ファウストの悲劇 公演情報 ファウストの悲劇」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.1
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★

    うーん!?
    なんだかつまらなかった。

  • 満足度★★★

    !!!
    仕掛けはすごい。勝村さん素晴らしい役者さんです。

  • 満足度★★★★

    見ごたえあり
    和のテイストを取り入れた作品。拍子木、三味線、笛などが随所に使われ、能や、歌舞伎をイメージさせられる。照明の使い方も巧みで、特に赤の色彩が強く印象に残った。
    野村さんはやはりいい。勝村さんとの掛け合いも楽しく観たれた。全体的に華美な印象を受けた、これも蜷川演出のなせる技か。満足であった。

  • 満足度

    私的には、蜷川芝居過去最悪作品
    以前、私の酷評の書き方が過激過ぎて、感動された方を御不快にするのでは、と、御意見頂いたことがありますので、先に「、ごめんなさい」とお詫び致しますが、これは、あくまでも、私の感じ方で、この芝居に感銘を受けた方に、異を唱えるつもりは全くございませんので、御理解頂ければ、幸いです。

    もう、何と言うか、まるで、演出家の独りよがりな贅沢三昧の余興に、3時間弱、延々とお付き合いさせられたような気分でした。
    とてもとても、ひたすら残念でなりません。

    キャストと言い、制作費と言い、あまりにも無駄遣いに過ぎる気がします。
    肝心の「ファースト」のお話は、ほとんど何も胸に響かないままでした。
    客席を過度に使い過ぎなのにも、疑問を感じました。
    あれでは、1階席のお客さんは、舞台に入り込めないのではないでしょうか?
    何だか、アイデアだけが先行し、内実が伴わない舞台で、かなり落胆しつつ岐路につき、もう蜷川さんの芝居は観なくてもいいかなと思い始めています。

    ネタバレBOX

    萬斎さん、もちろん、朗々と響き渡る声で、気持ちは良いのですが、台詞回しが、とにかく一本調子で、緩急もなく、萬斎さんがお1人で台詞を言う間、何度も睡魔に襲われました。
    勝村さんが御出場だと、目が覚めるのですが…。

    歌舞伎役者が、「ファースト」を演じているという解釈はできず、何だか、洋風料理を、無理矢理、和食器に乗せたような違和感がずっとありました。
    何故、歌舞伎仕様にしたかの意図が、全く解せませんでした。

    ちょっと前までは、やたら、石とか、何でもかんでも落下させるのが続きましたが、最近は、鏡の多様ばかりだし…。
    アイデアの種も尽きて、じゃ歌舞伎でというような安直な発想に感じてしまいました。

    キャストも、大変メンバーが揃っているのに、使いこなせていなくて、きちんと為所のあった役者さんで、好演ぶりが感じ取れたのは、勝村さん、白井さん、長塚さんぐらいだったのも、残念でした。

    ファーストが、旅に出て、様々な経験をするといったイメージが、この舞台からは全く湧かず、ずっと彼の書斎で展開しているような、広がりを感じない舞台でした。

    以前、白井さんが演出された「ファウスト」の方が、何十倍も、イメージの奥行きを感じさせてくれる舞台だっただけに、白井さん、この舞台に御出演されながら、どんなお気持ちだろうかと、気になってしまいました。

    たぶん、半分以上、客席を多様するので、キャストに傍に座られたりする観客が、舞台に集中できなさそうで、大変お気の毒でした。
    今日程、M2階にして正解だったと思ったことはありませんでした。

    萬斎さんの首が、本物そっくりで、これが一番感嘆しました。
  • 満足度★★★★

    立体的宗教画のような豪華さ
    歌舞伎、シルク・ド・ソレイユ、イリュージョンをミックスしたような豪華で楽しい舞台。蜷川ワールドを満喫できる。冒頭、木場勝巳の口上場面は江戸歌舞伎の名乗り台を思わせて面白い演出。
    歌舞伎の下座音楽と、ルネサンスの宗教音楽が同時に鳴る中、花火が噴き出し、フライイングを駆使して、まるで立体的宗教画のような美しさ。主役の野村萬斎はファウスト博士というよりは、宝塚時代の涼風真世の「銀の狼」のシルバを連想する銀髪の美男ぶり(涼風は宝塚の小池修一郎作品「天使の微笑 悪魔の涙」でメフィストフェレスも演じている)。勝村政信、白井晃、長塚圭史も贅沢に配置し、いつもより印象がかすむほどだ。仕掛けの奇抜さに眼を奪われるせいかドラマとしての深みや感動はいまひとつの感。ただ、萬斎ファンなら必見の舞台かもしれない。

