仮名手本吉原恋心中 公演情報 仮名手本吉原恋心中」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-13件 / 13件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    演者、ストーリー、舞台美術、衣装も全部はなまる!艶やかで切なくて。良い時間が過ごせました。ありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2022/10/07 (金) 19:00

    初見の団体である。といっても主宰(この作品の作・演出)の椿紅鼓は何回か舞台で観ている。東方守護-EAST GUARDIAN- (出演者全員が椿姓を名乗る団体だった!)の「天守物語綺譚」や「阿弖流為-ATERUI-」、数々の秀作を発表しながらも解散した芸術集団れんこんきすた「雲隠れシンフォニエッタ」あたりだが、実はもっともっと数多く彼女の作品を目にしている。手に取っただけで目を奪われる時代絵巻AsHのチラシ群をデザインしている京山琴佳というのは椿紅鼓の別名なのだ。

    舞台装置は花魁ものの芝居でよく見るタイプで、特に目新しさはないものの、豪華な雰囲気は出ている。

    シェイクスピア「ロミオとジュリエット」と近松の「曽根崎心中」にヒントを得た物語だとのことだったが、なるほどこの2作がうまくミックスされている。
    「曽根崎心中」といえば増村保造監督、梶芽衣子・宇崎竜童主演の映画が秀逸なものだったが(私の邦画BEST5の1本だ)、そのテンポの良さをも感じさせる。
    殊に目を見張ったのは、役者陣の所作。若い人が作る時代劇では役者の所作がなっていなくて幻滅することが多いが、この舞台では隅々にまで演出の目が行き届いている。

    残念だったのは勘定吟味役・東上左次衛門が屋敷の外を出歩く時にも着流しだったことと、主人公・菊之介の衣装。傾奇者(かぶきもの)じゃないんだからあんな派手な衣装はないだろう。演じる小山蓮司が北区AKTとは異なる役柄を好演していただけに残念。
    初花役の濵田茉莉奈は初々しさを感じさせるが、時代劇としての演技はイマイチか…。
    ラストは初花が「お前の鞘はこの胸だ」と剣を胸に突き立てるのかと思ったが、さすがにそれはなかった(笑)。

    演出の端々に東方守護、今でいえば呼華歌劇団のような感じがあったのは意図的なものか。

    タイトルの「仮名手本」というのは「仮名手本忠臣蔵」にあやかったのだろうが、この作品中では特に意味はない。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    和製「ロミオとジュリエット」はなかなかに良かったです。が主役2人がミュージカル調に歌うのかと思っていたので残念ながらあの場面は要らないかと・・・むしろ興をそいだ感しかなかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    お面をつけた皆さんが踊る開演の演出はとても良かったのですが、お大尽が出てきてマイクまで使って歌い踊るシーンは中途半端に感じられ、いっそ無くして2時間で終わらせて欲しいと思ってしまいました。やるなら客席も巻き込んでもっと派手にした方が良かったのでは?
    本日は千秋楽。そこで知った衝撃の事実はネタバレで・・・

    ネタバレBOX

    観劇の時間が取れるのが今日のこの時間だけだったので、大千秋楽に行きました。
    知り合いの方がいて終演後に話したのですが、彼女曰く「ラストがこの展開になったのは今日だけ」何回も見たそうですが今日だけラストシーンが二人の心中で終わらなかったのでした。私も驚きましたよ。ロミオとジュリエットなのに、心中なのに、菊之介は自分だけ刀で自害してしまうのです。では残された初花はその刀を使って後を追うのかというとそうではなく、まるで菊之介が一人で自害したように剣を持たせその場を去るのでした。
    初花は母の形見の簪を握りしめて走り去るので、もしかしたらそれを使って一人自害するのかも知れない。菊之介を一人残したのは心中よりも世間体がいいと考えたのかも知れない・・・とも思えるし、心中の前に二人で手を重ね合うシーンがあって、それは二人にとって「生きろ」と言うメッセージを表す仕草。菊之介が初花を切れなかったのもそのメッセージを思い出したせいなのかも、そして初花はそれを受け取り、この先どんなに辛く厳しくても「生きる」ことを選んだのかもしれない・・・
    と、こちらが如何様にも考えられる、考えさせられるラストシーンなのでした。
    それはそれで、初花にエールを送りたいですが、雪降る中の心中シーン、友人が「良かったよー」と言ったそのシーンも見たかったです。
    私はたまたま何度も見ていた友人から話が聞けましたが、この回しか見ていなくて、別の回を知らない方はどんな感想を持ったのか知りたいです。
    そして演出の椿さんに、どうして今日だけ違うラストシーンにしたのかお聞きしたいです。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    洗練され完成度の高い舞台芸術。見応えがあり、圧倒的で感動的な舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    着物や簪等の小物が綺麗でかなり凝っているのが素敵だった。最近は着物?と思える衣装で時代劇をやるのを観ていたので久々にキチンとした衣装を見れて嬉しかったです。また客席の通路を演者さんが通るのがまるで現代と江戸がつながっているようで不思議な感覚を味わえました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    「『ロミオ&ジュリエット』『曾根崎心中』にヒントを得た殺陣・歌・踊り・三味線演奏ありのドラマティック時代劇」という謳い文句…なるほどなぁ。元禄時代という設定だから「曽根崎心中」なんだろうが、どちらかと言えば「箕輪心中」の方がしっくりくる。タイトルの「仮名手本」は、歌舞伎の演目「仮名手本忠臣蔵」を意識したのかも知れない。ヒントにした作品があっても、本作は紛れもなくオリジナル、歌舞伎の書き抜きのように役者の血肉となり独り歩きし出した。
    さて、所作は良かったが、気になるところもあり少し残念だ。
    (上演時間2時間30分 途中休憩あり)

