りんごりらっぱんつ 公演情報 りんごりらっぱんつ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
21-40件 / 47件中
  • 満足度★★

    ベタドラマ
    観て来たコメントの数々に期待して観に行ったが、よくある話をまとめただけの作品に思えた。この程度の作品に3000円は高すぎる。

  • 満足度★★★★★

    丸められずに重なる時間たち
    一つずつのシーンに
    キャラクターたちのとても実直な時間の肌触りがあって。
    それゆえに重なっていく日々に圧縮感のない
    肌触りとふくらみが生まれて。

    リアリティを持った時間の密度に深く浸潤されました。

    ネタバレBOX

    冒頭の母娘のシーンに
    そのまま取り込まれる。
    そこには娘たちの個性と
    娘たちから見た母親の姿が
    観客に吸い込まれていくための
    絶妙な密度で描き出されていて・・・。

    その密度の作られ方は
    重ね合われていく時間の中に共通していて
    まるで魔法のように
    それぞれのシーンでの
    登場人物たちの感覚が
    入り込んでくる。

    いろんな工夫が織り込まれているとは思うのです。
    時間の経過のなかに
    キャラクターたちの想いの根がしなやかに仕込まれていたり、
    単純に演じられる個性とは別に
    物語のふくらみから滲みだすようなキャラクター達の色や抱えるものが
    仕込まれていたり・・・。
    個々のシーンでのいろんな距離感の作り方にも
    観る側がすいっと呑みこむことができる
    ピンポイントに近い絶妙さがあって・・・。
    でも、それらは観終わって
    彼らの時間を俯瞰する位置にまで連れて行ってもらって
    はじめて気づくこと。
    この舞台には
    押すだけの力技とは違った
    シーンごとに物語を客観視させない空気感があって、
    個々の歩む時間も
    適度に前後しながら
    観る側に積みあがっていきます。

    その積み上がり方が凄く良い。
    なんだろ、シーンごとに
    釘を打ちつけられたり鎹をはめられたりして
    固定されるのではない、
    ひとりの時間の枘(ほぞ)がすっと他の時間にはまって
    組み合わされていくような感覚が幾重にもあって・・・。
    それらは、重さで作られた
    押し込まれるような密度ではなく
    あるがままの空気の軽さからやってくる
    浸潤力をもった密度を醸し出していきます。

    だから
    終盤の様々なシーンが
    物語られたものを受け取るというより
    もっと感覚に近いものとして
    観る側に広がっていく。

    結婚式でのパティシエのあいさつや想いの吐露に
    語る側と語られるそれぞれの時間を染める深さが生まれる。
    レストランで何度も繰り返される
    その日のメニューを確認する時間を愛でる
    ウェイトレスの感覚がとてもビビットに伝わってくる。
    そして、さらに伏線を一つ解くような、
    中央線がらみのシーンのどこかありふれた光景から
    要のようにして広がっていく時間の質感が
    観る側にしっかりと膨らんでいきます。

    今を受け入れて生きるキャラクター達の姿に
    息を詰めるのではなく自然に膨らんでいくような、
    少しビターだけれど
    でもしっかりとした愛おしさを感じて・・・。

    役者たちの力量にしっかりと運ばれつつ
    この作り手でなければ
    描きえない時間やつながりの質感があることを再認識。

    上手く言えないのですが
    その語り口からは思いもよらないほど
    留まるものをたくさん持った
    しっかり心に残る作品でありました。

    この作品、是非に
    公演期間中もう一度観たいと思います。

    ◎☆☆○□◎□□

  • 満足度★★★★

    編集力の勝利!
    映像向けな話を舞台にした時に大抵失敗するのは、増え過ぎた場面の処理。物語を説明的に展開させ、暗転での切り替えをバカみたいに続けて観客を呆れさせる。
    その辺りが上手く処理され高評価を得た2007年上演の“なだれる”越えをついに達成!

