満足度★★
型・様式はなんのためにあるのか
舞台の周りを回る動き、音に合わせた仕草など楽しい要素はたくさんあった。
しかし、後半のストーリーはありきたり過ぎていただけない。
前半は楽しかった動きも、後半にくれば飽きてきて、これを短縮するわけにはいかないのかと思いはじめる。
役者が上手くないことを型で見せることにしたのはアイデアだと思うが、毎回これでいくわけにはいくまい。
何よりのマイナス点は、その「型」に何の意味もないこと。
宮崎の伝統芸能
神楽とか能っぽい動きをする現代劇だった。知り合いが宮崎弁がなつかしいと言ってたので、これが宮崎弁なのね、と納得。
きれいだな〜とうっとり見ているうちにうとうとと眠気が。。(^_^;
福岡では見られない形態なので、こういう舞台は演劇人や観劇人への刺激となるかな。
土俗的かつ現代的
宮崎弁とユーモラスな動きから
「日本昔話」みたいな感じかと一瞬思ったら、
人間の心の暗部がじわじわと描かれていて
いい意味で裏切られました。
生きていくのは、きれいごとだけじゃないなぁ。。。
やっぱり美しい
形式化された動き、リズミカルな打楽器の音がおもしろく、宮崎弁のイントネーションがゆったりとここちよい。わけはよくわからなかったけれど、照明や音や装置や衣装が、シンプルながら非常に美しく、世界をつくりあげる助けになっていた。こういう舞台をもっとたくさんの人に見てもらいたいよなぁ。