    ネタバレBOX

    舞台美術は吉原遊郭の紅屋。中央に階段、上った正面に大きな襖があり、白牡丹と赤牡丹、そして蝶が舞っている。牡丹の花が主人公の男女を表しているようだが、その間には黒い川のようなものが描かれており、2人の行く末を暗示しているかのようだ。赤い欄干や半月型の門構・提灯が廓の雰囲気を醸し出す。

    物語は語り部の案内、お題は「恋」だと言う。そして面をつけた妖しげな群舞から始まる。時は江戸時代の元禄11年の大火(勅額火事)、それから5年後の元禄16年正月の三日間に出会った男女が恋に落ち 泡沫の夢を見る。出会った2人は、旗本直参 勘定吟味役の東上家の養子だが跡取りの菊之助(小山蓮司サン)と吉原花魁の付き人(将来の太夫候補)・初花(濵田茉莉奈サン)、武士と水揚げ前とはいえ遊女である。しかし想う心は同じ。結ばれるのが難しいという状況が「ロミオとジュリエット」であり、タイトルにある心中が「曽根崎心中」である。しかし武士と遊女であれば「箕輪心中」を連想してしまう。

    説明にある―浮き世は夢 人生は朝露の如しーなど、2人の逢瀬に歌う場面は抒情的で浮世を感じさせる。2人で約束を交わすが、いろいろな事情によって果たせない。男は夢の中でしか約束を果たせない、女はその夢の中へ行くだけ、という台詞は 古今東西変らない事かも知れない。演出は、物語の始まりと休憩後の始まりが三味線の演奏、一瞬にして江戸情緒へ誘う上手さ。
    ラスト、心中らしい白の死装束に色鮮やかな赤い帯という観(魅)せ方も印象的である。雪が降り、その中で自害しようとする2人の情景が美しくも哀しい。

    気になったのが、勘定吟味役の着流し。そして男優何人かの長髪、特に現代的な側頭刈上げや 前髪が垂れ下がっている姿には違和感を覚える。全体を和装でまとめ 時代ー吉原遊郭の風情を漂わせている中での現代的な風貌は目立つ。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    豪華で美しい舞台でした。とても面白かったです。
    若者2人の悲しい恋の話ですが、お家問題、遊郭の女性達の姿、友情など、様々な要素が盛り込まれていました。
    衣裳は本格的で観応えがあり、役者さん達の熱演も良かったです。
    ラストは悲しくて美しくて、涙が出そうでした。
    濃密な時間を過ごせて、大満足でした!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    吉原の郭がリアルに目の前で観れて感激でした。
    テレビでは、とてもこの美しさは出ない。
    色彩がとても綺麗で、遊女さんたち、そして着物、帯も観ていてハッとするくらい美しくて...
    殺陣、踊りと盛りだくさんで、とても楽しめました。
    主役のお二人がとても、純粋で観ていて感動しました。

    最後のシーンがいつまでも焼き付いて離れません。
    本当に素晴らしいお芝居でした。

  • 実演鑑賞

    良い舞台だったと思います。

  • 実演鑑賞

    TOKIOの松岡君似の悪役をはじめ魅力的な俳優、演技がいっぱいでした。
    生の声とP.A.を通した声に差があったのが少し気になりました。
    ピーッていう音が鳴っていたけど、あれって何?

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     豪華絢爛、廓の非情もリアルに描きつつ、純愛の美しさを見事に表現。脚本、演出、演技、効果、舞台美術、キャスティング、受付も良い。タイゼツ、ベシミル!!(急用が入ってしまった、追記10.9:11:23)

