旅、旅旅 公演情報 旅、旅旅」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-20件 / 27件中
  • 満足度★★★★★

    強く惹かれる
    ありふれた一日の風景描写なのかもしれませんが、
    その切り口が斬新。
    独特のリアリティを持った肌合いを感じて
    ぞくぞくしてしまいました。

    ネタバレBOX

    冒頭に現れる大きな果実のごとく、
    家族に含まれた、どこか甘酸っぱくて瑞々しいその感覚が、
    ダンスのごとく
    軽々とヴィヴィッドに揺らぎつづけて。

    観終わって約90分の上演時間以上のボリュームを感じつつ、
    その家族の、
    たぶんありふれた1日に醸し出される想いのふくらみに
    どっぷり浸潤されていました。

    しかも、その浸り感は外側からしみ込んでくる感じではなく、
    内側で共鳴するような感覚でべたつかず軽く深い。

    この視座と描写力、ぞくっとくるほど凄い。
    がっつりとはまりました。

    これまでの公演でも、
    独特な事象への切り口と表現の豊かさに瞠目させられていましたが、
    今回はまた別格。

    今後、この劇団が、
    どんな切り口でどんなリアリティを感じさせてくれるのか、
    また一段と楽しみになりました。

    ☆☆☆★
  • 満足度★★★★★

    変だけど面白い!
    初めてロロを観ました。
    開演前から役者が舞台上でウロウロしていて、役者の「今から始めます」の挨拶で始まり、サザエさんのエンディング曲のパロディで始まる所までで「好みじゃないかも…」と思ってしまいましたが、以降はとても良かったです。
    一番体格の良い男性の役者が女らしく演じようともせずにお母さん役をやったり、出番のない役者はその間ずっと動かずにその場で固まっていたり、出演者全員の衣装にそれぞれ異なる数字が縫い付けられていたり(しかも劇中でその数字については全く触れられない)、全員の疾走や歌やダンスが唐突に始まったり、あえてベタな感動的(に一般的に思われている様)な演出があったりと、普通の「演劇」の枠から出て行こうとする意思が強く感じられました。そういう作品は往々にしてスノッブな感じになるものですが、そちらの方向には行かずに笑いの方向へ持って行こうとしていたのが気持ち良かったです。
    ただ実験的手法を色々試すだけでなく、「家族」と「名付けること」をテーマにした物語としても内容のあるものでした。シュールなシーンの連続に見えるけど、とてもリアルなことの様に感じられました。


    本編終了後にその場で即興的に作られた、次回作の予告編も面白かったです。予告編と言っても次回作とは全然関係ないとのことでしたが、次もとても楽しみです。

  • 満足度★★★★★

    再見
    二度目ということで観る側の理解度が数段増していることを差し引いても、初日にくらべ解像度がはるかに高まっていた印象。だからようやく、ああ、こんなにも丁寧に積み重ねていたのか、一見するとシュールとか感覚的に映るけれど、きっちりと論理が貫かれていたなあ、と納得。そして前回に書いた感想を全面撤回したいぐらい、いろいろと見えていなかったことの多さに恥じいる。

    ほんとダメだね、頭の固い大人は…。

  • 満足度★★★★★

    ろろ!
    吐きそうでした、コンタクト取れそうでした

  • 満足度★★★★★

    にどめ、
    裸を見るより、水着を見た方が燃えるよということ! ほんまに悶絶ですよということ

  • 満足度★★★★

    感覚で観る!
    物語の主軸は舞台の真ん中にデン!と居座るテーブルだ。なんじゃそりゃあ?なんつって驚愕に恐れおののいて仰け反る輩もいてるかも知れないが、テーブルは家族の象徴のような気がするのだ。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    めくるめく舞台の端っこで「めくるめく」という名の少女は家族らしい家族の形を望む。いったい家族らしい家族とはどんなだろう?なんて考えると、たぶん、きっとそれは、昼ドラやファミリー向けに作られた、にぎにぎしくテーブルを囲んでごはんを食べるシーンだ。

    だから、めくるめくは、家族みんなでフランスに行ったり、温泉に行ったりしたい。場所は何処でもいいのだ。家族全員一緒に!これが一番大切な要素だ。しかし、めくるめくの家族はそれぞれが個々の主張を押し通し、個々が勝手にしたい事をする。だから全員がまとまって何かをすること自体が難しい。

