満足度★★★★
最後の最後まで
見事に引っ張られた。
広げた風呂敷を畳めている稀な芝居。
女優陣みな美しい。
角度変えて、もう一度観ようかな。
自分の解釈にイマイチ自信がないのだが、
この芝居の中のハマカワは哀しい娘だね。
満足度★★★★
初演は未見につき…
併走する2つのシーンの関係やいかに?で引っ張りながら終盤でのヒントに続く種明かしに「やっぱりそうか」とに安心して気を抜いたら、最後に仕掛けられた落とし穴にものの見事にハマった、的な。
しかしそれは鮮やかに騙され「してやられたァ!」な快感で…って、何と良い観客なんだ(笑)
満足度★★★
再演でも私には新作!
去年、観られなかったので演目変更は気にならない。
ストーリーはグループ内の人間観関が二転三転するなど面白い。他のグループだったりスパイだったりするんだろうけど、それが解ったからと言って組織で始末する訳じゃないしね。だからかなあ、二人のシーンでの問いかけが生きてくるのかなあ。
満足度★★★
良作の再演、更に見易い感じです。
国道五十八号戦線さんは、前回の初演作品を見たのみ。
主催さんの事で急遽の再演になったわけですが
前回「良作」と思った作品の再演ですので迷わず見て気ました。
・
既に書いてる方も居ますが、良いモノは再演でも当然良い訳で、
キャストが変わった事と演出が変わった事で、もっと見やすい
POPとは少々良いすぎですが、笑える見どころも増えていて
初演を見てない方、劇団未見の方で楽しい作品が好きな方は
ぜひお勧め出来ると思います。
・
私個人としては、主人公が少し元気な感じになったのと最後の
シーンの受け止め方が変わりましたが、それも舞台の面白い所です。
満足度★★★★★
オススメです!!
国道五十八号戦線の火を消してはいけない(by 手塚さん)
僕はこの作品の初演に出演していて、この作品に個人的な思い入れがかなり強いので客観的な感想ではありません。
公演1週間前の通し稽古と初日と2回見させてもらいました。
まず、通し稽古を見た段階での正直な感想「ダメだな、劣化してる」と思ってしまいました。
その時の思ったのは、9人の出演者の内、5人が新しい人で、また見事に初演時の5人と芝居のアプローチが180度違う役者が配置されていた。
元々、完全に当て書きされていた本なのもあってか新しい5人の動き、立ち方、セリフ等、全てに違和感しか感じれず、物語に集中もできずにガタガタって感じ。(俺はこの作品に出てたから人より細かく見ちゃうし初見の人はそんなに感じない違和感かもだけど)
再演ってそーいう問題が常につきまとうしねー。
まーでも5人もそれなりにキャリアもある人だし下手な役者はいなかったから初日までには僕の感じた違和感も調整できるだろうと実際、楽観的に考えてました。
しかも今回は再演目的で集められた役者じゃないからキャラが違うけどそこをどーするか?
これを、まとめなきゃならない福原さんは本当、大変な日々だったと思う。マジでおつかれ。
そして2回目。
肝心の初日。勿論5人は皆さん上手な役者さん達なので僕が感じた違和感はウマい事、調整されていて、脚本は面白いし楽しめました。
逆に再演目的で集められたメンバーじゃないからこその面白さが溢れていました。
大抵、再演って元のキャスト+本に合った役者でやるから普通に最初から再演目的で始まった公演だったらこういう面白さは生まれなかったんだろう。
だから役者の方は、こういうのは、やり甲斐あるんじゃないかな?
この状況だからこそ生まれた反重力エンピツ。
けっこーいいですよ。面白いです
全く別物の反重力エンピツとまでは言わないけれど、役者のアプローチの仕方が全然違うからチョコチョコ見せ方が変わってたりして初演見た方も楽しめる内容になっていると思います。
例えば、例えば僕の役を演じてる藤尾くん。初演時、僕がシリアスモード全開で叫んでたセリフを彼はヘラヘラ笑いながら、しゃべっていたりします。
初演見た人はこういう違いが面白いかも
勿論、初見の方は全然、楽しめるハイクオリティな作品となっております。
友寄の脚本、ハマカワ、イガミ、カガミの芝居が特に素晴らしいのでそれを見るだけでも価値はあるかと(あと冠の前説がカワイイですw)
わー長くなりすぎたな。最後まで読んでくれた方ありがとうございます。と、ロングランでまだまだやってます。
オススメです!!
僕も多分、もう1回くらい見に行きます。藤尾にダメ出しする為に、、、
何が一番重いのか。
劇中で明かされるその答えは彼らの今回への胸中も示すかの如く。
観に行くまでは前々回公演の再演は尚早と思っていましたが、これはこれでアリだったのかもしれない。少なくともそう思い直せるだけの作品でした。行くか考慮中ならばとりあえず行っておいて損はないかと。出来的に、これが58初見でも特に問題ないかと。
演目を変更しながら無理なキャスティングがなかったのが幸いでした。役者に当たり外れなくきっちり仕事を振り分けられていて各々がしっかりこなしていました。「役を身に落とす」「台詞が腑に落ちる」という意味では堀さん(DULL-COLORED POP)が抜群に良かった。「根付いていた」と思います。58へ何度も客演している加賀美さん(青春事情)もしっかり安定。登場の度に場の空気を換える様な存在を維持して、話の先導役をこなしていた。藤尾さん(犬と串)は後半から一段上がった感じ。
彼らの作品は脚本の時点でかなりの強固さがある。今回不在の友寄さんの存在も何処かに見えた気がしました。きっとこれからまだ育ちながら安定していくはず。ロングラン。彼らにとっての体感距離が当初より延びているだろうと邪推しつつ、しっかり駆け抜けて欲しいところ。
満足度★★★★
名作の再演はやはり名作!
演出家が急病で、急遽看板役者の福原冠が演出に回り、演目を変えて臨んだのが今回の公演。初日の幕を開けるまでの苦労はいかばかりか。
ただ、そういう劇団に対する同情の念をおいて、純粋に一公演として見て、とても楽しめた。この作品は国道58号戦線が昨年、同じくサンモールスタジオで上演して、高い評価を得た、劇団の代表作の再演。
「この世で一番重いものは何だと思う?」この問いかけ自体がとても劇的。そしてその答えのひとつとして「反重力エンピツ」が登場する。ひとつひとつの言葉のイメージが斬新で美しい。
伊神忠聡とハマカワフミエの二人のシーンが何度見てもとても素敵だ。