足度★★

    難しいかも
    3話オムニバスって感じでしょうか。
    小技よりもストーリーをわかりやすくとか、感動を伝えるとか、単純なお芝居がいいなぁ。
    1Q84読んでない人には、わかりにくかったりしないかなぁ。

  • 満足度★★★★

    一筋縄ではいかない
    カフェでの恋愛会話劇なのですが、シュールで、唐突な展開や執拗な反復などあって、一筋縄ではいきません。よくわからないところもありますが、感覚的にはとても面白かったです。

  • 満足度★★★★

    毎秒間を丁寧に綴る
    『旬の観たいもの展2010』参加作品。
    時間軸を交差させたり反復させたりしながら物語を紡いでいく演劇というのを近頃よく目にしますが、この作品はそういった手法をとる作品群のなかでも見せ方が極めて独特です。
    ひとが『まばたき』をする一瞬にみるもの・みたこと、はもちろんのこと、他者・自己の心理的距離感の確定・不確定の可能性を、両側面からスケッチしていくシュレディンガーの猫のような構造で、正しい答えを求めようとすると、煙に巻かれてしまうような感覚に陥り、なんだか釈然としないのです(もちろん良い意味で)。
    一部、突拍子のない箇所もありますが、時の魔法にかけられたロマンティシズムだとおもえばさほど問題はないでしょう。

    ネタバレBOX

    ある時、ある喫茶店に偶然居合わせた3組のカップルが同時間軸のなかで、
    その時・その瞬間にみる・みた光景をそれぞれの視点軸から反復させながら、リアルタイムに進行していく(であろう)会話を少しづつ積み重ねて行く構成。

    まずはしがない劇作家・リョウの彼女、ユリが、「この喫茶店のなかで物語を書くとしたらどんな物語になる?」とリョウに質問をしたことをきっかけに、
    視界に入った本を読む若い女の素性から、誰を待っているのか、相手は男か女か、など散々勝手に推測し、時間を切り裂くようにダンサンブルな音楽が流れ出すとその音楽にあわせて登場人物たちが暗転の中テーブルの周りをキビキビと動く。
    音楽が鳴りやむと、今度はリョウ&ユリが噂話をしていた女・トモミのシーン(場合)がはじまる。噂をしていた通り来たのは男。彼氏であるらしい。名前はヒカル。

    トモミ&ヒカルはどんな関係性で、どんな話をしているのか、ユリとリョウは更に聞き耳をたてて推測していく。
    その間、二組のカップルの時間と動作が交互に停止したり、かとおもえば、直接関係性のない二組のカップルが同じタイミングでコーヒーをすすっていたりして、そういう所作をみているのがとてもたのしいし、なんだかとてもお洒落でここちよい。

    物語はこんな風にして、はじまりから終わりまで三角形の軌道軸に配置された、座席順をチェンジして、時計を右回り左回り、いそがしく回転する。

    3組のカップルが話していることは、びっくりするくらい普通でとてもありふれていることだけれど、口ではイエスでも、心はノーだったりもする。
    その相反する感情を、具象化して2つの可能・不可能性として提示する。
    どちらが本当なのかはわからない。
    当人でさえ、『私が私に距離感』を感じているからだ。
    その距離感はまばたきをすればする程ズレていくという。
    それも『私』の手に届に届く数十センチ離れた場所に。
    そして私とのズレを感じた私はやがて『あなた』とのズレも感じる。

    はじまりから終わりまで時間を反復させることはなるほど、
    このような関係性のズレを表現するための補佐でもあったわけだ。
    これには思わず唸った。

    そして気持ちのズレを重ねる台詞。
    すごく美しかった。

    が、3組目に登場したカップル、兄と妹との近親相姦は、
    こんなに危険な関係性でなくても充分に描ける主題だったのではないかと感じたので、
    このようにする必然性があったのか、疑問だった。
    そして妹のストーカーだと名乗る血まみれ男子。
    彼、ただ人を刺すためだけにいるような存在だったし。
    狙っているコミカルさもズル滑りって感じでなんだかかわいそうだった。

    ネタバレ外に書いた『突拍子もない箇所』というのは、兄と妹のラストの描写。
    死んで終わりにする、っていうのはちょっとありきたりで。もう少し工夫がほしい、そんなおもいがつのりました。

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