    めくるめくはそんな思い通りにならない家族を家族じゃない!なんて考え「家族みたいなことをしてよ!」と叫んでも家族という形態は喧嘩したり、おばあちゃんが死んだり、赤ちゃんが生まれたりと、どんどんどんどん変形していく。一人居なくなって一人増えるみたいに、結婚して別れて恋人にフラレテ傷ついて・・。それでも家族は「さあ、ごはんよ~!」なんつって昨日と同じようにテーブルを囲む。

    家族がそれぞれ描く夢想の中の家族の理想と現実は違うけれど、やっぱり家族というパレードは違った歩調でマーチしながらも、全員が決まった時間に食卓を囲むのだ。

    だから・・・、家族の個々はばらばらで好き勝手なように見えるけれど、それは離れたりくっついたりと磁石のように+とーを繰り返しながら確かな地盤を築く。ワタクシは目の前で繰り広げられた舞台が愛しいと思った。なぜって、本来の家族って、こんな感じだからだ。笑

    音楽といい、訳のわからないダンスといい、ちんどん屋みたいなナリだ。サーカスほど大げさじゃあない。だけれどちんどん屋の音楽は楽しくて物悲しい。そんな温かい家族がベースな物語。

  • 満足度★★★★

    茶の間 de 脳内浪漫飛行
    ロロ史上、最高傑作!というので、行ってきた。家に居ながらにして旅してきた気分を味わえるよう、子供がよくやる”ごっこ遊び”を中心に、あの手この手をつかって力の限り工夫して、満足感が得られるように家族が頑張る話だったような気がするけど、それもどうだか定かではない。
    というのも、旅の定義がきまった何かではなく、旅という単語から派生する何かの連続であったため、旅=観光だったり、魂の旅だったり、運命の人にめぐりあう旅だったり、人生そのものを旅したり、色々だったから。
    だから、アレ?このひとさっきまでここにいたよね?あのひとが、もうこのひとじゃなくなってる!!なんていう状態がよくあった。なので理解を求めるとすごく混乱する。でも、意味を求めることを諦めて一度ロロワールドに身を任せてしまうとすごく楽しい。
    特に、なにげないしぐさやふとした言葉が誰かに飛び火して、音が鳴って、リズムになって、また飛び火して、どんどん感染していってグルーヴ感が生まれて、さらにオカシナ人間模様がフィニッシュする瞬間は、オーケストラとサーカスとミュージカルを一度に観たような、オンリーワンな世界観で、それはそれは言葉にならないほど強烈な演劇体験!!
    しかも登場人物たちは誰もそのことには気づいてなくて。観客だけがそれを知ってるから、すごい優越感で。思い出し笑いをしてしまう・・・。
    好みはきっと分かれるでしょうし、共感も出来ませんけど、とにかく圧倒されたい方、観劇倦怠期な方、ほがらかな刺激を求める方、変なモノ好きさんにはうってつけ。軽く飛べますよ。笑

  • 満足度★★★★

    これも観たなぁ
    時間が経って思い出すと麻雀パイの動きみたいで面白かったです 「ここ」と「あっち」が至近距離で入れかわって、かなりアクティブでした

  • 満足度★★★

    ロロ
    はこれで何回か観たが、

    いやはやこの劇団は面白いと思う


  • 満足度★★★

    シュール、ただただシュール!
    まるで抽象画のように、色々な要素が舞台のうえにあたかも意味がないように提示される。言葉の飛躍、シーンの飛躍、物語の飛躍、見ている方としてはとても危なっかしく見えるのだが、それを崖の一歩手前で踏みとどまってみせて劇的なものに昇華してしまう。ロロの凄さだ。

    もう脱帽するしかない。一生懸命意味づけを考えている自分が途中でばからしくなった。意味ではなく感覚で受け止めなければいけないのだ。正直に言う。ストーリー自体はさっぱりわからなかった。しかし、面白かったことも事実である。これからも三浦直之を追いかけていきたい。

  • 満足度★★★

    意味を考える
    小物とか何?とかきりがないけど意味はあるんだろうなだぶん。わが星なのかと一瞬は思ったりした。

  • 満足度★★★

    マイ・ラヴリー
    世界の大元、LOVEの大元は卓袱台に有り。「予告編」が面白かった。即興で一番大変は「隕石」かな!