    ネタバレBOX

     舞台美術も見事だ。奥中央には大輪の紅白牡丹、下手に白、上手に紅の配置でそのあわいを蝶が舞う。男と女の恋を象徴しているのは無論である。この絵の完成度の高さは見事なもので、流石に良い舞台を創る劇団は総てに配慮が行き届いている。その手前には下手は半円形をくり抜き、上手は通常の直角に交差する仕切り、中央手前には廓へ上がる階段が設えられこの階段の両脇にやや奥に矢張り階段が設けられているが、場転に応じて両側面の階段は撤去されることもある。また中央階段を登り切った所は踊り場になっており、劇中、廓内部の部屋や客を迎え入れる場等様々に用いられる。出捌けを考慮してこの踊り場の両側面にも階段が設けられている。これら大道具を設えた客席側が本来の舞台床になるが、ここは往来や外部の某所等廓の外の世界を表現する際に用いられるのが基本だ。出捌けは上・下側面を主とするが、道行など心中物には不可欠の要素を有効に生かすこともあり、客席側通路が上手、下手共場面状況に応じて用いられる。花道が作られる前の否能の橋懸かりが作られる以前迄遡れるかも知れない役者の登退場以前には、こうであったであろうと想像させるだけの力を持った用い方であった。
     上演中故、個々の展開の詳細は書かないが、恋の始まりに抒情的な短詩を菊之介(ヒーロー)がヒロインの初花{吉原一の太夫候補(但し未だ水揚げ前)に贈り、彼女がその詩の内容を正確に理解するも未通女故それが実際何を意味するかは正確に分かっていない、この少女の恥じらいが実に良く表現されている}初花が短詩を正確に理解できたのは、彼女が元々利発であったことは類推できるが、武士の娘であったことが大きい。父の博打の借金のカタに売られたのである。一方ヒーローの菊之介は勘定方を務める義父の旗本本家嫡男、元禄の大火によって両親を失い、叔父の養子として暮らしている。分家の石高は五百石、可成りの家であり、許嫁も居る。だが、養父の実子・佐次衛門は、如何に不幸な目に遭って自分の家に養子として入ったにせよ、家督を本家に取られれば、自らは他家に婿養子として入り他家の家督を継いで生きるか或は自らの生家に残り生涯囲われた生活を送るしかないことを肯んじることができず、義弟をカッコウに準えて昼も夜も執念く悪だくみを仕掛けていた。然し、品行方正、義と人情に厚く知的レベルも徳も高い菊之介自身に付け入る隙は中々無い。そこで菊之介の親友・松平に阿片を仕込み借金まみれにしていた。松平の母は重い病に掛かっており、治療費も大変だ。一方阿片のせいもあってか、松平は早くから女遊びも覚え吉原に馴染みの廓もあった。初花と菊之介の出会いは、元服の祝いを義父がしてくれるその日、松平が吉原に菊之介を連れて行き、彼の馴染みとは異なる店で偶然出会ったことで互いに一目惚れしてしまったからだ。結局、義父の用意してくれた祝いにゲコの菊之介は飲まれ不義理を働いてしまったのみならず、その後、義父が菊之介の将来の為にと膳立てしてくれた上司への挨拶と十両の金は、松平の母の治療の為貸してしまい、これがもとの大事を引き起こすこととなった。ネタバレはここ迄としよう。
     廓の仲間たちのリアルな苦労は、梅毒を患った者がどう扱われていたかや、マブを他の遊女に取られると警戒した際、普段は嫌った振りをしてワザと客を待たせたり、じらせたりしている当人が本気になって怒ったりするシーンで如実に描かれる。また、生の三味線演奏で舞台を盛り上げる趣向もグー。更に狂言回しとして狐の面を被った役者が物語の流れを実に上手く運んでいる。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    意識の高い劇団さん というイメージを持って向かいましたが、これはすごっ!美意識の高さはひょいっと予想を超えていました。
    素人目にもクリエイトな和衣装が艶やかでカッコ良く、劇中に織り込まれた殺陣・歌・踊り・三味線演奏、もう全てが一級品。
    だからと言ってお高くとまった系でもなく、なるほど 銘打たれたドラマティック時代劇という表現に大納得、まさにジャパニーズエンターテイメント!
    「ロミオ&ジュリエット」「曾根崎心中」にヒントを得た と説明文にありましたが「吉原炎上」のエッセンスも色濃く入っていたと思います。

    三味線&唄にのせての“狐”の口上、冒頭から一気に妖しげな世界に引っ張り込み
    若い役者さんが多いのでいぶし銀とはいきませんが、時代劇の基本(発声や所作等々)がしっかり出来ているのと、それぞれの役どころをキッチリ演じられているので ず~っと観ていても心地良い状態、その世界観、物語が織り成す機微を楽しみ尽す事が出来ました。
    嫉妬・打算・裏切り、物語の行方はコロコロ転がって愛と憎しみの雪だるま
    王道とも言うべきジャパニーズドロドロたっぷりの時代劇を思いっきり堪能したい!という方には超おすすめの公演です。

    ネタバレBOX

    主役のお二人は華だけでなく好感度も備わっていたのが良かった(これは重要)
    脇を固める役者さん達のキャラも演技もしっかりしていたので正真正銘 隅々まで楽しめました。
    ただ些細な事ですが気になった点がひとつ
    出入りする舞台袖のスペースがちょっと狭いのでしょうか
    たまにですが舞台から引っ込む際に注意力が一瞬そちらに移ってしまうというか素になってしまう瞬間があったように感じられ、それってほんの1秒あるかないかなのですが、ここまで良く出来た作品であればこそ気になった点といえます。

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