    ネタバレBOX

    場面のつなぎ方では、アクションつなぎが効果的でしたが、
    音のずり上げ、ずり下げ、オーバーラップなど
    もっともっと、映像の編集手法を上手くパクっていけば良いと思う。
  • 満足度★★★★★

    やさしくて、涙がとまらない
    やさしくて、切なくて、なつかしい。
    素直な気持ちで観れた。
    涙がポロポロとまらなかった。

    劇団競泳水着は今回初見。
    上野友之氏の群像劇、ウワサ通りすばらしかった。
    キャスティングもすごく良かったと思う。
    競泳水着の女優さん3人かわいかったな。

    話や人物がスッと自然につながっていく様が
    りんごりらっぱんつってことなのかな?
    言葉と言葉のつながり、人と人のつながり。

    舞台美術、衣装もかわいくオシャレ。
    音楽のチョイスもステキ。

    余韻を楽しめるやわらかい舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    まとまっていた
    ここまできっちり詰めているのも珍しい。お疲れ様でした。好きです。

  • 満足度★★

    よくできてると思う
    テレビドラマのようでした。これを見るなら、テレビか映画を見ます。

  • 満足度★★★★★

    ひとつの完成形を観た
    120分の中に人生における様々な局面、冠婚葬祭喜怒哀楽に笑いと涙のスパイスを効かせてやさしさとあたたかさで包んでふんわり仕上げた逸品。
    かくて月曜マチネの追加公演をリピート。

    ネタバレBOX

    壁にチョークでドアや冷蔵庫などを描き、いくつかの実物を配した舞台美術もセンス良し。
    描いた冷蔵庫のドアにマグネットでとめられたメモ(実物)なんて、絶品!
  • 満足度★★★

    アドバイス
    ネタバレにて

    ネタバレBOX

    すすむと人妻は昼間会え。
  • 満足度★★★★★

    リピート決行
    同じ場面でまた泣く。もはや泣きに行った節もあるのだが。
    たぶんあと5回観ても泣く気がする。観れないけど。
    改めて思うのは上野さんには映像に行っても演劇捨てないで欲しいなぁという事かな。
    アフタートークには柿喰う客のまーくんが乱入。
    三人娘のトークは恒例にして欲しいなぁ。

  • 満足度★★★★

    とても好きです。

    サンモールスタジオで観劇しました。
    平日の夜なのに満席でした。
    初めて観る劇団でしたが、人気あるようですね(;^ω^)

    物語は、ある姉妹を中心に回ります。

    ネタバレBOX


    母と姉妹のある時からのお互いの境界線を越えられない関係。
    姉妹のある時からのお互いの境界線を越えられない関係。
    それは姉の死によって、永遠に相容れることが無くなった。

    姉の代わりに上京し、姉の夢?と思われたパティシエになる妹。
    そこで、様々な人と関わり一つの答えと、
    母との関係、姉との関係を少しずつ解決して、
    最後には、自分自身を見つめ直す。
    素敵な青春グラフィティでした。

    恋愛体質で他人に依存している姉が、
    実は、色々な人の心に影響を及ぼしていたという、
    亡き人の思いというか願いが、そっと残した人の背中を
    押していたという事実が、とても切なかったです。

    姉の同級生の島田くんの想いが一番ぐっときました。
    ずっと想って、ずっと護ってきたということに、
    とても切なさを感じました。

    ラストまでの結末を知ると、
    みなさんがどんな演技をしていたのか、
    非常に気になります。
    最初からそうだったのか。。
    もう一度観たくなりますね。

    尚、1年間の休養になるそうなので、
    再開を楽しみに待とうと思います。


    あと、終演後に出演者の川村紗也さんの1人芝居がありました。
    これがまた、本公演の余韻を破壊する芝居でした(笑)
    いい意味で。
    でも、本演目と同様に一つの親子の関係と旅立ちを表していたので、
    ある意味リンクはしていたのかも。
  • 201011161930
    201011161930@サンモールスタジオ

  • 満足度★★★★

    心に染み入りました
    上野さんの本はうまいですね。人の心をやわらかく包んでくれるようです。
    人との出会い別れ、時間の経過を巧みに操っていました。役者さんは競泳水着の3人娘、皆巧みに演じていましたね。

    3人娘の最後のグータンヌーボーでは、芝居を演じているときと違った、人柄が垣間見られたような気がしました。

  • 満足度★★★★

    完成度の高い群像劇、お見事です
    上野作品、4作、拝見して思うのは、本当に、群像劇の名手だなあという点。
    あrだけの、登場人物が舞台上に生き生きと、その人生をそれぞれ、魅力的に映し出して下さる、脚本、演出、役者さん達…。ただただ感嘆します。