  • 満足度★★

    うーん。。
    家族をテーマにした小劇場作品は多い。
    だいたい、「他にリアリティ持って描けるテーマが無いだけなんじゃねーの?」という視点で見ちゃうんだけどそれを超えてくる作品もある。
    この作品からは、残念ながらそれは感じなかった。
    奇をてらった手法の全てがありがちに見えた。
    評判のカンパニーだけに次回以降に期待。

  • 満足度★★

    ふーん
    困りました。

  • 満足度★★

    勢いがありました!
    本編自体勢いが感じられましたが、アフターパフォーマンスに費やすエネルギーがあるのならもっと本編に注ぎ込むべきだと思いました。

    ネタバレBOX

    物と名前の概念をいったん取っ払い…、時空を飛び越える…。

    といっても、登場人物たちの何層にも亘る夢の中の話で、いわゆるアリス物です。私の肌には合いませんでした。

    アフターパフォーマンスは異種対抗戦でしたが、だらだらと時間ばかり掛かっていました。

    即興と言うわけでもないのでしょうが、人気若手芸人じゃないんだからピンでやって急に受けるはずもなく、本編で勝負してほしいと思いました。

    ところで、アンケート用に置いてあったプッシュ式ボールペンをカチカチやっているお客さんがいて耳障りでした。
  • 満足度★★

    斬新・・・?
    超満員の劇場。時折聞こえる観衆の笑い声。もちろん、そこには自分の笑い声も含まれる・・・でも、飲み込むには少し時間が掛かってしまいました。
    小難しく考えるならば、家族って?とか、言葉の概念とは?・・・みたいなことを言ってるのかもしれない。でも、色々な要素を詰め込みすぎて、判りにくくなってしまったかも。
    会場から衣装から、細部にこだわってる感じとかは嫌いじゃなかったです。

  • 満足度

    観ました
    話題なので観ましたが私には合いませんでした

  • 満足度

    申し訳ないですが
    厳しく評させて頂くと、この芝居は観る側の配慮が欠如している。ただただ役者、演出主体で物語が進んでいき、観客の入り込む隙間がない。自分達が楽しければいいのだろうか?
    演劇をやる意味を考えてほしい。やろうとしてる事は分かるが、自分達のやりたい事に固執しすぎだ。この芝居で伝えたい事は、マスターベーションを見せつける事なのか?

    ネタバレBOX

    詳しい感想、意見、苦言などは当ブログにて


    new stage21~劇評ブログ~

    http://blog.m.livedoor.jp/new_stage21/?sso=729dc57b416040dd25693aee189285302622c1e7
  • 柔らかく淡い、確固たる凝固
    水彩を重ね塗りして油絵の質感を生みだそうとしているようにも、思えた。
    伝えたいこと、感じて欲しいこと、惑わそうとする企み、などが色々な技法や絵の具によって描かれていたようにも。劇中、フランスの名付けがふたたび繰り返された瞬間、紛うことなき洗濯機なのに、それがあたかもエッフェル搭であるかのように立ち上がってみえたシーンがなにより素敵☆

    ネタバレBOX

    ちょっと、かつて「夢の遊眠社」に対して、大人たちが戸惑っていたことも、ふと、思い出す。
    そう、この作品は、たとえば演劇慣れしている知識・経験豊富な観客ほど、描かれている世界のすべてを安易に手中に収めようとして失敗するような気が、する。

    なぜなら、一瞬一瞬は平面的な水彩画だから。
    あるいは、情報が愉快に過剰で、案外と、立体化した型状の絵画として観賞するために観客が強いられているものが多かったから。

    たとえば、登場人物の配し方や照明などがかなりフラットで、強弱という視点への導線が敷かれていないあたりに少し不親切さを感じたりもした。
    だから、もっと整理すれば簡単に「売れる商品」にパッケージできてしまうのに、とは思ったものの、そんなに早々と「熟れる」必要なんかあるはずはない。

    もっと大きく実ればいいと、願う。

    だって、これはもう、君たちの演劇なんだから。
  • なるほど
    初見です。期待は大。評価は次回公演で・・・

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