    ネタバレBOX

    商業演劇もここまで豪華にできるかというゴージャスさ。メフィストの勝村が最上2階席に忽然と現れて客を驚かせるなど、サービス満点。かつて新宿の映画館で清水邦夫と、華麗さとは無縁の男くさいアングラ芝居を作っていたことを思うと隔世の感がある。もっとも、音楽の使い方や場面転換は歌舞伎の「十二夜」のときに得たテクニックを応用したものだし、舞台上カーテンの陰で役者が扮装準備するのも「コースト・オブ・ユートピア」のときと同じで、蜷川の演出としては特に目新しさはない。
    物語は“極楽めぐり”の趣向で、ファウストはメフィストフェレスと契約して、法王の食卓で透明人間よろしく悪乗りしていたずらをしたり、アーサー王やトロイの美女など歴史上の人物に会ったり、快楽の限りを尽くすが、ファウストの邪気が前面に出てくるせいか、通常のファウスト譚で印象的な失われた青春への狂おしい哀惜は描かれない。このファウスト博士はじゅうぶん魅力的だから老いや己の容姿を嘆く必要もない。契約どおり、このお遊びにも終わりの時が迫ってくるが、「これだけ好き勝手遊んだからしかたないでしょう」と思ってしまうので同情できない。萬斎ファウストは随所に死や冒涜の罪への恐れや生の苦悩はにじませるものの、見ている側としては共感が薄かった。
    むしろ、「全開の演技」を披露し、舞台でのたうちまわって熱演する野村萬斎を見ていると、コクーンから5分ほどしか離れていない萬斎氏本来の職場、観世能楽堂を思い起こし、複雑な気持ちになった。「独立した狂言より、能の間狂言こそが狂言師の本分」という意見をよく聞くだが、「能の間狂言」ではまったく個性の発揮を許されない狂言師・野村萬斎は商業演劇では存分にその天分を発揮して観客を酔わせているのだ。
    ユネスコ世界遺産に登録されようと、いまや能楽観客人口の高齢化は深刻な問題である。いつも能楽堂からの帰り道、コクーンの楽屋出待ちの人並みを目にするとつくづく違う世界であることを思い知らされる。
    確かに野村萬斎は狂言師という枠を越え、偉大な天才俳優であることはまちがいないとこの芝居でも実感させられた。

  • 満足度★★★★

    まがまがしさ全開!
    野村萬斎さんに悩殺されました(笑)。舞台写真⇒http://www.bunkamura.co.jp/shosai/org68_10_faust_9s.html

  • 満足度★★★

    蜷川演出,アイディアに驚き。歌舞伎一座による「ファウスト」の上演。
    蜷川さんは毎回驚かせてくれます。
    会場に入ると、いつか見た赤い提灯が並び、幕も歌舞伎の配色の縦じまのもの。
    そして、木場さんの口上に拍子木。
    幕が開くと、2階建てのハーフミラーの舞台裏、
    そこには和服姿で化粧している役者たちなどが透けて見える。
    もっと後ではステージの床下すら見える。

    そう。
    今回は、歌舞伎一座による「ファウスト」の上演という設定。
    それだけでも面白い。
    音楽も和風で歌舞伎で、舞台上の騎士も見得を切る。
    舞台装置も特別。
    悪魔と天使はワイヤーで宙を飛び交い(勝村さんもマメさんも…)、花火と炎も立ちあがる。

    そして豪華な役者さんたち。
    野村さんの強いセリフはさすが。
    他には特に、ひょうきんな騎士の長塚さんの演技が面白い。
    意外な出演は大林素子さん。
    (実はバレーボールの前は役者志望だったそうで)
    最初「ふしだら」役ではわからなくて、休憩でパンフを見てやっとわかった。

    話は、学者「ファウスト」が悪魔に魂を売り、あれよあれよという間に結末に至った感じでした。

  • 満足度★★★

    やっぱり、蜷川演出!
    まぁ、蜷川さんは、なんであんなに面白い演出ができるのか、
    本当に感心します。

    このメンバーだから、面白くて当然と言う感覚で観てしまうので
    多分凄く面白いんだろうけど、あんまり感動しなかった・・・。

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