    安心して、このストーリーの中に浸透しつつ、あっという間に、2時間10分が過ぎていました。

    皆、舞台上の佇まいがすごく魅力的で、だれもを愛おしく感じて、56歳のおばさんなのに、涙腺緩みっぱなしでした。

    競泳水着の女優さんは、皆さん、魅力的な役者さんばかりですが、中でも、主役の冬美を演じた細野今日子さんは、とてつもなく素敵でした。

    この作品、舞台もいいけれど、映像バージョンも無性に観たくなりました。

    最後が意外な展開なのも、洒落ていました。

    いつも思うのですが、楽曲のセンスも抜群です。

    説明過多でない、塩梅の良い脚本、本当に秀逸で、切なくなりました。
    出来の良い、トレンディードラマを堪能したような気分でした。

    ネタバレBOX

    時折挿入される、フラッシュバックのような回想シーンの、バランスの良さがとても、心地良く感じました。

    上野さんの脚本て、説明台詞がないにも関わらず、すぐに、人物関係や、事情が観客に飲み込めてしまうのが、いつも感心するばかりですが、今回は特に、その匙加減の絶妙さに唸ってしまいました。
    良い写真家のように、役者さんを魅力的に見せる術を知り尽くした、脚本力、演出力に、脱帽するばかりでした。

    家族や恋人や、友人に、言えない思いの表出具合がどの人物も、本当に素敵で、どこかで、自分の記憶の琴線に触れ、切なくて、何度もウルウルする瞬間を体験しました。

    ストーリーのためだけに、作者の御都合だけで登場する人物が1人もいないのは、本当に感嘆ものです。

    時間が許せば、何度でも観たくなる、味わいのある作品でした。
  • 満足度★★★★★

    にじんじゃって見えないじゃないか(怒)
    あれ…俺泣いてる?

    こういうドラマ性の強くて
    自然な演出な舞台、大好きです。

    120分笑って泣いて
    とても充実していました。

    川村さん一人芝居が良い食後のデザートになりましたし(笑)

  • 満足度★★★★★

    すき。
    かわいくて切なくて、涙が。
    過ぎていく時間、変わっていくつながり、変わらない絆・・・。
    かわいい役者さんたちからつむぎだされる素敵な言葉にやられました。。。

    川村さんの一人芝居が観られなかったのが残念ですが、もう一回観たい。

    ネタバレBOX

    とにかくかわいい!
    チョークで描いたような背景のドアや窓や棚、カラフルな女の子たちの衣装。

    完全な暗転ではなく役者さんが舞台に残って次のシーンに移っていくのが、時間の経過とか人のつながりを感じさせてくれた気がします。

    登場人物の設定に「そうくるか!」って感じもあったけど、微笑ましい終わり方が素敵でした。
  • 満足度★★★★★

    お見事
    集大成、確かに、ここしばらくの上野作品。どこをとっても飽きないし、よくできているいい話、いい話としかいいようがない。川村一人芝居も本人の人生の切り取り的部分?がいかにも。

  • 満足度★★★★★

    また観に行きたい
    初見です。
    心の中にそっと置いて、たまに思い出したくなるような素敵なお芝居でした。演出、役者、スタッフワーク、どれもが心地よかったです。
    舞台美術と衣装、シンプルなんだけど可愛くておしゃれ。
    ぜひ次回も観に行きたいのですが…本公演はしばらく活動休止とのことで残念。企画公演とかチェックしようと思います。

  • 満足度★★★★

    やられた!
    友達から良いよと進められ、初の競泳水着。
    正直やられました。
    見て本当に良かったと思える素晴らしい演技と演出・本でした!
    すっかりファンに・・・。

    まだこれしか見ていないのですが
    次回の公演も見に行ってみたいと思いました。

  • 満足度★★★★★

    人生
    やられた!初めての競泳水着、いい舞台だった。観客としていながらもいつしか自分が出演しているような錯覚に・・・。観ていて、誰しもが自らの人生を重ねてしまうほど感情移入できる内容だ。うかつにも目から汗(笑)が少しだけ・・・。劇団の女優さんが3人出演しているのは、チラシによれば珍しいらしいけど、それぞれにいいキャラを演じていた。暗転をほとんど使わない場面展開もストーリーがわかりやすくていい演出だ。人生における出会い、愛、別れ。生きていくうえで常に必然であるこれらのテーマを、客観的に、主観的に見せてもらった。

  • 満足度★★★★★

    リピート決定
    ありふれた人生の美しい瞬間を切り取って見せてくれる至福の時間。
    分かっていても目頭が…。「開け放つ窓」はちょっと反則だよ。
    細野今日子がセンターの芝居と分かり小踊りする。
    木村美月がちょっと意外な役で良かった。
    あるシーンの今村圭佑が15MMの前説をはじめそうで可笑しい(笑)
    それにしても活動休止は残念だな。

    ネタバレBOX

    川村紗也一人芝居は実に微笑ましかった。お母上に見せて上げて下さい。
    まさに小学生過ぎる女優だ(笑)

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