公演情報
「「潜水艦とクジラと・・・」」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
美術は加藤ちかさん。基本的に板上は素舞台であるが袖を付けて一方の出捌けとした下手上がり口、その対角線上の角を少し開けて出捌けとした他は、四周を高さ二尺三寸、厚み七寸程のグチャグチャにたぐね皺だらけにした布のような素材で囲う。土嚢を積んだ土塁のようにも、塹壕から見上げたその上部のようにも、或いは戦争で破壊された建物の残骸を道路の端に集めた残骸の集積のようにも見える。要は観客の知識や想像力、スタンスで見える物が変わるような美術、色は照明効果も用いてのことであろうが薄い黄土色という印象を持った。(追記後送)
実演鑑賞
満足度★★★★
原作は野坂昭如の「戦争童話集」、昨年も観劇しており 本公演で2回目。椿組としては3回目であるという。タイトル「潜水艦とクジラと・・・」は、語られる物語の中の一話+αの意である。そして何より大切なのは、副題「~忘れてはイケナイ物語り~」に込められた思(重)いであろう。文字で書かれた物語は、読み手の想像力で如何様にも思い描けるが、演劇は視覚を通してどのように描くのか?それを手作りという温もりをもって表現する、その発想の豊かさと工夫に感心する。
表層的には面白く、そして楽しそうに描い(演じ)ているが、勿論その中に描かれた内容は戦争の悲惨さ、命の尊さなどである。公演は、童話集からの話など6話(冒頭と最後の歌も含め)を休憩なしで緊密に繋いでいく。それは舞台正面に「8・15夏」と書かれた意味、そこから地続きであることを強調する、そんな演出のように思う。演出といえば、先に記したように 舞台美術は手作り感いっぱいで、戦時下という冷たさとは対照的に、仄々とした温かみが漂う。
椿組主宰の外波山文明氏が読み上げる「戦後なんて、この地球上に一度もおとずれていません。いつも戦時中です。今もどこかで戦争が行われている限り、永遠に『忘れてはイケナイ』物語りなのです」は、上演の意義そのもの。その言葉はウクライナ侵攻〈現実〉が如実に現わしている。
(上演時間1時間40分 途中休憩なし)
実演鑑賞
満足度★★★★★
暗くなり、どっと落ち込むのかと思い行った。
ビックリするほど、明るくおもしろい。
私が一番よかったのはカメさんのシーンだ。
思いきり笑った。本当に傑作。ここが最高。
朗読も感動的だった。
胸が苦しくなった。役者さんの演技がよかった。
二人の兵隊さんのお芝居もよかった。
死にそうな演技がとても上手くて...
顔をメイクで真っ黒にしてリアルだった。
ただ気になったのは、もう一人の兵隊さんの肌の色があまりに白く違和感があった。
せっかく血のついた包帯巻いてリアルだったのに...
休憩時間は、静かなギターか歌のほうがよかったかもしれませんね。
夢中で観ていて、息抜きが欲しかったですね。
子供から老人まで観れるタイプで、だれでも楽しめる、良い作品でした。
次回も是非観たいなあ、と思い帰途に着きました。