公演情報
「ハムレットマシーン」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
久々に観たIDIOT SAVAN、長尺ものは初めて。こういう事になるのか・・。中心的な役割を演じる俳優の「怪演」が舞台の緊張を継続して担うのだが、ハムレットという役人物が体現する感情の極点(モノローグにおいてそれは露出する)を、担い続けるという事でもある。「ハムレットマシーン」は短い戯曲で、パラパラ捲ると隠喩だらけの抽象度の高い文が並び、これはこれを料理した舞台を観るしかないな、と思った記憶がある。二時間を使い、劇的効果をもたらす瞬間が各所に配され、緩急の振れ幅が半端ないハムレット役(の役?)の喋りと、演出により飽きさせない。私はハムレットではなく○○である・・延々と繰り返されるハムレットという不死の存在の嘆き、幾度か定義し直される自分自身(最後にはロボットとなる)は、己の「あり方」を求めての彷徨にも見え、それは時代そのものになったり、矮小な個人(ハムレット)に戻ったりしているようで、いないようで。。舞踊に近い抽象的なイメージを像として焼き付ける瞬間、瞬間を辿り、中々面白い「旅」であった。
実演鑑賞
満足度★★★
最高になりそこなった舞台だと感じ、惜しいと思いました。
役者の発声、肉体、芝居は素晴らしく、ハムレットマシーンという難解な戯曲のどこに注目するかクリアにした組み立ても唸らせられます
一方で演出が失敗していると感じました。主演の圧倒するような演技に、引いて芝居する余白を作らせておらず、映像の長さと相まって中盤のダレが生まれてしまっていると思います。また、ナチについての芝居に原発など他の諸問題を絡め、生物の映像を用いることは、戯曲を書いたハイナーミュラーに対して、当事者意識の薄い向き合い方に見えました。ドラマやアニメ、学生演劇でありがちな、作り手が安全な位置から悲惨な問題を相手にしている感覚がありました。出てくるイメージが軽薄に映るのです。迫力がありながらも、絶賛できなくしている、表面的な演出や構成があるのではないかと、私としては思いました。
実演鑑賞
満足度★★★★
久しぶりにアヴァンギャルドな舞台を観せてもらいました。正直言って、理解できないところが多いですが、圧倒されます。ラストのスピリチュアルな感じはいい。
実演鑑賞
鑑賞日2022/12/04 (日) 18:00
命がけでやっているような舞台を、なんの覚悟もなく呑気に見に行きぽかんとしていて関係各位に申し訳ないという気持ち。
特に主演の方が物凄いエネルギーを放っているのに、こちらに受け止める力が足りてないと思わされた。
戦後77年現在の日本の自然や風景の映像はこれだけで一つの作品、コーラスも音は確かにあるが乱れない、一つの演目になり得る。
どちらも静謐という言葉が思い浮かんだ。
実演鑑賞
満足度★★★★
全てにただただ圧倒されました。
一人であのセリフの多さと体全体の表現は素晴らしかっです。
ただ凡人の私には悲しいことに理解が出来ませんでした。
実演鑑賞
満足度★★★★
なんかものすごいものを観たという確かな感触はある
演技も演出も
濃密な時空間だが、いったい何だったんだろう
頭の中はグシャグシャで疲労困憊
寝不足で疲れた身には集中力が続かなかった
久し振りに観た難解な舞台
心に残りそうなセリフなどもあったが、もはや言葉のるつぼに消えた
途中ひとり芝居と言っていい時間が長かった
肉体を駆使し台詞の洪水
ひたすら圧倒されて観ていた
感覚的には勅使川原三郎や田中泯のコンテンポラリーダンスを観た時のよう
カラスの合唱がRIASかなんかのようでぴったり一致して素晴らしかった
ともかく役者も観客も極限状態に置かれる舞台
たまにはいいが日々こんなものを観たらこちらも狂気の世界に引き込まれそうだ
実演鑑賞
満足度★★★
ほぼ前衛的な独り芝居なので好き嫌いが分かれる作品。
残念ながら私の好みではありませんでした。
話がよく分からないまま進み、途中に出てくる映像もどういう意味なのかが理解出来ないまま終わってしまった。
実演鑑賞
満足度★★★★
身体表現によって 色々な意味で対比というか 対照を浮き彫りにした公演のように思う。常に舞台上にいるのは2人の女優。とは言え、演者同士が対話をするのではなく、ほぼ一人語りで観(魅)せる。ラスト、演者(女優)の1人がエレクトラと呟き、自分が生み出した世界を閉じようとしている。その言葉が「世界を回収する」である。対比は演者2人の表現の後付けから、期待や希望そして生、一方 絶望や諦念そして死といった反対表現を感じるからである。勿論、上手 下手に離れており交わることはない。上手の演者は始終動き回り〈動〉と〈熱〉を感じる。一方、下手 演者は椅子に座り、上から雪のようなものが降り注ぎ〈静〉と〈冷〉が…。
何をもって前衛的かは分からないが、少なくとも物語を展開して というスタイルではない。舞台美術は工事現場で見かける鉄パイプのようなモノを組み立て、中央上部にはスクリーンがある。全体的に薄暗く、登場人物は上下黒のパンツスーツである。多くの演者は役名カラス、実態はコロス…喧しさを歌で表し-それは混沌とした世界・社会を現出しているよう。
先のエレクトラの絶望の淵を思わせる言葉、それでも人間は生きているし、これからも生き続けるだろう。鍛え抜かれた身体、その躍動する肉体こそが生命力を印象付ける。そして対比といえば映像という技術の中に、人工(福島原発光景)と自然(植物や昆虫等)というこれまた違いを映す。戦後77年経ち、社会いや世界が変容してきた中で、この作品を上演することで何か感じ 考えるさせる、そんな意図を思わせる。
繰り返しになるが、圧倒的な身体表現、その存在と迫力に観入らされた。が、やはり難解だぁ。
(上演時間1時間50分 途中休憩なし)22.12.5追記
実演鑑賞
満足度★★★★
終演後、、会話はお控え下さい。とアナウンスされた。舞台は続いている。キレイな舞台だった。俳優もキレキレ。私、私、私は……入れ物だけで私は死んでいるのか。カマキリが頭から離れない。