満足度★★★★
見ごたえあり
和のテイストを取り入れた作品。拍子木、三味線、笛などが随所に使われ、能や、歌舞伎をイメージさせられる。照明の使い方も巧みで、特に赤の色彩が強く印象に残った。
野村さんはやはりいい。勝村さんとの掛け合いも楽しく観たれた。全体的に華美な印象を受けた、これも蜷川演出のなせる技か。満足であった。
満足度★
私的には、蜷川芝居過去最悪作品
以前、私の酷評の書き方が過激過ぎて、感動された方を御不快にするのでは、と、御意見頂いたことがありますので、先に「、ごめんなさい」とお詫び致しますが、これは、あくまでも、私の感じ方で、この芝居に感銘を受けた方に、異を唱えるつもりは全くございませんので、御理解頂ければ、幸いです。
もう、何と言うか、まるで、演出家の独りよがりな贅沢三昧の余興に、3時間弱、延々とお付き合いさせられたような気分でした。
とてもとても、ひたすら残念でなりません。
キャストと言い、制作費と言い、あまりにも無駄遣いに過ぎる気がします。
肝心の「ファースト」のお話は、ほとんど何も胸に響かないままでした。
客席を過度に使い過ぎなのにも、疑問を感じました。
あれでは、1階席のお客さんは、舞台に入り込めないのではないでしょうか?
何だか、アイデアだけが先行し、内実が伴わない舞台で、かなり落胆しつつ岐路につき、もう蜷川さんの芝居は観なくてもいいかなと思い始めています。
満足度★★★★
立体的宗教画のような豪華さ
歌舞伎、シルク・ド・ソレイユ、イリュージョンをミックスしたような豪華で楽しい舞台。蜷川ワールドを満喫できる。冒頭、木場勝巳の口上場面は江戸歌舞伎の名乗り台を思わせて面白い演出。
歌舞伎の下座音楽と、ルネサンスの宗教音楽が同時に鳴る中、花火が噴き出し、フライイングを駆使して、まるで立体的宗教画のような美しさ。主役の野村萬斎はファウスト博士というよりは、宝塚時代の涼風真世の「銀の狼」のシルバを連想する銀髪の美男ぶり(涼風は宝塚の小池修一郎作品「天使の微笑 悪魔の涙」でメフィストフェレスも演じている)。勝村政信、白井晃、長塚圭史も贅沢に配置し、いつもより印象がかすむほどだ。仕掛けの奇抜さに眼を奪われるせいかドラマとしての深みや感動はいまひとつの感。ただ、萬斎ファンなら必見の舞台かもしれない。
満足度★★★★
まがまがしさ全開!
野村萬斎さんに悩殺されました(笑)。舞台写真⇒http://www.bunkamura.co.jp/shosai/org68_10_faust_9s.html
満足度★★★
蜷川演出,アイディアに驚き。歌舞伎一座による「ファウスト」の上演。
蜷川さんは毎回驚かせてくれます。
会場に入ると、いつか見た赤い提灯が並び、幕も歌舞伎の配色の縦じまのもの。
そして、木場さんの口上に拍子木。
幕が開くと、2階建てのハーフミラーの舞台裏、
そこには和服姿で化粧している役者たちなどが透けて見える。
もっと後ではステージの床下すら見える。
そう。
今回は、歌舞伎一座による「ファウスト」の上演という設定。
それだけでも面白い。
音楽も和風で歌舞伎で、舞台上の騎士も見得を切る。
舞台装置も特別。
悪魔と天使はワイヤーで宙を飛び交い(勝村さんもマメさんも…)、花火と炎も立ちあがる。
そして豪華な役者さんたち。
野村さんの強いセリフはさすが。
他には特に、ひょうきんな騎士の長塚さんの演技が面白い。
意外な出演は大林素子さん。
(実はバレーボールの前は役者志望だったそうで)
最初「ふしだら」役ではわからなくて、休憩でパンフを見てやっとわかった。
話は、学者「ファウスト」が悪魔に魂を売り、あれよあれよという間に結末に至った感じでした。
満足度★★★
やっぱり、蜷川演出!
まぁ、蜷川さんは、なんであんなに面白い演出ができるのか、
本当に感心します。
このメンバーだから、面白くて当然と言う感覚で観てしまうので
多分凄く面白いんだろうけど、あんまり感動しなかった・・・。